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2006年03月のバックナンバー

2006年03月01日

(財)地域・文化振興公社、指定管理者となる・・・。

10:00~ 区議会第1委員会室で文教委員会が開催。

 (財)地域・文化振興公社(以下公社と表記)が文京区の指定管理者となりました。同公社は文京区が100% 出資の財団法人で区からも多数の職員が派遣されています。いわば子会社です・・・。今回運営管理を受け持つ施設もこれまで同様、 文京スポーツセンター(写真)やシビックホール、区内に数箇所ある生涯学習館など・・・。

 指定管理者制度は公の施設の運営管理を民間の会社やNPOなどに任せることを可能にした制度。公的施設に「民間活力」 を大いに取り入れようとするものです。
 
 また、指定管理者の選定にあたってはプロポーザル方式などの審査が行われます。

 しかし文京区のこれらの施設ではこれまで同様、公社に運営を委ねることに決定。競争にさらされることもなく、 指定管理者となりました。

 これまで公社が培ってきた経験を活かしていこうという点や今後「文京アカデミー構想」 を推進していく上でも公社が指定管理者となることに大きな異論はありませんが、今後公社自身相当な意識改革が必要だと思われます。

 今日の質疑では我が会派高山泰三委員より「指定管理者制度の趣旨を活かすことはできるのか? 区民の目から見てどこが変わっていくのか?」などと素朴な疑問も投げかけられました。

 私は公社の評議員でもあり、これまで評議員会などにおいても発言してきました。 「指定管理者になるにあたってはこれまでのような役人意識では駄目。どうしたら利用者に喜ばれるか? サービスを向上させるためにはどんな努力をすべきか?これを機会に真摯に取り組んでいってほしい」と・・・。

 公社は名称も(財)文京アカデミーとして生まれ変わり、新たな第一歩を踏み出すことになります。

 受託期間は3年間。この試される期間に是非とも区民に評価される結果を出してほしいと思っています。

2006年03月02日

障害者自立支援法について。(厚生委員会1日目)

10:00 厚生委員会が第一委員会室にて開会。私も委員として出席しました。

 区からの報告事項のひとつである「障害者自立支援法」の施行について私が質問に立ちました。同法はこの4月より施行。 障害者サービスの一元化や1割負担の導入などで障害者施策が大きく変わります。

 今日の質疑でわかったことや要望事項は以下の通り・・・
1.利用者の見込みは400名程度。(文京区の障害者総数は約6100人)
2.周知が不十分なようであるので今後もきめ細かく対応するよう要望。
3.アセスメントとマネージメントは区障害者福祉課が担当。状況によっては相談事業者なども活用し、相談体制には万全を期すこと。 などなど

 また、施設における食費の利用者負担については一食につき650円という厚労省試算に対し文京区では食材費のみの350円に決定。 低所得者にはさらに免減し230円としたことが私の質疑の中で明らかになりました。

 政策的判断とのことですが、文京区独自の免減対策として評価したいと思っています。

 大事なことは「サービスの一元化はあっても障害の種別や度合いは一元化してはいけない」ということ。例えば、 視覚障害者と知的障害者では日常生活のなかでの不便や望むことは当然様々です。当たり前のことではありますが、 この法の施行のもとにそこのところが混同してしまう危険性もないとは言えません。

 今後利用者など関係者の意見をしっかり聞いていきながら、適切な対応をしていきたいと考えています。

2006年03月03日

議案審査(厚生委員会2日目)

10:00 厚生委員会が第2委員会室で開会。隣の第1委員会室では建設委員会が同時開会です。

 第2日目となる今日は議案の審査。区長から提案された「文京区知的障害者援後施設条例の一部を改正する条例」ほか全9議案は、 全会派一致でいずれも可決すべきものと決定。(採決は本会議で行われます)

 日本共産党・市民フォーラム・無所属議員の共同提案による「文京区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」 ほか2議案は、新生クラブ・公明党区議団・自由民主党無所属クラブの反対により否決すべきものと決しました。

 医療費の助成拡大については、国の責任において実施すべきと私たちは主張してきました。 また子育て支援といっても医療だけに特化するのもいかがかと思っています。公明党区議団は児童手当の対象年齢の引き上げを主張していますし、 子育て支援については考えも各会派様々です。

 この案ではまとまりません。

2006年03月05日

千駄木マラソンは年々盛り上がっています!

