写真は私の地元千駄木にある区立鷗外記念館。
この地はかつては明治の文豪 森 鷗外の居住地(観潮楼)があったところで、 鷗外の没後は区立の記念館および図書館として整備されました。
図書館については数年前に移転し、現在この「鷗外記念館」は閉館中です。
施設は老朽化が進んでいます。今後どうしていくのか? まさにこの記念館の行く末が注目される中、このたび「(仮称) 森 鷗外記念館」整備検討委員会が区役所内に設置されることになりました。
教育推進部長が委員長となり、この7月より来年3月まで検討が行われ、報告書としてまとめられると聞いています。
是非、いい方向性を出してもらいたいと思っています。
昨日までの視察で私も十和田市の現代美術館や三沢市の「寺山修司記念館」を見てきました。
斬新な発想と実践で文化・芸術の振興を進める自治体が増えている中、 この?外記念館についても文化・芸術の発信はもとより、 いかに地域の活性化に繋げていくか? が今後の大きなテーマとなると思われます。
また、鷗外ばかりでなく文京区は漱石をはじめ数多くの文豪の「ゆかりの地」でもあります。こうした資源をどう活かしていくか? 一方では、観光との連動やまちづくりの観点も必要となってくることでしょう。
課題は山積ですが「やりがい」も充分です!!
こうした課題を克服し是非とも文京区の宝である「森 鷗外」をはじめとする「ゆかりの文豪達」を再び大きく輝かせてほしいものです。
私も今後の「鷗外記念館」や文京区の文化発信のあり方については新しい提案をしていきたいと思っています。