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2008年07月のバックナンバー

2008年07月01日

芸術を軸とした街づくり!(十和田市から・・・)

 会派視察第2日目、朝一番で青森市を出発し、隣接する十和田市へ。

10:00 十和田市現代美術館を訪問。

 現在十和田市では市のシンボルロードである官庁街通り(幅36m・長さ1.1km)の景観や環境の改善と、 中心市街地活性化のために、現代芸術の持つ創造性や多様性に着目し、この4月通り沿いにオープンした十和田現代美術館を拠点として 「芸術を軸とした街づくり」が着々と進んでいます。

 官庁街通り(写真上)は「日本の名道100選」にも選ばれた景観見事な通りで、桜の名所でもあるそうです。


 この通り全体(空間)を美術館にしていこうというこの計画ですが、第1弾となる現代美術館のオープンは予想をはるかに上回り、 これまでの約2ヶ月で来場者は5万4千人を突破したそうです。

 美術館そのもののデザインも斬新で、展示作品が外からも見えるようになっているのも特徴で(写真下) 、まさに町全体をアート化していこうという意図がはっきりしています。

 今後の課題は、これらの成果をいかに街の活性化につなげていくかということで、 商店街の賑わいや観光振興など取り組んでいかなければならないテーマはまだまだありそうです・・・。

 でも斬新なアイディアをこうして形にして実践していく十和田市の姿勢は大いに評価できるものと思います。

 格差社会が広がる中、地方も生き残りをかけて必死です。

 文京区も見習わなくてはなりません。

午後からはやはりお隣りの三沢市へ移動し三沢市立「寺山修司記念館」を視察の後、三沢空港最終便で東京に帰郷しました。

 

2008年07月02日

どうなる「鴎外記念館」・・・?(検討委員会を設置)

 写真は私の地元千駄木にある区立鷗外記念館。

 この地はかつては明治の文豪 森 鷗外の居住地(観潮楼)があったところで、 鷗外の没後は区立の記念館および図書館として整備されました。

 図書館については数年前に移転し、現在この「鷗外記念館」は閉館中です。

 施設は老朽化が進んでいます。今後どうしていくのか? まさにこの記念館の行く末が注目される中、このたび「(仮称) 森 鷗外記念館」整備検討委員会が区役所内に設置されることになりました。

 教育推進部長が委員長となり、この7月より来年3月まで検討が行われ、報告書としてまとめられると聞いています。

 是非、いい方向性を出してもらいたいと思っています。


 昨日までの視察で私も十和田市の現代美術館や三沢市の「寺山修司記念館」を見てきました。

 斬新な発想と実践で文化・芸術の振興を進める自治体が増えている中、 この?外記念館についても文化・芸術の発信はもとより、 いかに地域の活性化に繋げていくか? が今後の大きなテーマとなると思われます。

 また、鷗外ばかりでなく文京区は漱石をはじめ数多くの文豪の「ゆかりの地」でもあります。こうした資源をどう活かしていくか? 一方では、観光との連動やまちづくりの観点も必要となってくることでしょう。

 課題は山積ですが「やりがい」も充分です!!

 こうした課題を克服し是非とも文京区の宝である「森 鷗外」をはじめとする「ゆかりの文豪達」を再び大きく輝かせてほしいものです。

 私も今後の「鷗外記念館」や文京区の文化発信のあり方については新しい提案をしていきたいと思っています。

 

 

2008年07月03日

事故現場に遭遇!!(言問通りから・・・)

9:00 区立根津小学校を訪問。10月に開催予定の「根津・千駄木下町まつり」について、 協力のお願いに・・・。

10:00 根津事務所へ。6月は議会が開会中だったので事務所に朝から入るのは久しぶりです。

 届いた郵便物や書類に目を通していくのですが、なんせ溜まっているので結構時間がかかります(写真上)。 結局午前中一杯かかってしまいました・・・(苦笑)。

 

13:00 自転車で区役所へ、途中 言問通り東大農学部前付近で「交通事故現場」 に遭遇してしましました(写真下)。


 道路は片側通行止めになっています・・・。
かなり大きな事故のようです、衝突した車の様子からは対向車同士が正面からぶつかったような感じです。 でも事故現場は直線道路でどう考えても正面衝突はありえない状況です。

 また全面が大破したトラックの側面には「文京区資源回収事業実施中」とペイントされているのを確認しました。

 資源回収のために区が雇い上げている民間事業者の車でしょうか・・・?

