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2007年08月のバックナンバー

2007年08月01日

新公共経営(NPM)について再認識。(サマーセミナー)

13:00 区役所会議室にて会派主催の「サマーセミナー」を開催。夏休み前、毎年恒例の研修会です。

 講師は明治大学・公共政策大学院 北大路 信郷 教授。北大路先生は公共経営研究・政策評価研究の第一人者。 静岡県の行政専門アドバイザーも務められています。

 研修テーマは「新公共経営」(N・ニュー P・パブリック M・マネージメント)について。

 この理念は我が区でも煙山区政時代に導入されています。今日はその実践法やキー概念となる「作戦マネージメント」などについて、 実際に静岡県で行われている手法も交えながら解りやすく講義していただきました。

 NPMについては私達もずいぶん議論してきましたが、今日の研修はまさに「目からウロコ」の内容ばかりで、 驚きとともに認識を新たにしました。

 「議会の役割は成果を買い取ること。市民から財布を預かり、最も賢い買い物(調達)をしなければならない。 そしてその調達先は民間事業者・NPO・その他どのような団体や組織でも良いのであって、 行政執行部の事業部門はその調達候補のひとつにすぎない・・・。」そんな北大路先生の言葉は私にとってはとても印象的で、「成果」 を重視する意識や、今日改善し、明日はより高い生産性を実現する!という目標がはっきりと示されていました。

 私達も今日のこの成果を、議会の中でしっかりと活かしていかなければなりません。

2007年08月02日

癒されます・・・。(一通のメールから)

 暑い一日でした・・・。

今朝もラジオ体操で一日がスタート。日中は地元で人と会うなどして慌しく過ごしました。そして夜は2件の会合に出て、 午後9時過ぎの帰宅。正直くたくたで~す・・・。

 とはいえ早速PCを開きメールチェック、一通の暑中見舞いが届いているのに気づきました。

 差出人は浅草の大島さん。同氏とは20年来のお付き合い、私がまだ若いころ本当にお世話になりました。 明るさとユーモアでいっぱいの典型的な浅草人です。

 メールに添えられていたのが右の写真。

 はっきりいって大ウケです。あまりに面白かったので大島さんに電話して「ブログで紹介していいですか?」って聞いちゃいました(笑) 。どうも友人から仕入れものだそうで、転写OKということでした。

 最近はお会いすることも少なく、突然の私からの電話にややびっくりされているようでしたが大島さんもお元気そうで何よりでした。

 それにしても白くまクンもさぞかし辛いことでしょう。
 「うだるような暑さにメゲているのは、俺だけじゃない・・・」そう感じさせる「癒し」の一枚でした。

2007年08月03日

配分から裁量へ。(八王子から・・・)

13:00 八王子市民会館で行われた「第45回 東京河川改修促進大会」に出席。

 会場には東京の河川流域の自治体関係者が集い、治水対策予算獲得の為の国および都への要望事項を満場一致で決議しました。

 関係自治体は14区・21市・2町・1村。我が文京区も神田川を抱え、治水対策は区政の重要課題のひとつでもあります。

 昨今の局所的な豪雨による被害の増大や、治水予算が減少の一途をたどるなど、今後の治水関係予算の獲得は必死の状況です。 しかしながらこうして関係自治体が決起してまで国や都に予算要望しなければ問題が解決しないという現実もとても悲しいことです。

 まさに中央集権的なシステムの弊害だと思います・・・。

 住民に最も身近かな政府である市区町村が必要な治水対策について、国や都から配分を受けるのではなく、 自らの裁量において予算措置が講じられるような仕組みを早急に構築していかなくてはなりません。

 これは治水対策のみならず、他の様々な地方の事業にもあてはめて言えることです。

 そのような意味においては現状、地方分権(主権?)の実現はまだまだ道半ばです・・・。

 

 

ベテランの実力に期待!!(橋本議長就任祝賀会)

 夕刻、久しぶりにネクタイを締め東京ドームホテルへ。

18:30 同ホテルで開催された「橋本直和さん文京区議会議長就任を祝う会」にお招きを頂き、出席。

 橋本直和議長は私にとっては兄貴分、党派こそ違いますがこれまで親しくお付き合いしてもらいました。 奥様にも日頃から大変お世話になっていますし、御次男とは宿敵ソフトボールでのライバルでもあります。そうした意味も込め、 このたびの橋本議長誕生は私自身にとっても大きな喜びでもあります。