9:00 地元のビッグイベントである「千駄木マラソン」が行われました。
スタート会場は区立文林中学校。

 毎年選手として参加している私ですが、今日はお昼からバスケットの試合があるので遠慮しました。(年齢を感じています・・・)

 年々参加者が増えています。盛り上がっています。嬉しい限りです!
今日の参加者はなんと660人。去年が570人でしたから、2割り増し。

 今年で22回目の開催ですが、やはり「継続は力なり、そして宝なり!!」です。

卒業記念です。(八王子から・・・)

16:00 バスケットの試合を終え、 一旦地元に帰り今度は千駄木2丁目西町会の青年部の面々15名と八王子にやってきました。

 なんだか忙しい日です。

 私自身、青年部員としては今年度でめでたく卒業です。そしてそんな私ほか3名の卒業生の労をねぎらうという意味で、 現役のみんなが八王子の野鳥料理の店へ招待をしてくれました。

 このお店は青年部にとっても思い出の店。おいしい地鶏を囲炉裏で焼いていただきます。最高です。 特に最後のしめのとろろ飯となめこ汁は絶品。

 みんなに感謝です。私もこれで一応OBとなりますが、 青年部の行事や仕事にはこれからも出来うる限り協力していきたいと思っています

最終戦です。(のんびりバスケット大会)

12:00 千駄木マラソン会場を後にして文京スポーツセンターにやってきました。

 今日がのんびりバスケット大会の最終戦です。相手はブルーセブンというチームで増子ひろき都議会議員がメンバーでもある強豪です。 (増子都議も私と同じく高校までバスケをやっていました。)

 チーム結成以来悲願の1勝を託しての大事な試合です。試合直前の様子は・・・みんな緊張気味です。「明るくのびのびいこう!」 を合い言葉に試合に臨みました。

 写真は第2ピリオド、私のミドルシュートを相手ベンチにいた増子都議がカメラに捕らえてくれたものです。 ナイスシュートで得点となりました。

 終始接戦でした。一時は4点差まで詰め寄った我がNSフープスでしたが結果は34対24で惜敗・・・残念です。 またも1勝を逃してしまいました。

2006年03月06日

総合体育館は移転へ(総務区民委員会初日)

10:00 総務区民委員会が開会。

 湯島にある総合体育館(写真)の移転計画が進んでいることが今日の質疑の中で明らかになりました。

 湯島総合体育館は区内にあるスポーツ施設のうちのひとつで、長年区民の間に親しまれてきました。しかしながら、 築39年を経過し老朽化が著しいことから建て替えが急がれていました。 また現在地での建て替えは東京都建築安全条例上不可能ということで計画策定も難航していました。

 今回新たな建築候補地となったのは、旧元町小学校(本郷1丁目)とそれに隣接する元町公園の両敷地で、 アリーナの建築とともに公園機能と防災機能をより充実させるとのことです。

 また施設の建設には多額の費用を要し、 区財政に負担を与えるため土地の有効活用には民間などとの共同事業とすることなども明らかになりました。

 計画の方向性としては評価できると思います。ただ具体的な共同事業の内容については今後の検討課題ということでまだ不明確です。 共同事業者の選定もプロポーザル方式で行われる予定だそうで、いま少し推移を見守っていきたいと思っています。

2006年03月07日

21議案、補正予算案を審議(総務区民委員会2日目)

10:00 総務区民委員会2日目。(第1委員会室)

 今日は区長から提案された21議案と補正予算の審議が行われました。
議案では文京区防災対策条例や来年度の職員の給与に関する条例の改正など重要案件を次々審議。

 21件すべてが賛成多数または全会派一致で可決すべきものと決定しました。(採決は9日の本会議で行われる予定です。)

 補正予算案は今年度3回目で一般会計で約47億円の増額です。
区民税や特別区交付金などが増額されています。景気が良くなってきているということでしょうか・・・?ちょっとわかりませんが・・・。
この補正予算案も全会派一致で可決すべきものと決定しました。

2006年03月08日

債務・ローンを劇的に減らす方法(中山よしかつ氏出版!)