 後で確認してみる必要があると思います。

19:30 不忍通りふれあい館で行われた根津藍染町会第1回祭礼委員会に出席。根津神社のお祭りは9月半ばですが、 もう準備の時期になりました。

 下町の一年はあっという間に過ぎていきます・・・。

 

2008年07月04日

「ふれあい学級」を訪問。(西片から・・・)

9:50 西片にある「ふれあい学級」を訪問。同学級は旧西片幼稚園跡地にできた適応指導教室で 「子育てひろば西片」と併設で設置されています。

 区立小中学校に在籍する児童・生徒のうち不登校など何らかの原因で学校に通学できない子供達が対象の事業で、 現在約20名の生徒達が自主的に通い学校復帰を目指しています。

 指導に当たっているのは区立小中学校の退職校長4名で、 昨年度 私の地元八中を退職された越智先生も再びこの新天地で教鞭をとられています。

 有難いことに今日の現場訪問では、実際に子供達の授業の様子も垣間見ることが出来ました。

 授業形態は先生主導ではなくそれぞれが課題を持ち込んでの学習になるので指導する先生も大変ですが、 先生も生徒も真剣に学習に取り組む姿は私が想像していていた光景とははるかに違っていました・・・。

 この子供達が学校に通えなくなった理由は様々あるようで学校復帰は簡単なことではないように思われますが、 一進一退を繰り返しながら確実に前に進んでいるようです。

 それ故に先生方にとっても「やりがい」を感じているとのことでした。

 閑静な住宅地にひっそり佇むこの「ふれあい学級」は今年で開設19年目となりました。

 屋上には子供達と先生が植えたナスやトマトが収穫期を迎えています。

 太陽の光をいっぱい浴びたこの野菜達のように、 この学級に通う子供達も先生や家族の愛情をいっぱい浴びて いつの日か元気に学校に戻れることを祈ってやみません・・・。

 「ふれあい学級」は地味で地道な事業ではありますが、なくてはならない大切な施策です。

 尚、今日は時間がなくて「子育て広場・西片」は訪問することが出来ませんでした。

 残念です・・・。また改めてゆっくり訪問したいと思っています

 

 

 

2008年07月05日

男性区議おおいに語る。(平等センターにて・・・)

13:30 文京区女性団体連絡会主催、区政を知る懇談会に出席。

 会場は本郷にある男女平等センター。

 テーマは「男性区議おおいに語る」ということで、 18名の男性区議が出席(写真上)、 会場を訪れた区民との間で幅広い意見交換が行われました。

 2月には同趣旨で女性区議との懇談会もすでに開催されています。

 男女共同参画社会の実現については女性の活躍・社会進出に伴い、区政の中でも今後取り組まなければならない課題も山積です。


 今日も、男女の平等観や文京区が進めている「男女平等推進計画」について、 また女性区議の活躍などについても出席議員それぞれから熱い意見が開陳されました。

 いずれにしてもこうした課題については男性・女性を問わず、 共通の認識と視点を持って考えていくことが必要です。今回は男女別での意見交換となりましたが、 今後に向けてのいいきっかけになったのではないかと思っています。

15:30 東京ドームで行われた「文京社会を明るくする運動」の啓発活動に参加。

 同運動は文京区保護司会や更生保護女性会が中心となって、 犯罪や非行の予防やあやまちをした人の立ち直りを地域社会の中で呼びかけていくという趣旨で行われている運動です。

 今日は東京ドーム内での啓発活動でオープニングセレモニーの後(写真下)、 集まったボランティアが一斉に周辺でのティシュ配りを実施しました。

 私も一緒に参加しました。

 

2008年07月06日

サンデーズ予選敗退!!(小石川グランドから・・・)

8:30 小石川運動場で開催された、文京区ソフトボール大会に参加。

 私は根津サンデーズというチームに所属しています。ソフトボール歴はもう10年以上で、今日も4番でレフトという重責です・・・。

 予選リーグの今日は2試合を消化しましたが残念ながら2連敗を喫し、決勝トーナメントには進めなくなりました。

 とても残念です。

 過去優勝経験も豊富で、名門チームのひとつだった我が根津サンデーズですが、ここ数年は低迷が続いています。

 練習グランドの確保が難しくなってきた上に、選手の高齢化も悩みの種です。

 でも、勝ことにこだわるよりも これからはむしろ 気軽にソフトボールを楽しみ、 健康づくりに備えるといった方向性にシフトするほうが賢明なのかもしれません。

 確かに私のようなオジさんにとっては炎天下の中での一日2試合は結構キツかったです・・・(苦笑)

 

2008年07月07日

ベトナムからの訪問団。(シビックセンターから・・・)