 事実、橋本議長は区議会6期の実績で議会内でも今や親分的存在、しかも温和な性格と根っからの明るさでみんなから信頼されています。

 今後持ち前の実力とキャリアを充分に活かし、議会の顔として立派に役目を果たして頂けるものと確信しています。

 私自身も早いもので今期で議員生活4期目を迎えました。今や議会の中でも中堅的立場です。橋本先輩の後を追い議会人として、 そして何よりも区民の幸せを最優先にその役割を果たしていきたいと思っています。

 

2007年08月05日

メッチャ悔しい!(1点差届かず・・・)

 のんびりバスケット夏の大会(岸本杯)に参加。

10:30 湯島総合体育館、私が監督を務めるN・Sフープスは初戦ブルーセブンと対戦。

 チーム結成以来念願の1勝を賭けての戦いです。相手とはレベル的にはほぼ互角、チャンスありです!
我がチームの売りは選手全員が一丸となって戦うこと、「リバウンド・シュートチェック・そして速攻、これを最後までみんなでやり続けること。 」そう檄を飛ばしました。

 前半戦はシーソーゲームの展開、中盤でミスもあり7点差まで離されましたが、後半相手が疲れたところを突いての怒涛の速攻攻撃! 選手層の厚い我がチームにとっては絶好のチャンス、攻めに攻めまくり相手を圧倒したのですが1点届かず、ゲームアウト。

 33対32、メッチャ悔しい結果となりました・・・。

 でも我がチームにとっては大きな成果です。後半追い上げるゲーム展開はこれまでなかったこと、 しかも猛暑の中を本当にみんな良く頑張ったと思います。
私も第1・2・4ピリオドとゲームに出場しましたが気合が入りすぎたせいか、足をひねり軽い捻挫に・・・(気をつけなければ)。

 遠かった1勝への道のりは、一気に明るい兆しが見えてきました。これからも練習を怠ることなく、 何とか早いうちに念願を叶えたいものです(少笑)。 

 

2007年08月06日

知恵と努力で・・・。(頑張れ荒汐部屋)

横綱 朝青龍のモンゴルサッカー事件・仮病疑惑騒動で何かと揺ている各界ではりますが、 一方で国技たる相撲の再興のために懸命に努力をしている相撲部屋もあることをこの機に是非、ご紹介したいと思います。

 私の町(千駄木二丁目西町会有志)で応援している「荒汐部屋」です。

私も最近、町の応援団長である橋本敏之さんに誘われ応援団に入りました。
同部屋は日本橋浜町の地に誕生して4年、関取もまだいない新興の部屋ではありますが、親方・おかみさんそして弟子達が一体となり、 知恵と工夫で「開かれた相撲部屋」を目指す素晴らしい部屋です。

 そんな荒汐部屋が嬉しいことに、今朝の朝7時のNHKニュース「おはよう日本」 で取り上げられ新弟子獲得に向けての意気込みが現場から生中継されました(写真)。

 稽古場の開放に始まり、部屋のオフィシャルホームページの充実、 地域との交流などなど荒汐部屋が示すその努力と創意工夫には本当に頭が下がる思いがします・・・。 今日の生中継もそんな部屋に対する高い評価への表れだと思います。

 昨年は、我が地元汐見小学校にも弟子の皆さんが来校くださり、餅つき・ちゃんこの振る舞いなど大変お世話になりました。

 そんな努力の甲斐あってか出世頭の幕下 蒼国来は現在十両目前、来場所期待がかかります。

 歴史と伝統・しきたりを重んじるのはこの世界では当然のこととは思いますが、 と同時に時代を読む知恵や努力なくしては生き残れない現実もあるようです。

 相撲界全体の再興、そして部屋同士の生き残りもし烈、まさに生き残りをかけての戦いです。

 努力はきっと報われる。頑張れ荒汐部屋!!

 荒汐部屋オフィシャルサイトhttp://www.arashio.net/是非ご覧ください。

2007年08月07日

「信頼される国づくり」を目標に!(総支部懇談会)

 今日、選挙後初の参議院が召集され我が党の江田五月参議院議員が議長に選出されました。 民主党にとっては歴史的1ページの幕開けです。

18:30 浅草にて民主党東京第2区総支部主催の懇談会が開催。文京・台東・中央区の党所属議員が出席、 参議院選挙の総括と意見交換が行われました。

 挨拶に立った中山よしかつ総支部長は「私達の目指す政府(国づくり)は大きな政府でも小さな政府でもない。 今こそ国民から信頼される国づくりを進めていかなければならない。」と強調。

 参議院選で大勝した我が党ですが、まだまだ政権奪取を実現するための出発点に立ったに過ぎません。 今後も私達地方議員が率先して民主党の政策を国民に訴え続け、衆議院を早期解散に追い込むことが最優先。

 気運は高まっていますし、みんなの意気込みも最高潮です!!

