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2007年11月のバックナンバー

2007年11月01日

自治研究会視察。(南千住から・・・)

 午後、荒川区南千住にある路上生活者のための緊急一時保護センター「荒川寮」(写真上)を視察。

 文京区議会の有志で組織する「自治研究会」主催の視察です。

路上生活者対策事業は東京都と23区特別区が共同して行っている事業で、 こうした保護センターや自立支援センターの設置や運営については東京都と23区が費用を応分に負担し、実施されています。

 我が文京区においては、平成22年に区内に緊急一時保護センターが設置される予定で、5年間の運営が義務付けられています。

 路上生活者の施設移行を促し、自立・就労へと導くこの事業ですが、 上野公園や墨田公園などのブルーテント暮らしの路上生活者はここ1年ほどで一気に減少、大きな成果を挙げています。 ともすれば迷惑施設として偏見や誤解を招きやすいこうした施設ですがやはり「百聞は一見に如かず」で、 実際に現場を見てみると路上生活者対策の必要性を強く感じます。

 文京区においてどこに、このセンターを設置するかについては全くの白紙ではありますが、 近隣住民をはじめ地域に偏見や誤解が生じることのなきよう、 また混乱することがないよう私たちも正確な情報を伝えていかなければなりません。

 夕刻、大井競馬場を視察。大井競馬も23区の共同経営による事業で、文京区には場外馬券売り場(後楽園オフト)も設置されています。 私達議員も年に一度現地を視察し、 経営状況などについて説明を受けるのですがここ数年は売り上げも減少し厳しい運営を強いられているようです。

 しかしながら、 トゥィンクルレースの開催やイルミネーションまた各種イベントになどによる経営努力で新たなファン層獲得に向けて前向きなようです。。
特にイルミネーションについては実際に見せていただきましたが(写真下)、とても綺麗で・・・ ギャンブル施設というよりもアミューズメント施設といった印象を受けました。

 

2007年11月02日

後期高齢者医療制度その後・・・。(厚生委員会から)

10:00 区議会第1委員会室(写真)にて「厚生委員会」が開会。

 後期高齢者医療費制度(来年4月実施)についての質疑が行われました。
同制度については自治体が保険者になるのではなく都道府県ごとに広域連合という組織を作って運営されることになっています。

 75歳以上のすべてのお年寄りが対象者となる新たな医療制度ですから、区民への影響も懸念されます。 とりわけ月々の保険料の設定などについては充分配慮していかなくてはなりません。

 今日の質疑では国から支出される「調整交付金」についての拡充や、 自治体が実施する検診事業について国や東京都から財政支援を求めるべく「意見書」を関係機関に提出することで全委員の意見が一致しました。

 保険料については未だ流動的なようで、今後低所得者に対する軽減策なども検討されるようです。 一定の結論が出た際にまたこの日記でもご報告したいと思っています。

2007年11月03日

作品発表会(第八中学校から)

9:20 区立小学校PTA連合会バレーボール大会(文京スポーツセンター)開会式に出席。

11:00  区立第八中学校作品発表会を観覧。 この時期区内の各中学校ではこうした発表会が行われているようです。

 メイン会場の体育館では生徒による発表が行われています(写真)。恒例となった合唱コンクールやボランティア体験・職業体験発表、 吹奏楽などなど・・・。

 八中の生徒達はとても真面目で、礼儀正しく元気で活発な素晴らしい子達ばかりです。私の自宅が校門の真隣りにあるので、 こうした学校の日々の様子は手に取るように解ります。

 私が通っていた昭和50年代頃は全国的に「荒れる学校」や「校内暴力」や社会問題化していた時期でもありましたから、 その当時と比べてみると今の八中はまるで夢のような模範的な学校です。

 ただ小規模化は大きな課題で、なんとか生徒数が増加する方途はないものかと学校側も思案しているようです。

 私も現在、同窓会の副会長を努めさせてもらっています。今後、同窓会としてもこの八中の素晴らしさをより一層PRして、 生徒数の増加に寄与していかなければならないと感じています。

2007年11月04日

作業所体験!!(荒川区にて・・・)

10:00 三河島へ。荒川区が支援する民間の知的障害者小規模作業所「ボンエルフ」 の施設公開に参加しました。

 同作業者は10数年前にすでに廃校となった荒川区立真土(まつち)小学校の教室を活用して運営されている施設(写真上)で、 現在16名の知的障害者の方々が通所で作業に従事されています。

 この小学校には他にも2つの障害者のための民間作業所・障害児の学童クラブ・高齢者大学などが併設、 空き校舎が有効に活用されています。今日はバザーと施設公開を兼ねてのイベントです。