10:30 ベトナム南部の工業都市「ビンズン省」 から省幹部ほか10名の訪問団がシビックセンターの視察にやって来ました。

 私の友人がビンズン省での日本企業誘致の仕事をしており、日本でのセミナー開催と幹部の訪日に伴い「日本の自治体庁舎を見学したい! !」とのオファーを受けて今回の視察が実現することとなりました。

 ビンズン省は近年ベトナムでも急速に発展している工業都市のひとつで、人口は140万人、GDP成長率も15% と けた外れの振興ぶりです。

 日本でのセミナーも2005年以降数回行われているようで、日本企業(中小)の誘致も確実に成果を挙げていると聞きました。



 今日の視察では展望ラウンジや議場(写真上)、防災センター(写真下) などを見て頂きましたが 特に先端技術を駆使した文京区の防災システムにはかなり驚かれていたようです・・・。 (ビンナン省では地震も洪水もないようで「防災」という視点はあまり重きを置かれていないようです。)

 ベトナムはアジアの中でも「これからの国」です。経済成長もさることながら特に教育や人材育成はこれからの課題であるとのこと。

 そういう意味でも「文京区の素晴らしい点を今後是非参考にしていきたい」と・・・ 訪問団団長でありビンズン省人民委員会副委員長のグエン・ヴァン・ヒップ氏が語っておられました。

 喜んでいただいたことを私も光栄に思います。また視察に協力頂いた区職員の皆さんには心から感謝です。

2008年07月08日

民主党シンポジウムのご案内。(寺島実郎氏講演)

 今日は民主党シンポジウムのご案内です。

民主党東京都第2区総支部(文京・中央・台東区) 主催のシンポジウムが下記のとおり開催されることになりました。

講師はテレビやマスコミでもお馴染みの国際政治評論家の寺島実郎氏です。

テーマは「アメリカ・中国・不条理戦争」

時代に流されることなく常に一貫した姿勢で国際政治論を展開してきた、 いま最も注目される論客寺島氏がわが国の将来に警鐘を鳴らします。

貴重な機会ですので是非ご参加ください。

お待ちいたしております!!

とき 7月24日(木)17:00~19:00
           (開場 16:30)

場所 浅草ビューホテル 3階 祥雲の間

会費 2,000円(軽食付)

*参加ご希望の方は(1)お名前 (2)ご住所 (3)ご連絡先をご明記の上、渡辺まさしメールmasashi@masashi-net.jp へ7月20日までにご返信下さい。

 尚、定員となり次第締め切らせて頂きます。予めご了承ください。

 

2008年07月09日

国会ねじれて真相明らかに!(根津駅から・・・)

7:45   根津駅頭での民主党街頭活動に参加。

 増子都議、私ほか中山事務所スタッフあわせて計4名での街頭活動です。

 民主党ビラと昨日ご紹介したシンポジウム開催のお知らせをセットで通勤途中のみなさんに配布しました。

 マイク担当は増子都議、「国会はねじれましたが、民主党が参議院で第1党になったことにより、 今まで表面化することのかった省庁のムダ遣いや天下りの実態の真相が明らかになった!!」と「ねじれの成果」についても訴えかけました。

 事実、野党が参議院で過半数を得た結果、今まで明るみに出なかった各省庁の資料が国会に提出されるようになりました。 また真相解明の切り札となる「国政調査権」の発動も可能になったわけですから「ねじれた」 結果は決して国民にとってマイナスではないと信じます。

 そのことをこれからも地道に国民に訴えていかなければなりません。

 

 

2008年07月10日

喫煙マナーを問う。(本郷三丁目から・・・)

 文京区安全・安心まちづくり条例のもとに、本郷2・3丁目および湯島1~4丁目地区(一部を除く) が「路上喫煙禁止地区」に指定されました。

 6月30日からすでにスタートしています。

13:00 本郷三丁目交差点へ(写真)。通りの向こう側から湯島天満宮までの地域が新たに喫煙禁止地区となりました。

 この地区においては歩行喫煙はもとより、自転車に乗っているときや、路上に立ち止まっての喫煙も禁止です。

 しかしどれだけ実効性を担保できるかについては「全く未知」の状況です・・・。

 現在文京区では公共の場所における喫煙マナーの一層の向上を図るため新たな条例制定の検討も始まっています。

 千代田区のように規制(罰金)によらず、喫煙マナーの向上を基本とするのが軸となるようですが・・・ いい結果に繋がればよいのですが、今後の動向については私達議会もしっかりチェックしていかなければなりません。