中山よしかつ前衆議院議員が自らの公約である「中小企業の再生」を記した著書「金融新時代の再生術」 を東洋経済新報社より出版しました。

 中山氏は現在浅草にある事務所内に「中小企業支援センター」を設立。 負債やローン返済に悩み苦しむ中小企業経営者や従業員さんたちの「駆け込み寺」として救済活動に全力を注いでいます。

 今回出版された「金融新時代の再生術」はそうした悩める人たちを実例にしながら「どうしたら生き残れるか?どうすれば再生できるか? 」をテーマに金融機関との交渉術など具体的な対策マニュアル本として、密かにベストセラーになりつつあります。

 今日は中山前代議士ご自身が、文京区役所まで来訪。購入した私たちの本一冊一冊にサインを入れてくれました。(写真)

 「格差社会の拡大」が問われる昨今、「失敗した人にももう一度チャンスを!」 などと簡単に言われていますが敗者復活はそんな生やさしいものではないと思います。そんな「敗者の立場」を決して他人事にせず、 常に現場主義で問題を解決していこうとする中山氏の姿勢には、私たち現場に最も近いところにいる区議会議員も学ばなければなりません。

 中山よしかつ氏は幾多の苦難を乗り越え、区議会議員から都議会議員そして国会議員へとステップアップしてきました。 そういう意味でこの人は、私たちよりももっと人の痛みや現場の悩みが解かる政治家なのかも知れません。

2006年03月09日

47議案を採決!(本会議場から・・・)

14:00 本会議が開会。今日が中間議決の日です。

 昨日まで各委員会で審議された議案を本会議で採決します。第一回定例会は年度末でもあり、 国の法律改正などの影響も受け毎年多くの議案が上程されます。

 今日採決された議案は全部で47本。委員会での審査結果を各常任委員長が報告した後、採決が行われました。

 文京区役所組織条例の一部を改する条例(男女協働子育て支援部の新設)ほか43件は原案を可決。

 議員提出議案 文京区建築物耐震補強工事の助成に関する条例ほか3議案は否決されました。

 定例会も折り返しを過ぎました。明日から一週間にわたり「予算審査特別委員会」において来年度予算が審議される予定です。

2006年03月10日

各会派による総括質疑(予算審査初日)

10:00 区議会第1委員会室(写真)で予算審査特別委員会が開会。

 初日の今日は区側からの総括説明を受け、その後各会派による「総括質疑」が行われました。 私たち新生クラブからは戸井田ひろし幹事長が質問に立ちました。予算委員会における総括質疑は会派にとっても大変重要で、 私たち新生クラブでも中堅からベテランにかけての経験豊富な議員が質疑に立つことになっています。

 そういう意味では、戸井田幹事長はまさに会派の要。私の後の幹事長職を見事にこなし、 新生クラブのまとめ役としてその実力を如何なく発揮しています。 政調会長も経験していますから政策についても精通しており安心して任せられる存在です。

 今日の戸井田委員の質疑で、区側の答弁を簡単にポイントだけまとめると以下の通りです。

 18年度予算では少子化対策・子育て支援に特に力を入れた。「子育てサポー ター事業」「文の京子育て支援券交付事業」 など16事業に8億6600万円を予算化した。

 人件費は前年度に比べ3億2100万円削減した。
 特別区民税は額にして28億8000万円、率で12.6%増を見積もった。景気回復や人口増による納税義務者増を見込んでいる。

 国民健康保険特別会計への繰り出し金は年々増加の一途。18年度は約27億9千万円で前年度比4億円の増とした。 介護保険特別会計も含めたこれら社会保障関係経費への繰り出しは今後も増えると予想。