 施設公開では私も実際に作業所内でビニールタイ作りに挑戦(写真下)・・・ビニールタイとは水道管を覆うシートのことだそうですが、 これがなかなか難しくて、ひとつ完成させるのにもかなり手こずってしまいました。 普段から馴れているということもあるのでしょうが障害者の皆さんのほうが全然手早いです。

 民間の小規模作業所にとって「作業場の確保」は大きな課題のひとつです。特に都心では家賃も高く、国や都から支給される家賃補助ではまかなう事が出来ないのが現状です。

 そのような意味で、こうして行政サイドで作業場の確保を支援していくことはとても有効であり、大切なことだと思います。 (ちなみにこの施設では家賃はゼロだそうです。)

 私も数年前の区議会の代表質問で寿会館廃止後の施設の有効活用について、 こうした障害者のための作業所やグループホームなどへの転用を区に提案しましたが、介護予防施設の設置が優先されるという経緯がありました。

 今回のこうした例を参考に再度、障害者民間事業所の作業場の確保について真剣に考えていきたいと思っています。

*写真は許可を得て撮影しています。

 

 

 

2007年11月05日

青天の霹靂・・・?(突然の辞意表明)

 民主党小沢代表の突然の辞意表明を知ったのは、昨夜自宅に帰ってからのことでした。

 まさに「青天の霹靂」でした・・・。

 とても残念でなりません。

  昨夜から今日一日にかけて、私の周囲には特に報道されている以上の新たな情報は入ってきていません。
第2区総支部、文京区支部ともに事態が落ち着くことを見守っているという状況でしょう。

 党執行部では小沢代表が代表職にとどまるよう慰留・説得するとの事ですが多分難しいだろうと思われます。

 国会開会中ということもあります。早期に事態を収拾し、体制を立直してほしいと思っています。

2007年11月06日

雨降って地固まるか・・・。(小沢代表続投へ)

21:00 テレビのニュース速報で小沢代表が続投の意を示したとの報を知りました。 鳩山幹事長が記者団に答えた模様です。

 私自身は小沢代表の辞意への意向は固いものだと思っていたので正直意外でした・・・。

 しかしながら、ここ数日間に渡る混乱が早期に解決に向かいつつあることに私も安堵感を抱いています。

 明日急きょ開催される、両院議員総会には小沢代表も出席。その後は記者会見も予定されているようです。

 「恥をさらすようだがもう一度頑張りたい。」と小沢代表は述べたとのことですが、今後は与党も反転攻勢にでてくると思われますし、 マスコミからも大きな批判を浴びることが予想されます。

 今回のこの混乱ゴタゴタを教訓とし、まさに「雨降って地固まる」となるよう挙党一致でこの困難を乗り越えていかなければなりません。

 

2007年11月07日

再出発。(両院議員懇談会から)

16:30 民主党本部で衆参両院の議員懇談会が開催、 小沢代表の続投と次期総選挙に向け挙党一致で臨んでいくことが確認されました。

 小沢代表の電撃的辞意表明から4日間、一連の混乱は思ったより早期に終息へと向かい私自身もホットしたところです・・・。

 しかしながら、これからが大変です。

 懇談会後の記者会見でも、小沢代表は釈明と説明責任をしっかり果たしたと思いますが、 今回の混乱についてのメディアの批判はまだまだ続くことでしょうし、ここ数日私も多くの方々から「民主党しっかりしろ!」「何やってんだ!」 など叱責の声も頂いています。

 引き続き逆風ではありますが、 小沢代表のもとに今一度戦うことを決めた以上いかなる困難にも挙党一致で立ち向かっていく強い決意が今、 民主党に問われているのだと思います。

 特に地方議員の私たちにとっては、日頃国民に最も近いところにいるだけに・・・屋台骨としての役割も重大ですし、 覚悟も必要だと思っています。

 

 

2007年11月08日

リサイクルプラザ今後・・・。(あり方検討委員会が設置)

 写真はシビックセンター地下2階に設置されている「リサイクルプラザシビック」。 平成12年に資源の有効活用する場の提供とリサイクルの普及・啓発を目的として設置されました。

 日頃は区民から持ち込まれた不用品の受託販売を中心に運営されていますが開設から7年が経過し、 運営面や施設の見直しなどの観点から様々課題も浮き彫りになっているようです。

 これらの背景を受け、今般区が「リサイクルプラザあり方検討委員会」を設置。今後、 事業の見直しやその他運営に関わる事項について検討が行われこととなりました。

 7年前に比べ区内には民間のリサイクルショップも増加、フリーマーケットなども盛んに行われています。こうした流れを考えるならば、 リサイクルプラザの役割は一定その役目を終えたといっていいでしょう。また、区内には本駒込に家具の再生販売を行う 「リサイクルプラザ本駒込」も設置されていますが、修理をする職人さんの工賃や運送代などの経費もかさみ、 厳しい運営も強いられているようです。