 また喫煙対策については路上喫煙ばかりでなく、子供への「防煙対策」やレストランなどの公共の場所における対策も必要です。

 区民の健康を守るという視点からいえば、今後区政の重要課題のひとつとなることでしょう。

 私のもとにも「喫煙と区民の健康」については様々なご意見が寄せられています。

 そうしたご意見に耳を傾けていきながら私も今後、しっかり取り組んでいきたいと考えています。

2008年07月11日

民主党の方針固まる!(総支部政務調査会)

10:00 台東区役所会議室において 民主党東京第2区総支部政務調査会が開催。

 私も含め文京・中央・台東の所属議員が集まり、「民主党の医療制度改革案」についての勉強会を行いました。

 講師は、民主党きっての政策通で日本の医療問題には特に詳しい 鈴木 かん参議院議員です。

 議論の中心は後期高齢者医療費制度の問題点と 去る6月3日に民主党厚生労働部門会議で決定された 「高齢者医療に関する民主党の基本的な考え方」について。

 これまで「後期高齢者医療費制度」に代わる対案を迫られていた我が民主党ではありますが、今日の鈴木氏の講義で 「今後の目指すべき方向性と手法」についてが私達にも明快に理解できたと思っています。

 まさに民主党の方針が固まったともいえましょう。

 この民主党の考え方については、後日(来週あたり)このブログでも特集を組んでわかり易く説明させて頂きたいと思っています。

  総支部政務調査会は私達所属議員にとっては貴重な情報収集の場です。政務調査会の開催により国政や都政の流れはもとより、 区レベルでも横のつながりでタイムリーな意見交換を図ることも可能になりました。

 こうした場で得た知識や情報を速攻自らの活動に反映していかなければならないと改めて痛感しました。

 今日もいい勉強になりました。

 

2008年07月12日

商店会で夏祭り!!(ふれあい館から・・・)

13:00 地元商店会 根津八重垣謝恩会の「夏祭り」に参加。

 お中元セール後の抽選会を兼ね、地域の子供達にも模擬店やゲームなどで楽しんでもらおうという恒例イベントです。

 会場となった不忍通りふれあい館には 沢山の子供たちも集まり大賑わいです(写真)。

 この夏祭りをスタートに、今後地域では夏のイベントがめじろ押しです。

 明日は青少年対策根津地区委員会主催の「どじょうつかみ大会」が行われます。

 これから夏休みが終わるまで、子供達にとってはお楽しみが続きます・・・。

2008年07月13日

絶好の どじょう日和!!(根津小学校から・・・)

10:00 青少年対策根津地区委員会主催、「どじょうつかみ大会」のお手伝い。

 私も今年度から同委員会の委員となりました。

 会場は根津小学校校庭で、消防団の皆さんのご協力のもと簡易プールを作り、そこにホースで水を流していきます。

 その後、どじょうを放流していよいよ「どじょうつかみ」が始まりです。

 どじょうつかみに夢中となる子供達ですが頭からはホースの雨で、まさに気分爽快 最高のシャワーです(写真)。

 私も水をかぶっていしまいましたが、結構気持ちよかったです・・・(笑)。

 気温は30度を超えていたようですが、絶好のどじょう日和となりました。

 思えばこの「どじょうつかみ大会」は私が小学生の頃からあったイベントですからもう40年近くの歴史があります。 下町の夏の風物詩ともいえるこのイベント、私達の世代でしっかり後世に伝えていかなければなりません。

 子供達にとってもさぞかし いい思い出となったことでしょう。

2008年07月14日

生活と就労を地域で支える!(葛飾区立石から・・・)

13:00 葛飾区立石地区を中心に活動する社会福祉法人「原町青年寮」を訪問。

 同法人は1962年に障害者のための生活寮「通勤センター原町青年寮」を開設以来、 知的障害者の生活を支える福祉法人として この立石の地にて発展を続けてきました。

 平成に入ってからは特にグループホームの開設が顕著で、現在立石周辺3km以内に30数箇所、 200名近くの障害者が暮らしていると聞きました。

 文京区では考えられないことです・・・。

 今日はその法人の拠点となる地域生活援助センターおよび就労移行支援事業所(この7月開設)を訪問し、 知的障害者の生活支援や就労支援について施設の職員の方々からお話を伺ってきました。


 長い年月を経ながら葛飾区の中心、区役所や京成立石駅(写真上)がある立石の町中で、 障害者のためのグループホームや就労支援・地域生活支援センターなどが集積し、 障害者の自立が実践されていることは本当に素晴らしいことだと感じます。