 「三位一体改革」の税源委譲(住民税所得割10%フラット化)は文京区では逆に約25億円の減少となる。 国庫補助金の一般財源化で9億円のマイナスが出るのであわせて34億円の減収となる見込み。
(まさしニュース新春号でも取り上げましたが、かなり深刻です。)

 区民一人当たりの基金(貯金)と起債(借金)の収支は、18年2月現在
基金が8万8000円、起債が15万2000円。と借金のほうが多い。

以上、ポイントだけ記しましたが煙山区政も依然として厳しい財政環境下での舵取りを迫られています。 行革の確実な遂行と効率的な予算執行が今後も大きな課題となることでしょう・・・。

2006年03月11日

カイザーに向けて!!(ライオンズカップサッカー大会を開催)

毎年恒例となった「本郷ライオンズカップ青少年サッカー大会」を開催。
昨日の雨の影響で1時間遅れのスタートとなりましたが、会場となった小石川グランドには400名を超える選手が一同に会し、 日頃の鍛錬の成果を競い合いました。

 今回も私が実行委員長を務めます。開会式では来賓の煙山区長から 「君たちの中からカイザースラウテルン市へ派遣されるメンバーが選ばれる。是非頑張ってほしい!」と大きなエールが送られました。

 聞くところによると明日行われる訪問団実行委員会主催の合同練習で選手が決定するとのことです。

 今日も小学1・2年、3・4年、5・ 6年の3部に分かれて優勝が競われましたが試合もさることながら終日審判を務めてくれた筑波大付属高校のサッカー部の諸君や同じく一日ラインズマンをやってくれたソレイユSSの中学部の皆さんには、 その協力に心から感謝です。

 この大会も回を重ねるごとにこうした嬉しい成果が出て、本当に続けてきてよかったなぁ・・・とつくづく思います。

 そしてその究極がこの6月、この子供たちを連れてのカイザー市訪問です!!

2006年03月13日

区営住宅使用料について。(予算審査2日目)

10:00 予算審査特別委員会開会。 第2日目の今日から予算書をもとに各項目ごとの質疑が行われます。今日は主に歳入について質疑です。

 私たち会派から品田ひでこ議員が「区営住宅使用料や使用権」などについて質疑に立ちました。

主な質疑のポイントは以下の通り・・・(抜粋です)
(問)
 区営住宅入居者のなかには不動産を持っている人がいるとのこと、本当に住居に困窮しているのか?
(答)
 区としては収入状況のみの把握を行っている。そうした問題については国も問題視しており、資産の把握などのしくみ作りを検討している。

(問)
 現在の区営住宅の規定では、使用権が代々承継されてしまう恐れがあるのでは?公平性の観点がかけるのでは?
(答)
 現行では配偶者および一親等の血族・姻族に承継を認めている。17年度、 死亡や退去などで使用者が変更になったうち親族による承継は12件で全体の約半分にあたる。国ではガイドラインを改正し、 承継を配偶者にのみ限る方向で検討を進めている。

(問)
 区立住宅における家賃滞納への対応策はどうなっているか?
(答)
 明渡し請求や連帯保証人への請求は行っていない。今後はマニュアルを策定し、それらに則り法的措置を含め対応していきたい。

(問)
 シルバーピアや区立住宅などの空室期間について問う。17年度で12室が半年以上の空室期間がある。 長いもので34ヶ月という空き期間もあるがどうしてか?
(答)
 室の返還を受けてから現場確認→リフォーム→入居手続きという流れを執っており、新しい入居者を受け入れるには一定時間がかかる。 34ヶ月については、身寄りのない方が死亡され相続権の確定までに時間がかかった。

 以上です。こうした住宅の運営については国の法令に準拠しているため、制約を受けることもあるかと思いますが、 区民に納得と理解が得られるような事業遂行が求められます。
 しかしながら今日の答弁ではなかなか一般区民の理解は得られないのではないかと感じました。