 検討委員会(座長は区資源環境部長)ではすでに数回の検討会を経て今月からはパブリックコメントの実施を行うようですが、 今一度その役割や意義、そして今後あるべき姿をしっかり踏まえて、来年1月には最終報告出してもらいたいと思っています。

 

2007年11月09日

ドイツの音色。(越田さんのコンサート)

18:00 上野精養軒で越田道彦さん(写真)のバイオリンミニコンサートが行われました。

 越田さんはドイツ・カイザースラウテルン市のオーケストラに所属するバイオリニストで、 文京区とカイザー市の交流事業における民間の協力者でもあります。私も昨年、カイザー市を訪問した際に彼と知り合い親しくなりました。 現在は、ご両親の介護の為に一時帰国されているとの事です。

 文京区とドイツ・カイザースラウテルン市は姉妹都市交流を続けています。カイザー市に在住する日本人は多くありませんので、 交流事業を行う際には越田さんのような日本人ボランティアはなくてはならない存在です。

 一時帰国の知らせを受け、私も協力して急きょこのコンサートを行うことになったわけですが、 本場ドイツのオーケストラで活躍する一流のアーティストの演奏をこうして身近かで聞けることは大変光栄なことだと思っています。とはいえ、 今日の演奏はクラッシックばかりでなく日本の唱歌やなつかしのメロディー、ジャズ、果ては松田聖子まで・・・実に多彩かつ意外で、 飽きさせることなく楽しませてもらいました。

 越田さん自身、もうしばらくはカイザーで頑張るとの事ですがいずれは日本に帰ってくる予定だそうです。その時の為に、 私も彼の才能をできる限り今からPRしていきたいと思っています。

 

2007年11月10日

地域とともに110年。(根津小記念式典)

10:00 区立根津小学校110周年記念式典に出席。

 根津小学校は私の母校でもありますから喜びもひとしおです。

 根津小学校は文京区の中でも地域とのつながり、絆がとても強い学校です。

下町ということもあるでしょう・・・つつじ祭り、夏の盆踊り、町会主催のレクレーション、神社の御祭礼、 下町まつりなどなど一年を通じて子供たちが関わる地域行事には暇(いとま)がありません。

 校長先生はじめ教職員の皆さんも忙しくて大変だと思います。しかしながらそんな強い結びつきの中で子供たちは心豊かに育ち、 多くの人材を世に送り出しています。

 今日の式典またその後の児童達によるアトラクション(和太鼓)と、ともに立派な態度と行動で来賓の皆さんを驚かせていました。

 本当に素晴らしかったです。

 これからも地域とともに歩み、地域に愛される学校として「文の京(ふみのみやこ)の教育」に貢献してもらいたいと思っています。

 感無量。

2007年11月12日

現場の感触。(白山駅から・・・)

7:45 都営三田線「白山」駅頭にて民主党の定例街頭活動。

 参加者は増子都議、区議会からは私・山本氏・高山氏・松下氏の4名、そして中山事務所スタッフ2名の計7名。 今日はマイクは使用せず、民主号外版の新バージョンをみんなで配布しました。

 小沢代表の去就を巡る民主党のゴタゴタがあってから初めての街頭活動です。私の気のせいかも知れませんが、 反応はいつもに比べて低調気味。

 こうして現場に立つと、世論の反応を即時にかつ敏感に感じ取ることができるのだなぁ・・・ってあらためて感じました。 でもこうした感触を常に肌で感知して民意とのズレが生じないように対応していくことはとても大切だと思っています。

 まさにそれが私達現場にいる地方議員の責務であり、強みでもあります。メゲずに頑張らなくてはいけません!

 明日は根津駅頭に立つ予定です。

2007年11月13日

平身低頭・・・?(根津駅から)

7:45 昨日に引き続き民主党の街頭活動。今朝は私の地元根津駅にて。

 参加者は私と増子都議そして中山事務所スタッフの計4名。

 増子都議と相談し、マイクは使用せず平身低頭ひたすらに民主号外版の配布を徹底することにしました。
現場での感触はというと・・・昨日の白山駅に比べて配布枚数も上々、思ったよりも好感触でした。

 私にとってはホームグランドということもあったのでしょうか?