 もちろんそこには有形無形の地域の皆さんの支援があることは言うまでもないでしょう・・・。

 実際、センター近くにあるグループホームも見せて頂きましたが(写真下・居間)、 大家さんの理解もあって改修も利用者本位で進められ、日々の暮らしも快適なようです。

 残念ながら文京区においてはこうしたグループホームやケアホームはまだまだ未整備で、今後の大きな課題のひとつとなっています。

 文京区は家賃や土地が高いので そう簡単に解決できる問題ではありませんが早急な取り組みが必要です。

 場合によっては公有地や区所有の未利用地などを活用し、整備を進めていくことも手法のひとつでしょう。

 私自身もこの立石での事例も参考にしながら、今後この課題に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 

 

 

2008年07月15日

「差別は年齢だけじゃない!!」(特集 どうなる高齢者医療 その1)

 今日から3日間に亘り、後期高齢者医療費制度の問題点や今後の日本の高齢者医療について、 過日民主党東京第2区総支部で開催された政務調査会(写真) での議論をもとに皆さんに なるべくわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。

 初日の今日は後期高齢者医療費制度導入に伴う「診療報酬の改定」について。

 後期高齢者医療費制度における現状の批判の的は年齢75歳で区分けをすること、 また後期高齢者などと呼び差別されることに対する感情論が先行しているようにも思われますが、この4月に行われた診療報酬の改定により、 実質的な医療給付でも差別が行われようとしていることが我が民主党の指摘で明らかになりました。

 それは75歳以上のお年寄りの入院日数について・・・。

 今回の改正で75歳以上のお年寄りについては「入院日数が90日を超える場合は診療報酬を最大2/3に減額されること」 が決定したようです。

 このことにより病院側からしてみれば一般入院患者に比べ報酬が減る75歳以上の入院患者については91日目に入った時点で当然 「出ていってくれ」という雰囲気が広がっていくことは自明の理になると予想されます。

 今後の日本の高齢者医療を考えていく上では「誤った方向性」と言わざるを得ません。 

 必要な医療を受ける権利は年齢に関係なくいわば「基本的な人権」でもあります。

 こうしたことが公然と行われようとしていることには、 75歳以上の当事者はもとより私達国民一人ひとりが怒らなければ駄目だと痛感しました。

 この報酬改定実施は今年10月1日スタートの予定です。

 まだマスコミなどでも取り上げられていませんが、いずれクローズアップされてくることでしょう。

 差別は年齢だけでなく実質的な医療給付においても行われようとしていることに一刻も早く私達国民も気づかなければなりません。

 後期高齢者医療費制度の大きな問題点のひとつです!!

(明日に続く・・・)

2008年07月16日

格差広がる・・・?(特集 どうなる高齢者医療 その2)

 昨日に引き続き、高齢者医療について特集でお届けします。

 右のビラは民主党が配布している政策広報で後期高齢者医療費制度廃止を訴えるビラです。

 保険料の年金天引きや保険料負担・窓口負担が増えることなどが主にPRされていますが、 その根本には後期高齢者医療費制度が年齢で区切った「独立保険方式」であることが大問題なのだと私達民主党は主張しています。

 例えば、国民を65歳以上とそれ以下の2カテゴリーに別けた場合、医療費の格差は4倍になるといわれています。

 高齢になるとともに医療費が伸びるのは当然のことですから格差が4倍になることも十分理解できます。 にもかかわらずその高齢者だけを独立させて医療費制度を作ることには、給付と負担の関係からみても大きな矛盾があると言わざるを得ません。

 よほどの公費を投入しなければ制度として成り立たないのは明らかですが実際に後期高齢者医療費制度においては被保険者の負担が 「まずありき」になっているのが現状です。

 また格差は年齢ばかりではありません。

 構成員も若く、所得も大きいIT企業や大企業の組合健保などに比べ、 一般的に低所得者や高齢者が割合が高い市区町村の国民健康保険においては恒常的な赤字が続いています。 と同時に都心部と地方での地域間格差もどんどん広がっています。

 こうした保険者間の格差を埋めていくことも現状の医療保険制度の課題といえるでしょう・・・。

 その解決策・方法論についてはやはり医療給付に占める公費の割合を高めていくことしかないでしょう。

 民主党の主張もこの「公費負担増」が改革案の基本になっています。

  (明日に続く・・・)

2008年07月17日

医療保険の一元化を目指して。(特集 どうなる高齢者医療 最終回)

 3日間に渡ってお伝えしてきた「特集」も今日が最終回です。

これまで後期高齢者医療費制度の問題点や民主党が主張する高齢者医療のあり方についてご紹介してきましたが、 究極どのような医療制度を目指すかについては今後我が民主党も国民に対してはっきりとしたメッセージを出していかなければならないと思っています。

