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2007年08月10日

特集! 政権交代へのキーワード(その2) 「マニフェスト」

 今日のキーワードは「マニフェスト(政権公約)」。

この言葉はもう皆さんにもお馴染みだと思います。

マニフェストを国政選挙のPRとして取り入れたのは我が民主党が最初(当時管 直人代表)。

  ちょうど今から4年ほど前、2003年の頃です。

 その年、改革派知事と言われた北川正恭三重県知事・増田寛也岩手県知事・ 片山善博鳥取県知事らがマニフェストを本格的に提唱、 民主党もそれに追従する形で、新しい政権公約のあり方として広めていきました。

 その後、選挙運動そのものも一変、それまでは候補者本人が主体となった選挙運動が主流でしたが、マニフェストの登場により 「政権公約」を訴える党主導の選挙運動へと変貌。

 私達の運動も候補者のPRよりもマニフェストを有権者に配ることのほうに力点が置かれるようになりました。

 またこのマニフェストの登場により、相手候補(政党)への中傷誹謗やネガティブキャンペーンではなく、国民のための約束(公約) を印象づけ、正面からフェアプレーの戦いをしようという気運が高まったという意味では、 わが国の選挙史上に新たな1ページを記したものと思われます。

 以来、マニフェストへの有権者の関心は確実に高まっています。現場(街頭)に立ち、 実際配布作業にたずさわる私がそれを一番肌で感じています。

 であるが故に、このマニフェストの重みを、提唱する政党側がもっと強く認識しなくてはなりません。 有権者はしっかり内容を吟味していますし、監視をしています。

 つまり選挙で勝つ、政権交代を実現するためにはこのマニフェストは最も重要なアイテムであるということです。

 今回の参議院選挙において地方1人区で民主党が圧勝したのも「格差の是正」や「地方の再生」を求める有権者の声の表れです。 ですから我が民主党としてもマニフェストで掲げた約束、とりわけ地方の再生という点では、農業の「戸別所得補償制度」 などについても早急に法案にして国会に出していくことが必要だと思います。

 有権者はしっかりと見ています・・・。手を抜いてはいけません。(明日へ続く)

 

 

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