 それでも今年の夏の参議院選前後の盛り上がりとは程遠い状況です。

 民主党が本来の支持を取り戻すためには、まだまだ時間がかかりそうな雰囲気です。
 
 今後も地道な活動で信頼を回復していかなければなりません・・・。

2007年11月14日

「この子らを世の光に」(滋賀県立近江学園へ)

 今日明日と2日間に渡っては私達会派の視察です。

初日の今日は朝一番で東京を出発、新幹線・在来線と乗り継いで午後、滋賀県湖南市にある「滋賀県立近江学園」(写真上)へ。

 同学園は知的障害児(者)の療育施設で昭和21年開設以来、その創設者である糸賀一雄氏・池田太郎氏・田村一二氏らが提唱・ 実践してきた福祉の理念を綿々と受け継いだ日本でも草分け的かつ先駆的な障害児施設です。

 「この子らを世の光に」という言葉とともに障害児福祉の思想を広めたこの学園には今も福祉関係者の来訪が絶えないと聞きます。

 私達もそんな障害者福祉の歴史と流れ、そして実践を学ぶべくこの地を訪れました。

 まずは前田現園長さんからはじっくりお話を伺いました(写真中)。現園長さんご自身、創始者の薫陶を受けたお一人だそうでその言葉 一言一言が私たちの胸に染み入りました・・・。

 その後は施設内を案内して頂きました。

 現在101名の子供たち(一部は成人)がこの学園で暮らし、学校に通い、仕事に励んでいます。 それぞれに障害を持ち、 また家庭的にも事情があるようですが、みんな明るく・輝いた瞳で精一杯生きている・・・ そんな印象を受けました。 学園全体に活力を感じます。また職員の皆さんもいきいきしています。

 特に生産訓練(職業訓練)では木工科と窯業科があるのですが信楽焼きのお膝元ということもあり窯業が盛んです。 アトリエを見せてもらいましたが、独創的な感性が遺憾なく発揮された作品を目の当たりにすることが出来ました(写真下)。

 また一方では障害者自立支援法が施行され、障害を持つ方々にとっては今後は施設から地域生活への移行が迫られる中、 この学園においても課題や不安は尽きないようです。

 それでも同学園の創始者たちが提唱した崇高な理念のもとに、 いつまでも彼らが活き活きと輝き続けることができるよう私たちも見守っていかなければなりません。

 そう感じました・・・ほんとうに素晴らしい学園でした。

 今晩同じ滋賀県の大津市に入り、明日は市立「子育て支援センター」を訪問する予定です。

 

 

 

2007年11月15日

ハードもソフトも充実。(大津市・子育て支援センターから)

 会派視察2日目。

10:00 滋賀県大津市立「子育て支援センター」を視察。昨年オープンしたこの施設は、大津市民の子育ての拠点として、 また中心市街地の活性化の一助として大きな役割を果たすという意味でも話題を呼んでいる施設です。

 私達の訪問に際しては市の保育課長でありこのセンターの所長でも在る苅和(かりわ)さん自らがが対応して頂き、 お話を伺うことができました(写真上)。

 前評判では、駅前の再開発に伴って施設が出来たこととハード面での整備が充実しているのがウリのようでしたが、 ハード面ばかりでなく相談事業やサークルによるネットワーク、 家族の交流や体験学習の実施などソフト面での充実も図られていることが良くわかりました。

 施設は「木のぬくもり」を基調とした作りになっていて、とても落ち着きます(写真下)。特に木のボール(ピンポン玉程度) 8万個を砂に見立ててできた「木の砂場」は全国でもまだ3箇所にしかないようで、このセンターの特色のひとつだそうです。

 またこの日は「鉢植え教室」や「手打ちうどん教室」などお母さん向けの講座も行われており (講座が行われている間はお子さんをセンターで預かってもらえます。)、活気がみなぎっていました。

 子育て支援は我が文京区でも最重点施策のひとつです。
こうした施設の整備をはじめソフト面での今後の展望という意味でも大変参考になりました。

 今日、東京へ戻ります。

2007年11月16日

よくできています。(大津市子育てハンドブック)

 写真は滋賀県大津市が発行している子育て支援ハンドブック「大津っ子」。

 昨日視察先にて、もらってきました。

 A4版で50ページという構成で、子育てに関する相談をはじめ・手当て・制度、保育園・幼稚園・児童館、公園・緑地に至るまで・・・ 子育て世代が必要な市政情報がこの1冊にまとめられているというスグレ本です。

 大津市では毎年このハンドブックに予算措置をし、必要な部数を配布しているとのことです。

 文京区でも「私の便利帳」という区民向けの区政情報冊子を隔年で発行していますが、 こうしてターゲットを絞っての情報冊子は私の知る限り見たことがありません・・・。

 表やイラストでのわかりやすい記載やQ&Aなどもも盛り込まれており内容も大変評価できるものになっています。 市が全庁を挙げて子育て支援に力を注いでいる姿勢が強く感じ取れます。

 予算上の問題もあるかとは思いますが、 文京区においてもこうした子育て支援に関する総合的な情報収集ツールがあってもいいのではないかと考えます。 ハンドブックのようなマニュアル本でも、ネットを使っての情報提供でもいいでしょう。