 去る6月3日には民主党の厚生労働部門会議が開かれ「高齢者医療の確保に関する法律の廃止等に伴う民主党の基本的考え方」 が決定されました。

 この決定内容が我が党が目指す今後の医療費制度改革の骨子になると思われますので以下抜粋で列挙いたします。

1.市町村国保保険料については地域間格差を是正する。

2.短・中期的には制度を後期高齢者医療費制度導入以前に戻し、年齢リスクや所得リスク調整したうえでこれを維持していく。 また長期的には健康医療圏における医療保険の一元化を目指していく。

3.70歳以上の自己負担1割、現役並み所得者2割の現状を維持する。

4.医療費給付費に占める公費負担の割合を高めていく。

などなど・・・。

 写真は民主党厚生専門部会が行われた同日、 小沢代表が宮城県仙台市を訪れ高齢者との対話集会を開催したときの様子を撮影したものです。

 この医療制度改革は国家が抱える難題であると同時に最優先で取り組んでいかなければならない政策課題ではありますが、 当然今日明日に解決できるものでもありません。

 しかしながらこうして国民との「対話」を積み重ね、 民意を汲んでいくという地道な努力をつづけることでゴールが見えてくるものと私は確信しています。

 そのような意味においては我が民主党も国民に対して今後も「よりわかりやすく、誰もが納得できる」 メッセージを常に発信していくことが求められるのだと感じています。

(3日間に渡り ありがとうございました 特集終わり)

2008年07月18日

継続できることに感謝。(後楽園駅から・・・)

8:00  東京メトロ丸の内線 後楽園駅にて民主党文京支部の街頭活動を実施。

 いやぁー朝から 暑かったです・・・。

 行き交う人達も、暑さにうんざりの表情です。そのせいか政策ビラの配布もいまひとつでした(苦笑)。

 今年の早いうちに解散総選挙があることも想定し、昨年10月から始まったこの街頭活動ですが、 あれよあれよという間に9ヶ月が過ぎていきました。

 でも選挙目当てではなく、こうして継続的に活動を続けていくことの大切さを、 この9ヶ月間に亘る活動を通じて身をもって経験させてもらいました。

 感謝の気持ちをもって、街頭に立たなければなりません。

 今年の夏は特に暑さが厳しくなるとのことですが、私達の活動は猛暑のなかも続きます・・・。

 

 

2008年07月19日

護身術教室に参加。(交流館から・・・)

13:30 根津交流館で行われた「護身術教室」に参加。

 地元を管轄する本富士警察署から講師が派遣され、女性が暴漢されたときの護身術について講習が行われました。

 地域の子供達や女性、スクールガードの皆さん方も参加されていました。

 実演による指導にみんな真剣な眼差しですが(写真)、 冷静さを保つとともにとコツを覚えてしまえば非力な女性でも簡単に暴漢から身を守れることが実証され、参加者一同ビックリした様子でした。

 おおいに参考になったと思います。

2008年07月20日

ラジオ体操始まる!!(根津神社から・・・)

6:30 夏休みラジオ体操初日です。

 会場となった根津神社には地域の子供達をはじめ、日頃からラジオ体操を愛好する体操会の会員のみなさん、 また町会やPTA関係者など数百名が集まり、初日から大賑わいとなりました(写真)。

 この夏休みラジオ体操は休み中 子供達が規則正しい生活が送れるよう始まった夏恒例のイベントですが、 関係する地域の大人達も毎日参加です。

 私も実行委員の一人ですので、8月始めまでの2週間は朝寝坊ができません。

 寝不足や飲みすぎにはくれぐれも注意しなくては・・・(苦笑)。

 

 

2008年07月22日

義捐金を手渡し!!(岩手県東京事務所から・・・)

10:00 地元商店会八重垣謝恩会 今井会長さん(写真右) とともに永田町にある岩手県東京事務所を訪問しました。

 過日行われた同商店会主催の夏祭りイベントで募った「岩手県地震災害復興義捐金」を直接お渡しするのが目的です。

 対応してくださったのは東京事務所 東大野所長さん(写真左)。合計1万数千円ほどの義捐金でしたが、心から感謝の意を表明頂き、 私たちも嬉しく思いました。


 写真下は岩手県全体の地図。


 震源地は栗駒国定公園一帯で、直接の被害が甚大だったのが地図上 赤ペンで囲った部分だそうです。被害が県全体に及ばなかったのは不幸中の幸いだったようですが、 夏休みに向け平泉や花巻温泉など県内の観光地では予約のキャンセルが相次ぎ、 違う意味での影響が出てしまったと東大野所長が現状について説明してくれました。

