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2008年07月14日

生活と就労を地域で支える!(葛飾区立石から・・・)

13:00 葛飾区立石地区を中心に活動する社会福祉法人「原町青年寮」を訪問。

 同法人は1962年に障害者のための生活寮「通勤センター原町青年寮」を開設以来、 知的障害者の生活を支える福祉法人として この立石の地にて発展を続けてきました。

 平成に入ってからは特にグループホームの開設が顕著で、現在立石周辺3km以内に30数箇所、 200名近くの障害者が暮らしていると聞きました。

 文京区では考えられないことです・・・。

 今日はその法人の拠点となる地域生活援助センターおよび就労移行支援事業所(この7月開設)を訪問し、 知的障害者の生活支援や就労支援について施設の職員の方々からお話を伺ってきました。


 長い年月を経ながら葛飾区の中心、区役所や京成立石駅(写真上)がある立石の町中で、 障害者のためのグループホームや就労支援・地域生活支援センターなどが集積し、 障害者の自立が実践されていることは本当に素晴らしいことだと感じます。

 もちろんそこには有形無形の地域の皆さんの支援があることは言うまでもないでしょう・・・。

 実際、センター近くにあるグループホームも見せて頂きましたが(写真下・居間)、 大家さんの理解もあって改修も利用者本位で進められ、日々の暮らしも快適なようです。

 残念ながら文京区においてはこうしたグループホームやケアホームはまだまだ未整備で、今後の大きな課題のひとつとなっています。

 文京区は家賃や土地が高いので そう簡単に解決できる問題ではありませんが早急な取り組みが必要です。

 場合によっては公有地や区所有の未利用地などを活用し、整備を進めていくことも手法のひとつでしょう。

 私自身もこの立石での事例も参考にしながら、今後この課題に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 

 

 

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