 「区報でお知らせします。」みたいな画一的な手法から脱却し、 ターゲットを絞った情報提供ツールのあり方についても今後検討していくべきでしょう。

 

 

2007年11月17日

絶品!チジミを作る。(親子料理教室)

14:00 本郷にある男女平等センター(写真上)において「親子料理教室」が行われ、 私も参観しました。

 文京区女性団体連絡会と私が事務局長を務める文京日韓親善協会(煙山 力会長)の共同開催事業です。

 日韓親善協会の女性会のみなさんが講師になって、区内各地から参集したお母さん・お父さん、 そして子供達に伝統的な韓国家庭料理のレシピが伝授されました。

 レシピは「チジミ(韓国風お好み焼き)」と「チャプチェ(春雨の炒め物)」の二品で、私も大好物です。

 参加されたみなさんもこの二品は初めてのようで、熱心に講師の話に聞き入り、その手際にも熱いまなざしを向けられました(写真下)。 手本を見せてもらった後は実際にチャレンジ、そしてみんなで試食と・・・2時間があっという間に過ぎていきました。

 料理の出来栄えのほうも素晴らしく、作ったみなさん御自身が驚かれるほどでした。

文京日韓親善協会ではこれまでハングル語講座やボーイスカウトの交流などの事業を実施してきましたが、こうした「食」 を通じての交流は今回が初めての試みです。実際準備の段階では果たしてうまくいくかどうか?心配な点もありましたが、 予想以上の好評に私達も嬉しく思っています。

 共同開催の相手方でもある文京区女性団体連絡会とも交流、絆が深まりました。今後も様々新しい試みにチャレンジしていきながら、 日韓の交流と親善をアピールしていかなければと思っています。

 なお、事業の実施にあたり多大なるご協力を頂いた講師・女性会のみなさんには心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

2007年11月19日

真冬並みの寒気・・・?(茗荷谷駅から)

7:45 東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」にて民主党の街頭活動を実施。

 参加メンバーは増子ひろき都議、区議では高山たいぞう氏、松下純子氏そして私、 中山事務所からはスタッフ2名の計6名での活動となりました。

 昨日までの穏やかな陽気とはうって変わって今日は朝から寒気が襲っています。いやぁー寒かったです。 でも昨夜勝敗を決した大阪市長選挙において我が民主党が推薦した平松候補が勝利したことは私達にとっても朗報で、 寒さを吹き飛ばすように元気も沸いてきました。

 投票率は43.61%と低調、しかも共産党からも候補がでる中で、 自公推薦候補を約5万票を引き離しての勝利は大きな価値があります。しかも逆風でしたから・・・。 民主党がしっかり地に足をつけてきたその証だと思っています。

 これから反転攻勢です。この勢いに弾みをつけていかなければなりません。

文京区にもありました。(子育て支援ガイド)

 今月16日にこの日記で御紹介した大津市の「子育て支援ハンドブック」。

 「文京区ではこの種の冊子を見たことがない。」と記してしまいましたが、実は文京区にも存在することが判明しました(写真上下)。

 この日記をいつも見ていただいている方から教えていただき、早速手に入れることができました。

 我が区でも子育て支援課が発行元で民生・児童委員や主任児童委員を中心に区の職員も加わって編集されているとのことでした。 内容も大津市同様、約50ページの構成でやはりわかりやすい内容になっています。

 ただどのように配布されているのか?また部数はどれくらい出ているかは今日のところはまだ不明です。

 この冊子、私自身は今日初めて目にしたのは事実ですが、それでもきちんと調べてから報告しなくてはいけないと、反省しています・・・ (苦笑)。

 またお知らせ頂いた方には感謝です。

2007年11月20日

19年 第4回区議会定例会が開会。

 今日から区議会定例会が開会。本年第4回目、今年最後の定例会です。

14:00 本会議 今回区側から提案される議案は印鑑条例の一部を改正する条例案ほか全部で5件。

 それぞれの議案について副区長から提案説明があり、審査をする各委員会に5議案が振り分けられ付託されました。

 前の定例会(9月開催)から懸案事項になっている「後期高齢者医療制度」については、全議員一致で「意見書」を採択。 国や都からの財政支援や、制度の周知について要望することを全議員一致で決定しました。

 明日からは各会派による一般質問が行われる予定です。

 

2007年11月21日

一般質問始まる。(本会議から)

14:00  本会議 今日から各会派による一般質問が3日間に渡り行われます。

 

 初日の今日トップバッターは我が民主クラブの高山泰三議員です。

主な質問項目は

1. 平成20年度予算および基本構想実施計画の策定について。

2. 今後の行財政改革について。

3. 協働・ 協冶の推進方法について。

4. 窓口業務の改善について。

5. 区立幼稚園の適正配置について。

 

