13:30 区議会第1委員会室にて「議員研修会」が開催。
「新型インフルエンザの現状と対策」をテーマに2時間に亘る研修が行われました。
講師にお招きしたのは国立感染症研究所の谷口先生です。
新型インフルエンザについては1997年に H5N1型という新種が出現、 2008年現在も鳥から人への感染が持続しているとのこと。効果的な治療法は未だ不明で、 感染持続によりウイルスの変化の可能性もあるそうです。
安閑としてはいられない状況です。
幸いヒトからヒトへの感染能力は認められず、世界的流行(インフルエンザ・パンデミック)には至っていませんが、 世界各国において対策が急がれていると聞きました。
日本においてもワクチンの備蓄などの対策は講じられているようですが、まだまだ不十分なようです。
現実的にはパンデミック(世界的流行)を完全にプロテクトすることは難しく、そうなったときの被害を最小限に食い止める 「危機管理体制」の構築が今後のポイントになるとのこと。実際に、 かつてインフルエンザの流行で被害を受けたオーストラリアや台湾などではその時の教訓を活かし危機管理体制作りが国家レベルで進んでいるようです。
文京区においても区長や教育長をトップとする対策チームがあるようですが、検討状況についてはどうなっているでしょうか?
私達議会としても今回を契機に新型インフルエンザに対する関心を高め、対応について考えていかなければなりません。