 こうした文京区の住宅事業については17年度の包括外部監査でも厳しい指摘を受けているので、今後早急な改善を求めます。
(写真はシルバーピア併設区民住宅「コーポ根津・清水」)

2006年03月14日

徹底したニーズ調査を!(コミュニティバス導入にあたって)

10:00 予算審査特別委員会3日目。今日は主に議会費・総務費・企画費・ 区民費について審議が行われました。

 企画費「コミュニティバス調査費100万円」について我が会派高山泰三議員が質疑に立ちました。

 コミュニティバスについては、19年度導入を目指して現在急ピッチで検討が続けられています。 私としては以前この日記でもご紹介したとおり、「この種の施策は一度始めたらやめることができないので導入にあたっては慎重な調査研究を!」 との意見をもっています。

 今日の高山議員の質疑も同様の趣旨のものでした。「今年度区民意向調査を行ったといっても回答者は880人。 もっと充分な調査が必要ではないか?採算性の検討と区民への理解はどのように求めていくのか?焦ることなくニーズ調査を徹底して行い、 効果を十分に発揮できるよう慎重に対応してほしい。」との質問に対し区側の答弁としては・・・

○基本的なニーズや区民意向に関する現状分析は終了した。今後はルートの検討に入る。 取り急ぎ1ルートについてシュミレーション適な試運行をスタートさせたい。

○運行開始にあたっては警察などとの協議が半年ほどかかるので、 来年度導入に向けて早急にシュミレーションの1ルートを決めねばならない。

○そのシュミレーションルートを基に事業の採算性や効果などについて検証していく。また結果は区民にもお知らせしていくつもり・・・。

 それらの答弁を受けて高山議員からは「区内では大手企業の社員送迎バスも運行されているようだ。病院も数多くある。 そうした企業や機関とのコラボレートも事業効果を挙げる手段の一つである。ぜひともそうした検討も含め、 焦らず時間をかけて慎重に対応してほしい。」との要望がありました。

 私も同感です。写真は以前ご紹介した台東区の循環バス「めぐりん」。 台東区は交通困難の解消と観光をひとつの目的としてこのバスを導入。そして大きな成果を挙げました。しかし文京区はまた状況が違います。 導入にあたっては今一度目的とニーズを明確にして、効果のあがる事業にしてもらいたいと私も強く望みます。

2006年03月15日

支えあってこそ・・・(区政功労者表彰式)

10:00 平成17年度文京区区政功労者表彰式がシビック小ホールにて執り行われました。

 長年に渡り文京区政に貢献された区民の方々に煙山区長から表彰状が手渡されます。(写真)

 今年の受章者は約80名。民生委員、学校医、体育指導員、消防団員、各種審議会委員、町会自治会の役員さんなどなど・・・ 文京区もこのような多数の人たちに支えられ成り立っているのだとあらためて感じます。

 長い間ほんとうにありがとうございました。そしてこれからも宜しくお願いいたします。 

 この表彰式のために予算審査特別委員会は本日は休会ですが、明日からまた後半戦が再開です。

2006年03月16日

日医大看護士寮解体工事。(説明会を開催)

10:00 予算審査特別委員会が再開。第4日目の今日は主に区民費・産業経済費・ 民生費などについての質疑が行われました。
17:00 質疑終了。審議状況は予定より半日以上遅れています。

19:00 根津神社に隣接する日本医科大学附属病院看護士寮の解体工事説明会に出席。同看護士寮(写真) は築後約40年という老朽化のため改築を決定、今後は日本医科大学の大学院棟に転換されることがこの説明会で明らかになりました。

 今日は計画の概要と解体やその後の工事スケジュールなどについての説明を受けましたが、 急な話ということもあり参加した近隣住民には不安や懸念の様子も・・・私からは「今日は概要説明であり、近隣の皆さんには今後、騒音や振動・ 作業時間についてなど細かい質問や要望もあることでしょう。計画全般については異論がないようなので、 今後は工事協定など締結するための協議の場をなるべく多く持ってもらい、しっかりと信頼関係を構築してから工事にあたっていただきたい。」 と日医大に要望、参加者からの賛同も得て今後も協議を続けていくこととなりました。