2007年08月09日

特集! 政権交代へのキーワード(その1) 「国政調査権」

今日から4日間にわたり、特集「政権交代へのキーワード」 と題して今後の政局のポイントとキーワードについて私なりの意見をまとめ、お伝えしたいと思います。

初日の今日は「国政調査権」について。

 我が民主党の小沢代表も 「参議院での過半数の獲得は国政調査権を行使できるという点でも大きな前進。」と表明していますが、この国政調査権っていったい何?

 

 日本国憲法の第62条には「両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、 これに関して証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。」とあります。これがいわゆる「国政調査権」です。 当然、調査権の発動には各院の過半数による議決が必要です。

 

 一般的には証人喚問が私たちにとってもお馴染みですが、各省庁など行政機関が持つ資料・ 情報などの提出を求めることも出来ます。「消えた年金問題」についても、これまで厚生労働省・ 社会保険庁が資料や情報の提供を拒んでいたものが、この国政調査権の発動により提出させることが可能となります。

 

 年金ばかりでなく、今後この調査権の発動により様々な分野での情報開示が進むことになり、 新たな税金の無駄使いや行政の怠慢が発覚する可能性も・・・?

そのような意味においては参議院で野党が過半数を得て、 国政調査権を発動できる環境が整ったことは、今後国会論戦の場で安倍政権を追い込む上で、 民主党にとっては大きな武器を持ったことになります。

 

ちなみに国政調査権の発動については昨年ライブドア問題で堀江被告から武部幹事長(当時) の次男への送金メールについて、金融機関名の提示するよう前原民主党代表(当時)が小泉総理(当時) に調査権の発動を提案しましたが受け入れられませんでした。

 

また「国勢調査」とは意味が違いますのでお間違えのないように・・・(明日へ続く)

 

 

2007年08月10日

特集! 政権交代へのキーワード(その2) 「マニフェスト」

 今日のキーワードは「マニフェスト(政権公約)」。

この言葉はもう皆さんにもお馴染みだと思います。

マニフェストを国政選挙のPRとして取り入れたのは我が民主党が最初(当時管 直人代表)。

  ちょうど今から4年ほど前、2003年の頃です。

 その年、改革派知事と言われた北川正恭三重県知事・増田寛也岩手県知事・ 片山善博鳥取県知事らがマニフェストを本格的に提唱、 民主党もそれに追従する形で、新しい政権公約のあり方として広めていきました。

 その後、選挙運動そのものも一変、それまでは候補者本人が主体となった選挙運動が主流でしたが、マニフェストの登場により 「政権公約」を訴える党主導の選挙運動へと変貌。

 私達の運動も候補者のPRよりもマニフェストを有権者に配ることのほうに力点が置かれるようになりました。

 またこのマニフェストの登場により、相手候補(政党)への中傷誹謗やネガティブキャンペーンではなく、国民のための約束(公約) を印象づけ、正面からフェアプレーの戦いをしようという気運が高まったという意味では、 わが国の選挙史上に新たな1ページを記したものと思われます。

 以来、マニフェストへの有権者の関心は確実に高まっています。現場(街頭)に立ち、 実際配布作業にたずさわる私がそれを一番肌で感じています。

 であるが故に、このマニフェストの重みを、提唱する政党側がもっと強く認識しなくてはなりません。 有権者はしっかり内容を吟味していますし、監視をしています。

 つまり選挙で勝つ、政権交代を実現するためにはこのマニフェストは最も重要なアイテムであるということです。

 今回の参議院選挙において地方1人区で民主党が圧勝したのも「格差の是正」や「地方の再生」を求める有権者の声の表れです。 ですから我が民主党としてもマニフェストで掲げた約束、とりわけ地方の再生という点では、農業の「戸別所得補償制度」 などについても早急に法案にして国会に出していくことが必要だと思います。

 有権者はしっかりと見ています・・・。手を抜いてはいけません。(明日へ続く)

 

 

2007年08月11日

特集! 政権交代へのキーワード(その3) 「コミュニケーション戦略」

 特集3日目、今日のキーワードは「コミュニケーション戦略」。

なにそれ?って感じですが、今 政界では注目を集めていることばです。

 政権交代を実現するためには当然、選挙で過半数を得ることが必須ですが、 その選挙戦に勝つための手法の一つがコミュニケーション戦t略です。(以下コミ戦と記します。)