 高山議員は「しがらみのないシンプルな政治」が政治信条。そして 「地域活動や区役所との関わりの少ない、また関わる時間が持てないような区民の代表でありたい。」と自負するだけに、 その質問内容も実にシンプルかつ明快です。

 

 区のすべての事業を対象とした市場化テストの導入や、相談窓口・予約システムの一本化、 また区立幼稚園を保育園に転換していく考えなど・・・サービスの受け手としての区民の立場から、 問題定義や疑問を真っ向からぶつけていきます。

 

 「若さ」とともに「彼らしさ」 が良く出ていたと思います。

 

2007年11月22日

民主党総支部全体会議。(浅草から・・・)

8:30 台東区浅草にある民主党東京第2区総支部事務所にて、3区合同全体会議が行われました。

 文京・中央・台東の3区所属の都議会・区議会議員が結集。

 会議の冒頭、中山よしかつ総支部長より政局の展望や国会運営について最新情報が報告され(写真)、その後、 街頭活動や議会の動きなど各区の状況について意見交換が行われました。

 また今般、総支部政調会が設置され各区の政策や共通テーマについても情報共有および議論を交わしていこうといことになり、 今朝は去る20日の日に開催された後期高齢者医療広域連合における議案審査(保険料の決定など)について、木下えつき台東区議会議長 (広域連合議員兼務)から話を聞きました。

 総支部政調会の設置は大変有意義だと思っています。 今後も共通の政策課題について随時連携と調整を図ることにより民主党の政策実現に大いに寄与するものと思っています。

11:00 区役所にて「文京区心身障害福祉団体連合会(文身連)」と我が会派(民主クラブ)との意見交換会を開催。傘下団体 (盲人協会・聴覚障害協会など)の皆さんから現状を伺うとともに今後の要望についてお聞きしました。

14:00 本会議 各会派による一般質問第2日目。今日は角野英毅議員(新風会)と名取顕一議員(自民)、 2名の質問が行われました。

2007年11月23日

「医療と介護に関しての国会審議報告」(シビックにて)

  9:30 区立小学校PTA卓球大会開会式(スポーツセンター)に出席。

10:00  シビック地下1階で開催された「医療問題懇談会」に出席。 主催は社団法人日本医学協会。同協会では定期的にこのような懇談会を行っているとのことです。

 今回のテーマは「介護と医療に関しての国会報告」ということで、講師は鈴木 寛参議院議員。我が民主党の若手のホープです(写真)。

 鈴木 寛議員は特に医療問題ではスペシャリスト。「現場からの医療改革推進協議会」 を超党派で立ち上げるなど日本の医療政策の今後について真剣に取り組む、民主党にとっても貴重な存在です。

 今日の講演でも「医師不足」を主張する立場から、ここ数年あちこちで起きている医療現場での事故や裁判などを取り上げながら、 現在の日本の医療が萎縮(いしゅく)傾向にあることや医師数が絶対不足をする要因などについて明快に説明してくれました。

 さすがに大学で教鞭をとっているだけあって1時間半に渡る鈴木氏の講演は私も素晴らしいと思いました。主催者側も 「私達は特定の政党に偏るつもりは全くないが、鈴木さんの論理展開、政策提案は納得がいく。」と高評価だったようです。

 ちなみに今日の出席者は、病院の院長さんをはじめとした医師や医療関係者がほとんどだったようで、 私は医学協会とは全く関係がないのですが協会事務局の方が私のブログを見てくれているようで、お誘い下さったとのことです。

 ありがたいことです。

 

 

2007年11月24日

森田 実氏を迎えて。(民主党文京区支部シンポジウム)

18:00 私達民主党文京区支部主催のシンポジウムを開催。

 こうしたイベントの開催は文京区支部としても初の試みでしたが、 会場となった上野東天紅には連休の真っ只中にもかかわらず150名近くの皆さんにお集まり頂き、大成功とすることができました。

 シンポジウムのテーマは「どうなる政局?」ということで、テレビやマスコミでもお馴染みの政治評論家 森田 実先生をお迎えし、 基調講演・そして中山よしかつ氏とのパネルディスカッションなど最新政局情報とその見通しについてお話を伺うことができました。

 森田氏によると自公政権が終焉し、民主党による政権交代実現の可能性は確実に高まっているとのことで、 とりわけ来年秋 米でブッシュ政権が終わり、その後の大統領選挙において民主党(クリントンorオバマ?)が勝利するならば、 一層日本での政権交代の可能性は高まると予測されています。