 間接的な被害はむしろ深刻かも知れません・・・。

 災害復興は日々前進しているようですが、 当該被災者の皆さんのご苦労はもとより県民全体に与えた影響は未だ量り知ることはできません。義捐金もそうですが、私達国民一人ひとりが 「できる限りの支援」を行い、経済的・精神的な支えを共有していくことが大切だと強く感じました。

 

2008年07月23日

小型消防ポンプを点検。

6:30 根津神社ラジオ体操。
7:00 汐見小学校でのラジオ体操と2会場をかけもち参加・・・。

 汐見小学校会場は昨日よりスタート、私が住む千駄木二丁目西町会が主催です。壇上での模範演技は町会青年部員が務めます。

 今日の担当は鴻池貴光君です(写真上)。彼はスポーツマンで壇上演技歴も長く、見ていても安心です。

 私も数年前までは壇上に上がっていましたが(結構緊張します・・・)今は後進に道を譲り、気が楽になりました(笑)。




7:30 体操会場より、町会防火部のみなさんと共に小型消防ポンプの点検のため町会格納庫まで移動。

 日曜日には「どじょうつかみ」も兼ね、町会主催の防火教室も開催予定です。

 その際このポンプには活躍してもらわなければなりません。

 ちゃんと起動するかどうかの点検(写真下)でしたが、バッチりOKでした。

 この小型所消防ポンプは2年ほど前に町会に配備されました。しかしながら操作が出来る人がまだまだ限られているので、 今回の防火教室などを通じて裾野を広げていかなければなりません。

 

 

 

2008年07月24日

この国の行く末を再考。(シンポジウム会場にて・・・)

17:00 浅草ビューホテルにて民主党東京第2区総支部(文京・中央・台東区) 主催のシンポジウムが開催、私も主催者の一員として参加しました。

 政治経済・国際問題評論家として評価の高い寺島 実郎氏(写真上)を講師としてお招きしての時局シンポジウムです。

 予想通り会場は300名にも及ぶ参加者で埋め尽くされ(写真下)とても有意義なイベントとなりました。

 グローバル・ スタンダートを視点とした国際情勢や日本の置かれている立場について現状を論じる寺島氏の基調講演はとても明快かつ解りやすく、 講演時間の1時間はあっという間に過ぎていきました。

 

 


 ロシア、中国、インドなどの台頭やドル安に象徴されるアメリカの衰退、 またアジア圏のリーダーとしての今後の日本の行く末など・・・。

 寺島氏の講演を聞きつつ、日本の将来について再考するとともに、危機感を持たなければならないと痛感しました。

 またこれまで「世界情勢は守備範囲外」との思いもあった私ではありますが「この国の行く末」 について国民一人ひとりが真剣に考えなければならい時期がきているのでは・・・?

 と改めて考えさせられたような気がしました。

 

 

2008年07月25日

新型インフルエンザ対策と危機管理。(議員研修会)

13:30 区議会第1委員会室にて「議員研修会」が開催。

 「新型インフルエンザの現状と対策」をテーマに2時間に亘る研修が行われました。

 講師にお招きしたのは国立感染症研究所の谷口先生です。

 新型インフルエンザについては1997年に H5N1型という新種が出現、 2008年現在も鳥から人への感染が持続しているとのこと。効果的な治療法は未だ不明で、 感染持続によりウイルスの変化の可能性もあるそうです。

 安閑としてはいられない状況です。

 幸いヒトからヒトへの感染能力は認められず、世界的流行(インフルエンザ・パンデミック)には至っていませんが、 世界各国において対策が急がれていると聞きました。

 日本においてもワクチンの備蓄などの対策は講じられているようですが、まだまだ不十分なようです。

 現実的にはパンデミック(世界的流行)を完全にプロテクトすることは難しく、そうなったときの被害を最小限に食い止める 「危機管理体制」の構築が今後のポイントになるとのこと。実際に、 かつてインフルエンザの流行で被害を受けたオーストラリアや台湾などではその時の教訓を活かし危機管理体制作りが国家レベルで進んでいるようです。

 文京区においても区長や教育長をトップとする対策チームがあるようですが、検討状況についてはどうなっているでしょうか?