 コミ戦が最も成功した例として挙げられるのが2年前の「郵政民営化選挙」。

  自民党の歴史的大勝利でした。

 当時は、小泉総理の稀有なキャラクターと決断力が大勝の要因とされていますが、そんな小泉氏を支え、 選挙戦を操ったのが自民党内に設置された「コミュニケーション戦略本部」(座長 世耕弘成参議院議員)だと言われています。

 世耕氏をキャップにして党職員、民間広告代理店社員などでで組織されたこの「コミ戦チームは」、詳細かつ綿密な情報収集と分析・ そして徹底的な危機管理で候補者やマスコミを操り、党本部が主導権を握った選挙戦を展開していきました。

 「造反組」「刺客」「マドンナ」などの言葉を巧みに操りメディアを翻弄して、 国民をテレビの前に釘付けにさせたのも実はこの自民党コミ戦本部の策略だったそうです。

 刺客とされた佐藤ゆかり候補が選挙区岐阜に入る際に、「この岐阜に嫁ぐ気持ちでやってきました。」と言わしめた、その台詞を作ったり、 片山さつき候補の髪型まで変えさせたのも、この自民党コミ戦本部だったというのですからびっくりです。

 コミ戦のテーマは「マスメディアをいかに巻き込み、翻弄し、選挙戦を有利な方向に導くか?」ということ。 そのような意味ではあの選挙では、各メディアも自民党に「してやられた!!」と今でも感じているようです。

 このように選挙戦も各選挙区において候補者同士が力と力でぶつかり合う選挙から、党が主体となって行う情報戦・心理戦・ 洗脳戦に変わりつつあります。
有権者にとっては「選ぶつもりが選ばされてしまった・・・。」という感覚ではないでしょうjか。

 今回の参議院選挙でもそうしたコミュニケーション戦略の一端が見うけられました。それは・・・

 民主党の小沢代表は選挙前からただひたすらに地方1人区を廻り続けました。

 田んぼの真ん中や公民館の駐車場でビール箱の上に立ち、とつとつと訴える小沢代表と、 大聴衆の前で力強く演説する安倍総理の姿が連日テレビを通じてお茶の間に届けられましたが、 有権者はこれをどう見ていたでしょうか・・・?

 また、「過半数が取れなければ政治家を辞める」との小沢代表の強いメッセージも国民に大きなインパクトを与えたものと思います。

 意図的であるかないかは別としても、こうした光景やメッセージをメディアを通じて伝え、 有権者を動かしていくことがまさにコミュニケーション戦略です。

 勿論、選挙の争点はあくまでも「政策」であり、有権者の正しい判断による「選択」で議員や政権政党が選ばれるのが本来の姿です。

 私達有権者一人ひとりも、2年前の教訓を胸に「劇場型」「ワイドショー的」 な流れに翻弄されぬようしっかりと判断していかなくてはなりません。

 (明日が最終回です・・・)

2007年08月12日

特集! 政権交代へのキーワード(最終回) 「トライアングル選挙」

 3日間に渡り、特集で民主党の政権奪取に向けての展望を私なりに綴ってきました。

 最終回の今日のキーワードは「トライアングル選挙」。
 
ここ数年間の選挙分析の中でよく言われること、それは「選挙は三角の形をしたパッケージ・ トライアングル。三角形の頂点には総理候補たるリーダー、マニフェスト、そして候補者がいる。 このトライアングルがより強固に結びついていることが勝利につながる。」ということです。

 そんな中でも最も注目視されるのがやはり「リーダーの存在」でしょう。

 選挙は今や候補者主体から党主導に変わりつつあります。二大政党化が進む中、国民にはっきり目に見えてきたのは総選挙は 「政権を選ぶ選挙・総理大臣を選ぶ選挙」になってきているということです。

 そういう意味からいえば、リーダーの力量が選挙を左右するといっていいでしょう。

 話をトライアングルに戻しますが、2年前の郵政選挙を例にとってそのトライアングルを検証してみると・・・。

 民主党の3角形の各頂点は、(1)岡田(リーダー)・(2)年金、子育て(マニフェスト)・ そして(3)候補者の3点でした。

 一方の自民党は(1)小泉(リーダー)・(2)郵政民営化(マニフェスト)・そして(3)候補者「刺客」の3点。

 3つの頂点を比べてみても、どれも力負けしたという印象です。

岡田代表(当時)は本当に立派な政治家だし選挙にも弱くはないと思いましたが、小泉氏のキャラには見劣りしてしまいました。 それに自民党はマニフェストも「郵政民営化」1本に絞られていたし、巧みなコミュニケーション戦略で候補者(刺客) とのつながりも強固でした。一方の民主党はどれもバラバラといった感じ。

 あわせてメディアにまで見放されてしまっては惨敗もうなずけるかも・・・?