 金持ち優遇、軍事産業の拡大、日本への過大なる要求を突きつけてきたブッシュ共和党政権に対し、米民主党の政策はイラク戦争の否定、中産階級の重視、国民皆保険制度導入など・・・ その方向性は大きく隔たりがあり、もし米で民主党政権が誕生するならばその余波を受け、 日本も大きな政策転換を迫られるとのことです。

 そいういう意味においても来年は日本の政治の大きな分岐点になるといっても過言ではないようです。

 米との関係も勿論大事ではありますが、距離感を間違えると国の方向性をも見誤ることになります。 米ばかりでなくアジアやその他世界の国々との距離感をしっかり確かめていきながら、国際社会への貢献や平和への活動に協力していくべきです。

 米追従型国家観から「真の意味での世界に貢献する自立型国家観」への転換が今日本に求められているのだと私は思いますし、 小沢代表の唱える国連中心主義というのはそのことを言っているのだと思います。

 シンポジウムはお陰様で有意義かつ大成功で、参加した皆さんからも評価を頂いたようです。

私達民主党文京区支部としても、 今後もこうしたイベントや活動を積み重ねることにより区民との対話と信頼関係の構築に一層つとめていきたいと考えています。

2007年11月25日

地域防災運動会。(汐見小から)

9:00 区立汐見小学校で開催された「地域防災運動会」に参加。

 私が住む千駄木二丁目西町会が主催で、今年で第八回目の恒例行事です。

同町会には汐見小学校や区立第八中学校などの避難所施設もあり、災害時には地域の拠点にもなります。今日の運動会には町会民のほか、 地元の学校に通う児童・生徒のみなさんにも参加をしてもらい、「防災について学びながら体を動かす」という趣旨を体感してもらいました。

 また区役所所管職員のみなさんや本郷消防団5分団の方々にもご協力頂き、 有意義なイベントとなったことと改めて実施にあたり関係者各位には心から感謝したいと思っています。

 お天気に恵まれ何よりでした(笑顔)。

 

 

2007年11月26日

一般質問最終日。(本会議より)

14:00 本会議が開会。一般質問第3日目です。

 今日は関川今朝子議員(共産)と田中としかね議員(自民)の両名が質疑に立ちました。 3日間に渡る各会派による一般質問も今日が最終日です。
今回質疑に立った議員は計7名、若手もベテランも・・・各人が個性を出すとともに、会派のテーマに沿っての質疑が繰り広げられました。

 最近は自作パネルを使って表や写真を説明する人も増え、私が議員なった頃(12年前) に比べると人材も区政課題も大きく様変わりしたことが感じられます。

 私の議席も本会議場では最後列になってしましました(議席は当選回数順に前列から振り分けられます。)

 キャリアにおぼれることなく、常にアンテナを張って、 時代に取り残されることのないよう真摯に活動していかなくてはと改めて痛感しました。

 

 

2007年11月27日

民主党の提出法案について。(千石駅頭から・・・)

7:45 都営三田線「千石」駅頭にて民主党街頭活動を実施。

 文京区内では後楽園・茗荷谷・春日・白山・根津・千石・本駒込の各駅を街頭活動場所として設定、 一周する毎に配布する民主号外版も内容を変えていきます。

 今日配布した民主号外版はカラー版で党本部作成バージョン。 今国会に我が民主党が提案している法案の説明が掲載されている最新版です。

 マスコミ報道では「テロ特措法」ばかりがクローズアップされていますが、民主党では「年金保険料流用禁止法案」をはじめ 「特定肝炎対策措置法」・「障害者自立支援法改正法案」・「均等待遇の実現等を目的とする労働契約法案」 など国民の生活に直結する法案を次々国会に提出しています。またいずれも参議院では可決される予定です。

 そうした法案の具体的中味を国民に知っていただくことはとても大切なことです。

 私達が率先してこうして駅頭などで地道に訴えていくことの必要性を強く感じています。

 

2007年11月28日

バージョンアップか・・・?(文京アカデミー特別委員会から)

10:00 文京アカデミー推進調査特別委員会が区議会第2委員会室に開会。

 私は委員ではありませんが質疑を傍聴。

 議論の中心は「『文の京』施設予約ねっと」の改善について。
文京区では今年1月より区民施設の貸し出し等についてインターネット予約システムの運用を開始しました。しかしながら、 運用直後から画面展開の不具合やネットからのキャンセルの不可、 利用料の収納方法などについて区民から意見要望も様々寄せられているのが現状。

 改善方法については現存のパッケージを活用しつつ改修する方法と新規にシステムを再構築する方法との2案で検討したようですが、 費用対効果や区民の利便性を総合的に勘案した結果、現システムの改修で対応するとの方針が報告されました。

 私も以前からネット予約の問題点については区民の方々から話を聞いていたので、是非早急に対応してもらいたいと思っています。

 ちなみに改修費用は概算で300万円。ネットシステムの運用経費は年間約2000万円(これも概算です)。 果たしてこの経費が妥当かどうか?正直現段階では私にもよくわかりません。

 行政のIT化はとても大事なことではありますが、その費用対効果をしっかり見極められるかどうか?