 私達議会としても今回を契機に新型インフルエンザに対する関心を高め、対応について考えていかなければなりません。

2008年07月27日

交流は続く!(文京日韓親善協会総会)

17:30 文京日韓親善協会定期総会が上野パークサイドホテルにて開催。

 私は同会の事務局長で今日は司会進行役です。

 2年前に煙山 力前文京区長を会長に再発足した文京日韓親善協会ですが、着実に日韓交流が進んでいます。

 昨年度もハングル講座や韓国料理教室またボーイスカウトの済州島派遣なども行いました。

 今年度も少年サッカーやママさんバレーの交流事業も予定されています。

 また会員増強もテーマのひとつで、こうした事業を通じて交流の裾野が広がることに期待です。

 

 

びしょ濡れです・・・。(どじょうつかみ大会)

10:00 私の住む千駄木二丁目西町会主催の「どじょうつかみ大会」にお手伝いで参加。 防災訓練を兼ねてのイベントです。

 会場は八中の校庭です。本郷消防団5分団のご協力で簡易プールを作り、どじょうを放します・・・。

  家族連れの参加が多かったのですが、大人も子供も大はしゃぎです(写真上)。

 


 今回はプールの水がやや深かったたため、どじょうもなかなか捕まりません。 私も飛び入りで参戦しましたが結構難儀しました。 それに消防ホースからの散水を浴びてびしょ濡れに・・・(写真下)。


 ひととき童心に帰って楽しい思いをさせてもらいました。

 子供達にとってもさぞかしいい思い出になったことでしょう。

 どじょうつかみのほかにも、 バケツリレーをやったり町会に配備された小型ポンプでの放水体験をしたりとなかなか有意義なイベントだったと思います。

 

 

 

2008年07月28日

新たなる交流の展開を求めて・・・。(魚沼市から)

 区議会有志で結成された「文京区議会自治研究会」のメンバー総勢20名で新潟県魚沼市を訪問。

 市議会議員の方々や市幹部職員の皆さんとの意見交換会に参加しました。

 ご承知かとは思いますが文京区と魚沼市の間には同市が合併する以前の旧湯之谷村時代より交流が続いています。

 湯之谷地区には現在も文京区の保養施設である「湯之谷やまびこ荘」が稼動、文京区民の山村体験の場となっています。

 私自身も合併後訪れたのは初めてだったのですが、新しい市長さんや議員の方々とも懇親でき貴重な機会を頂いたと思っています。

 

意見交換でもこれまでの交流事業の成果や今後の課題などについて積極的なやり取りができ、 とても有意義でした。

 現状はやはり宿泊施設である「やまびこ荘」を軸とした事業が交流の中心ではありますが、 やまびこ荘の利用者はこのところ低調で地元業者への運営委託料や施設の改修費など将来に亘る負担も大きな課題です。

 当然魚沼市との絆は今後も強固にしていく必要がありますが、また一方では新たなる交流の展開も考えていかなければなりません。

 そんな話も現場同士で継続的に行うべく、今回を契機に文京区・ 魚沼市の両議員が定期的に意見交換していくことも提案され両市の交流に「新たなる一歩」が踏み出されたものと思っています。

 意見交換終了後は議場にて記念撮影(写真下)。

 11月には魚沼の皆さんも上京されるとのこと。是非またお会いしたいです。

 

 

 

2008年07月30日

いよいよ終盤に。(ラジオ体操会場から・・・)

 子供達を主に対象とした「夏季ラジオ体操会」が毎日続いています。

今日も根津神社・汐見小学校と2会場を回ってきましたが、子供たちも連日元気に通ってきています。

20日過ぎから始まったこの体操会もいよいよ終盤となりました。最終日には頑張ったご褒美に参加賞も手渡される予定になっています。

「早起きは三文の徳」です。私も頑張って最後まで参加したいと思っています。

 

2008年07月31日

5年生 八ヶ岳へ!!(汐見小校庭から)

早朝、いつものように根津神社・汐見小学校とラジオ体操2会場を廻りました。

 汐見会場は今日が最終日となります。

 また今日は汐見小学校5年生が林間学校で八ヶ岳高原学園へ出発する日でもあります。

 

7:00 体操開始と同時に校内でのセレモニーを終えた5年生たちが、校庭から八ヶ岳へと出発していきました(写真上)。

 新鮮な空気と自然に満ちた環境の中で2泊3日をさぞかし満喫してくることでしょう。


 八ヶ岳高原学園は来年度より指定管理者制度による運営業務が実施される予定です。 また開設以来30年が経過し施設の老朽化も気になるところです。

 この夏から秋にかけて私も是非視察に訪れ、現状をこの目で確かめてきたいと思っています。

7:15 ラジオ体操が終わり、子供達には参加賞が渡されました(写真下)。

 今年は大塚製薬・大和運輸・朝日信用金庫などの企業協賛もあり、参加賞もすごく豪華です。

 子供たちも大喜びで何よりでした。

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