 では今回の参議院の選挙結果はどうでしょうか・・・?民主党が力勝ちしたというよりも、 安倍政権があまりにも危機管理能力に欠けていたという見方が大勢のようです。

 ゆえに、次の総選挙での小沢一郎民主党代表の力量が問われます。

 政権交代が本当に実現するかどうかは次の総選挙にかかっています。 そしてそれは我が民主党にとっては高いハードルであることも事実です。

 小沢代表をトライアングルの頂点にして、今の日本を立直す正しい政策をマニフェストに掲げ、所属議員・党員・ サポーターが一致団結して選挙に臨んでいくことが今、求められているのだと思います。

 これまでの教訓を活かし、同じ失敗を二度と繰り返さないこと・・・それが大事です。

 (特集終わり) 

 

2007年08月13日

ごみの分別方法が変わります。(モデル事業を実施)

 新しいごみの分別についてのお知らせです。

 来年度に予定されているサーマルリサイクルの導入にあたり、 文京区でもモデル事業を先駆けて実施することになりました。

スタートは10月1日からです。

 モデル対象地区は小石川5丁目・大塚3丁目・本郷4・5・6丁目・千石3・4丁目で、同区域内ではごみの分け方が変わります。

 サーマルリサイクルは不燃ごみも可燃ごみとして処理し、そのエネルギーを電力に変えようという新しいリサイクル方法で、 各焼却場においても実証実験が進めらています。

 文京区においても来年度からは、これまで不燃とされてきたプラスティック製品・ゴム・ 皮製品なども可燃ごみとして扱われるようになると同時にペットボトルと白色トレイについては資源として集積場などにて回収されるとのことです。

 これまで長い間区民の中で定着してきた仕組みを変えていくわけですから、 このモデル事業もその成否を問われる重要な試みとなることでしょう。

 導入に当たっては混乱が起きぬよう是非このモデル事業を成功させてほしいと思っています。

2007年08月14日

43回目です。(あまり嬉しくありませんが・・・)

8月14日、今日は私の誕生日です。

 数えて43回目は自分なりにもちょっとショックで、「もう若手なんて言っていられないなぁ・・・」 と手放しでは喜べない私です。

 それでも、これまで自らの歩んできた道に悔いはありませんし、これからも若々しさを失うことなく、 政治の道一筋にしかも常に現場主義で、区政の一翼を担っていく覚悟です。

 また、今年は選挙の年でもありました。区民の民さんの審判を受け責任の重さも感じていますが、 今後もこれまで通り日々の活動をおろそかにすることなく、地道にかつ堅実に歩んでいきたいと思っています。 中年の域に入った渡辺まさしではありますが変わらぬご支援をお願いいたします。

 尚、夏休みのため18日まで日記の更新を休止させて頂きます。 19日には更新再開いたしますのでご容赦のほどどうぞよろしくお願いいたします。

2007年08月19日

Shall we dance? (校庭から・・・)

 夏休みを頂き、リフレッシュしてきました。今日からブログを再開いたします。

 夕刻、根津小学校校庭へ。恒例の盆踊り大会です。地元の踊りの会、学校、PTAなどが一緒になってのビッグイベントです。
 
 踊りの櫓(やぐら)を中心にして周囲には手作りの模擬店が軒を並べ盆踊りを盛り上げます。
かき氷に綿菓子、焼きそば、焼き鳥、フランクフルトなどなど・・・そこはちょっとした夏祭りの雰囲気です。

 我がふるさとには青き山も清き川もないのですが、こうした温もりあるイベントが子供達にとって「故郷(ふるさと)の思い出」として、 いつまでも心に残り続けることを祈ってやみません。

 

2007年08月20日

弱者救済と個人情報保護。(新聞記事から・・・)

 今朝の新聞記事から・・・。

 災害時に手助けが必要なお年寄りや障害者の救出・安否確認に欠かせないのが「要援護者名簿」。

 この名簿について内閣府では2005年から早期作成を目指し、自治体に対応を求めてきたようですが、 現状なかなか進んでいない実態が明らかになりました。

 壁になっているのが「個人情報保護法」。

 この法の流れを受けて、希望者のみを対象とする「手上げ方式」にとどまる自治体が目立ち、 内閣府が新指針で個人情報に関する見解を緩和したにもかかわらず、現実には対象者の1割~2割程度しか把握できず、 名簿作成についてはどの自治体も不充分だとのことです。