 私たち議会に課せられた今後の新たな課題だと思っています。

 (写真は「『文の京』施設予約ねっと」の初期画面です。)

 

 

合併認証式(上野精養軒から・・・)

18:00 上野精養軒で「東京中央ライオンズクラブ合併認証式(チャーターナイト)」が挙行。

 主催者側の一員として私も出席しました。

 私が所属していた旧東京本郷ライオンズクラブと旧神田ライオンズクラブが合併、この6月に「東京中央ライオンズクラブ」 と改称して再発足、先月にはライオンズクラブ国際協会から認証を受け、その認証状授与式(チャーターナイトと呼ばれています。) が本日挙行されることになりました。

 会場には都内ライオンズクラブ関係者、石川千代田区長・成澤文京区長・煙山前文京区長など多数のご来賓もお招きして、祝宴も盛大に。

 私はクラブ初代幹事の役を仰せつかり、今日は司会の大役です(写真)。

 ライオンズクラブの合併はあまり実例がなく、 高齢化およびメンバーの減少が課題であるライオンズクラブ全体のいい刺激になったと聞いています。今後は文京区の少年サッカー大会・ 身障者ボーリング大会、千代田区の少年少女剣道大会などを中心に、奉仕活動をより一層充実させていくことが求められます。

 私もメンバーの一人として思いを新たにし、奉仕の精神で今後も取り組んでいきたいと思っています。

 

2007年11月29日

自治法96条2項。(議会運営委員会から)

10:00 議会運営委員会が開会。私も委員として出席。

 この日記でも何度かご紹介しているように、議会運営委員会では前期から「議会活性化計画」に積極的に取り組んでいます。

 これまで「参考人や公聴会制度の活用」や「議会と区民との直接対話の機会の創設」をはじめとして数々の改革案件を実現、 成果を挙げてきました。

 今日の委員会ではこの活性化計画の中でも前期から積み残した案件について議論が行われました。

 その中でも議論の中心となったのが、地方自治法96条2項に定められている「議会の議決事項の追加」について。
 同96条1項では、議会の議決範囲が定められています(予算・決算・条例の改廃など)。一方で同2項においては 「条例により議決事項を追加できる」とも規定されています。

 この第2項を用いて議会の議決範囲を拡大していこうというのが議論のポイント。
一般的には、住民に直結する行政計画(地域福祉計画や都市マスタープランなど) や公社などへの議会の関与などがその対象として挙げられるのですが、今日の委員会の各委員の発言では、 議決範囲の拡大には概ね方向性が見えたものの、執行機関の意向聴取や、役割分担や調整が必要だという意見が大勢で、 今後慎重に進めていくべきとのことで概ね意見が一致しました。

 残された改革案件は難題ばかりですから、慌てず、じっくりと取り組んでいくことが必要です。

 

2007年11月30日

ガイドヘルパー派遣は柔軟対応を!(厚生委員会から)

10:00 区議会第一委員会室にて厚生委員会が開会、私も委員として出席しました。

 後期高齢者医療制度の保険料の決定ほか、来年度から実施される特定健康検診また区民の健康計画である「健康ぶんきょう21」 の今後5年間の計画などについて関係部課から説明を受け、質疑が行われました。

 私もそれぞれの項目につき質疑を行いましたが、一番注目していたのは盲人を対象とした「ガイドヘルパー派遣事業」 の運用状況について。

 目が不自由な方々に対しての移動支援として実施されている同事業、対象者(盲人) に月に36時間を限度にガイドヘルパーさんの無料派遣を行うのが事業の目的です。

 あらかじめ必要な時間数を担当である障害者福祉課と相談をし設定するのですが、 日々の生活のことですし当然のことながら月によっては時間数に収まらないという実態も浮き彫りになっています。

 例えば病院などへの通院や社会参加の時間など、日々の生活のなかで必要なヘルパー派遣時間数については、 当初設定された時間数通りに収まらないことも当然あるわけで、そうした場合には相談に応じ柔軟に対応するよう要望しました。

  何よりも大切なことは盲人の皆さんにとってもごくあたりまえに外出をし、社会参加をし、 日々の生活が充実できるよう充分な環境を作っていくことであり、 そのためのガイドヘルパー派遣事業は目的達成のための要となる事業でもあります。

 そうした環境作りに区が率先して取り組んでいくことに期待をしていますし、 今日の質疑においても前向きな答弁が得られたものと思っています。

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