 大きな問題だと思います。

 文京区において現状どうなっているかについては私も承知していませんが、最近 区内の民生委員さんからこんな話も聞きました。

 「民生委員の仕事としては個人や家庭のプライバシーにまで関わることもしばしば。当然情報収集も必要で、 役所にも情報提供をお願いすることもあるが最近は個人情報保護の流れを受けて、情報がもらえないことも多く困惑している・・・。」

 「要援護者名簿」の作成のみならず、様々な分野で高いハードルがあることを感じざるを得ません。

 お年寄りの一人暮らしが増えている文京区でもあります。弱者救済への施策充実は論を待ちません。今後こうした方々を「地域で見守る」 というシステムを構築していく上でも、ある程度の個人情報の共有も必要なことであると思います。

 個人情報保護法がそうした施策推進の妨げにならぬよう、 現場の民生委員の皆さんからも意見を聞きながら弾力的に運用されることが必要です。

 

 

2007年08月21日

できることから!!(本郷地区 四商店会の取り組み)

 連日の猛暑です。とはいっても、じっとしている訳にはいきません。自転車で地域活動に出動です。

午後、本郷菊坂の魚屋さん「魚よし」へ。
新鮮な魚を提供するということで地元ではちょっとした有名店です。

若旦那の長谷川 大 氏は私の少年野球時代の後輩(写真上)。商店会の若手メンバーです。

 そんな彼が旗振り役となって今進められているのが、本郷地区四商店会合同(本郷5丁目実業会・ 眞弓商店会など)のエコバッグ販売事業。

 こだわりにこだわり作られたエコバッグはカラフルかつ実用的、ロゴも入っていない実にシンプルなバッグです(写真下)。

 現在、商店会加盟店30店舗で販売中(1枚300円)で売れ行きも まずまず だそうです。

 長谷川氏自身もこれまで環境問題にはあまり関心がなかったそうですが、最近の市場での魚の様子から「自然環境の変化・ 温暖化による影響」などを日々肌で感じ、以後 環境問題に積極的に取り組むようになったとの事です。

 「まずできることは?」ということで始めたのが、 このエコバッグの販売ですが今後はペットボトルのリサイクルと商店会のポイント事業をからめた新たなサービスを展開したいと考えているようです。

 区民の手による自主的な取り組みとしてはとても意義のあるチャレンジだと思います。

 こうした活動をきっかけにして、環境問題への意識高揚・リサイクル・商店会の活性化など・・・ その輪と啓蒙運動が徐々に広がっていくことを期待しています。また行政とタイアップして出来ることがあれば私も是非、 お手伝いをしていきたいと思っています。

 そして将来的にはこの本郷地区がエコ商店会のモデル地区として文京区の先駆となって環境問題に取り組んでもらえたら一層有難いと思っています。

 とりあえずは「できることから!!」

 このエコバッグ、本郷3丁目交差点周辺の店舗に置かれているので是非みなさんもご購入ください!!

 

2007年08月22日

重責です!(文京区国民健康保険運営協議会が開催。)

14:00 文京区国民健康保険運営協議会がシビック24階第2委員会室(写真)で開催。 私も委員として出席しました。

同協議会の委員構成は被保険者代表(町会連合会)7名、医師・薬剤師代表7名、公益代表(区議会議員)7名、被用者保険等保険者代表 (健保組合など)3名の計24名。

 文京区の国民健康保険の運営にあたり区長から諮問を受け、 その諮問事項について内容を審議するという大変重要な役割を担う協議体です。

今日は、医療制度改革に伴う一部負担金の改定について成澤区長から諮問を受け、協議会が開催されることになりました。

 会議の冒頭、不在になっている会長の選任にあたっては委員の皆さんからの推薦により、なんと私が会長の任に就くことになりました・・ ・・。

先ほど申し上げたとおりこの運営協議会は、文京区の国民健康保険事業の運営に当たって大変重要な役割を担う協議体のひとつです。 その会長職に就くわけですから私自身、責任の重さに身が引き締まる思いです。

 昨今の医療や保健を取り巻く環境は大きな転換機を迎えています。  国の医療制度改革の流れを受けての後期高齢者医療制度の導入や特定健康診査の実施など、現場となる文京区にもその対応が求められます。

 会長就任にあたり、「今後課題は多々出てくるとは思われますが、この協議会でしっかり議論を尽くし、区民の健康と安心・ 安全のための環境づくりにより一層役立っていきましょう。」と私自身の思いを表明させて頂きました。

 なお、本日の諮問事項(一部負担金の改定)については、これを了承。

 成澤区長への答申文案については私に一任されました。

 

 

2007年08月23日

富士総合火力演習を視察!(御殿場から)

 今日は陸上自衛隊の「富士総合火力演習」を視察に御殿場まで行くことになりました。

自衛隊十条駐屯地懇話会 入澤会長さんからお誘いを受け参加したのですが、 なにせ私も初めての体験です。

6:00 十条駐屯地を出発バスにて一路御殿場にある演習場に向かいます。天候はあいにく不良。 現地には9時過ぎには到着したのですが濃霧で見透しがききません。この時期にしては珍しいことだそうです。

10:30 予定より10分遅れで演習開始。

 迫撃砲・誘導弾・ヘリコプターや戦車による火力装備などなど・・・ 陸上自衛隊の主力装備が実演で紹介される予定でしたが天候不良のため一部が中止となりました。

 それでも2時間に渡る演習は実戦さながらの様相で緊張感も高まります。

 この演習は昭和36年陸上自衛隊富士学校の学生教育の一環として現代戦における火力戦闘の様相を認識させるために始まったのが最初で、その後、 昭和41年には一般公開も行われるようになったとのことです。

 私にとっても一日がかりの視察になりましたがまさに「百聞は一見に如かず」です。貴重な体験をさせていただきました。

 本年は防衛庁が省に昇格した記念すべき年でもありますが、 トップでは人事問題で大臣と次官が対立するなど国民にとっては理解し難い事象も生じています。 現場ではこうして厳しい訓練による昼夜わかたぬ努力が続けられているのですから、トップは是非とも自覚を持って、今後しっかりと「国の防衛」 にあたってもらいたいものです。

 

2007年08月25日

Shall we dance?(しおみ2007夕涼み)

16:00 汐見小学校校庭で毎年恒例の「夕涼み会」が開催。

 小学校・PTA・地元地域が一体となっての夏のビッグイベントです。

先週根津小学校で使用した祭り櫓(やぐら)を移動させ、盆踊り・太鼓・ダンスと子供も大人も一緒になって踊ります。
模擬店も かき氷・やきそば・ホットドッグ・ポップコーンと盛りだくさん、 またゲームコーナーでは地元町会の青年部のみなさんが楽しませてくれています

中でもPTAお父さん達の担当する「お化け屋敷」は圧巻・・・あまりに怖すぎて小さい子達は泣き出しています。

 思えば私も数年前まではPTAの一員として やきそば を焼いたり、ゲームを担当したりしていました。

 猛暑の中、準備も片付けも含めると一日がかりのイベントですが、 大人にとっても また 子供たちにとっても夏の日のよき思い出です。

 

2007年08月26日

最後のお楽しみ・・・?(ふれあい館から)

 8月最後の日曜日。夏休みも終わろうとしています。

13:00  不忍通りふれあい館で開催された「根津 夏まつり」にお手伝いとして参加。

 先週そして昨日に引き続き、地域の子供たちのためのイベントで私も大忙しです・・・。

児童館の職員のみなさんや、幼稚園・小学校のPTAのお父さん・お母さん方は映画やゲームの担当。根津7ヶ町の町会の皆さんは、 ポップコーンやかき氷、綿あめと模擬店の担当です。

 毎年恒例の行事ですので、お手伝いの皆さんも手際よく、かつ連携もスムースです。

 さすが!! 日頃からのコミュニケーションの成せる業です・・・下町の良さがここにも出ています。

 子供たちもさぞかし喜んでくれたことでしょう。でも夏休み気分もそろそろ終わりです。

 残された1週間、夏休みの宿題をもう一度再点検して気持ち一新で新学期を迎えましょう!

 

 

2007年08月27日

この夏の二冊。(気持ちをリセット)

 この夏休みに私が読んだ文庫本二冊、「菊次郎とさき」「がばいばあちゃん」。

ご存知お笑い界の元祖・大御所、ビートたけし 島田洋七のその生い立ちと家族愛を 「笑い・涙そしてユーモアたっぷり」 に綴った感動の二冊です。

貧しかったけど希望に満ちあふれ、どこか輝いていたあの頃の日本。

厳しい中にもユーモアと愛情一杯に子供を育み、家族に愛を注いだ大人たち・・・。

 連日信じられないような事件が相次ぎ、「倫理」も「社会規範」も「家族愛」も失われつつある、行く末心配な今の世の中だから、 時にはこうしてタイムスリップをして一度気持ちをリセットするのも良いかも知れません。

 心和む、お勧めの二冊です。

 

2007年08月28日

第3回理事会。(上野精養軒から・・・)

17:30 私が所属する東京中央ライオンズクラブの今期3回目の理事会が上野精養軒で開会。

 同ライオンズクラブは本年6月に本郷・神田の2クラブが合併して出来た新クラブで、私は初代の幹事に選出されました。 ライオンズクラブでは会長・幹事・会計の3役が執行部なので私の責任も重大です。

 今日の理事会でも私が進行役を務めました。

 議題は先月行われたドイツカイザー市訪問団との食事会の決算報告やライオンズクラブ国際協会への献金、 新潟中越地震への見舞金など経費の拠出を伴うものばかりで、メンバーからもいろいろな意見がでるものと思われました。でも以外や以外、 予想に反し議事の進行もスムーズに・・・。

 有難いことにいずれの案件も執行部の提案通りに了承されました。

 とはいえ、新クラブ結成後2ヶ月が経過、合併は成功したものの財政は依然と厳しい状況が続く我がクラブです。 今後も奉仕活動の効率性の強化と、より一層の経費の節減を心がけ、運営に努めていかなければと思っています。

2007年08月29日

腐葉土作り。(御茶ノ水橋から・・・)

 写真は御茶ノ水橋の下にある区の作業地、実はここで腐葉土が作られています。

あまり区民には知られていないようですが、 こうした腐葉土作りのモデル事業は平成17年から始まっています。
区内の公園などの剪定枝や学校給食から出される生ごみがここに集められ、3ヶ月~6ヶ月かけて腐葉土にするとのことです。

 私が今朝ここに来た理由は「臭気」について・・・。
「とても臭くて耐えられない!なんとかならないか?」とのメールを頂き(匿名の方でした)、視察にやってきたのですが今朝の時点では、 ほとんど臭いは感じられませんでした。

 ちなみに担当課に聞いてみたところ役所にもそういった意見は上がっているようで、巡回などして気にしているとのことでした。

天候や気温にも影響されるのかも知れません。

 常に悪臭を放っているのであれば問題としなくてはなりませんが、資源循環型社会の実現に資する事業でもあるので、 多少のことはご容赦ご理解いただければ有難いと思います。

2007年08月30日

電気代は折半・・・?(商店街装飾灯)

大通りや商店街などでよく見かける街路灯(装飾灯とも呼ばれています)。

この街路灯の維持管理は商店会が請け負っています。

しかしながら、商店会からはこんな要望も出ています。
それは「これまで区と商店会で折半していた街路灯の電気代を全額補助してほしい!」という要望です。

背景にはこんな事情が・・・
1.チェーン店やコンビニスーパーなど、商店会に加盟しない店舗は負担をせず不公平になっている。
2.商店会がなくなった後も街路灯は残り、商店以外の住宅などが街路灯を払っているケースもある。
3.道路の公共性また安心安全という観点からも、区が責任を持つべきである。

実際に私の地元の商店会「八重垣謝恩会」における1店舗あたりの負担は年額1万2千円と決して安いといえる金額ではありません。 ましてやスーパーなど恩恵を受けている店舗が協力しないというのも問題です。

 平成17年度決算ベースで、文京区の装飾灯電力補助費は約635万円。

 今後どのようにしていくか?考えていかなければなりません。

2007年08月31日

速報値!(18年度決算)

10:00 会派(民主クラブ)で政調会を開催。財政課より18年度(昨年度) 決算について最新数値の説明を受けました。

 9月から始まる第3回定例会では決算審査特別委員会も設置される予定です。 決算審査における議会の意見や要望は次年度予算にも反映されるので、決算資料の把握と分析は会派にとっても重要な作業です。

 18年度決算の概要は以下の通り(主要なものだけ)。
○歳入(総額 861億円)
1.特別区民税は前年度10%増の293億円。
2.国庫支出金67億円のうち、22億円が目白台運動場取得のための交付金。
3.地方債による調達は7億円でこれも運動場取得が目的。

○歳出(総額 833億円)
1.人件費(職員給与・退職金)は194億円。
2.公債費(借金の返済)は34億円。
3.民生費・衛生費(福祉・医療などに関する支出)はあわせて280億円。

○その他
1.職員数(臨時職員含め) 1858人
2.基金(貯金)残高  297億円
 *数値はいずれも千万円以下切捨て。

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