 日本医科大学は根津・千駄木地域にその本拠地を構えてすでに40年以上が経過し、 老朽化による改築はは看護士寮ばかりでなく附属病院本館や大学棟もその時期を迎えているようです。同大学では 「アクションプラン21千駄木地区再開発事業計画」を今般発表。 今年から平成25年という長期間をかけて老朽化した施設の改築を順次進めていくとのことです。

 地元にとってはかなり大規模な再開発計画になりそうです・・・。

 地域に根ざし融和してきた大学ですから、 基本的には私も協力的な姿勢で対応していきたいと思っていますが今後の動向については注目をし、地元地域との対立が生じないよう、 いうべきことは言っていきたいと思っています。

2006年03月17日

桜の花より一足早く・・・(区立中学校卒業式)

10:00 区内各地で区立中学校卒業証書授与式が挙行。

 私は自分の母校でもある第八中学校に来賓として出席しました。

 今年の卒業生は39名。今年も少人数ではありますが、でもそれがゆえに生徒達の間の信頼や結束は抜群です。彼らは文武両道を実践し、 スポーツ大会や学力調査また合唱コンクールなどでも数々の賞に浴しました。

 今日の最後を飾る式歌斉唱(旅立ちの日に)も感動もので見事な歌声が体育館いっぱいに響く中、 大粒の涙が床にぽつりぽつりと落ちるその光景に・・・思わず私も目頭が熱くなりました。

 八中は本当にいい学校です。私の自宅は学校の真隣りで日々学校や生徒たちの様子をつぶさに見ているのでよく解ります。 この素晴らしい伝統と校風がいつまでも続くことを心から願っています。
 
 そして卒業おめでとう・・・。

2006年03月18日

「十五の春」(卒業式続編・・・)

卒業式も終わり、今日は校門の前もひっそりとしています。

 昨日、卒業式の次第・学事報告と一緒に配られたPTA機関誌「Concerto(コンチェルト)」(写真)今年度最終号です。  そこにはこれまでの学校生活3年間の思いを込めた・・・卒業生39人ひとりひとりの短歌が載せられていました。

 いくつかご紹介します。

 「良き友に別れを告げる卒業式 私は泣いたら罰ゲーム」

 「将来を想像してみるその先は きっと世界を翔ける自分」

 「青空に桜の花咲く校庭と 机の上の真っ白な紙」

 「なぜか今あの日のことを思いだす みんなで叫んだ引退試合」
 
 「あなたから借りたまんまの教科書に 二人で書いたあの日の落書き」

 PTA保護者番外編
 「PTA胸に輝く勲章は 子供の育ちと地域の絆」

 すべてをご紹介できなくて残念ですが読ませてもらった後、とてもすがすがしい気持ちになりました。

  このまま真っ直ぐに成長していってもらいたいと願っています。

2006年03月20日

根津地区のまちづくり。(予算審査5日目)

10:00 予算審査特別委員会が開会。今日が第5日目です。審議日程も残すところあと2日。

 今日は民生費・衛生費・都市整備費などについて審議。
都市整備費、地区まちづくりの推進の中で我が会派白石英行委員が「根津地区のまちづくり」についての質問をしてくれました。

 根津地区のまちづくりについては今年度から予算がつき、地元でのアンケート調査やまちづくりに向けた懇談会などが行われています。

 白石委員からは「根津地区は区内でも地震などによる倒壊危険度が最も高い地域。早急に区が主体的になって整備方針を定め、 まちづくりに向けての計画を策定すべきでは?」との質問が・・・それに対し計画調整課長の答弁では 「根津が危険な地域であることは充分承知しているが、建て替えなどでは個々に事情もありそう簡単にはいかないのが現状である。 区としてはあくまでも住民が主体となったまちづくりをサポートする立場で、 災害に強くそして下町風情を残せるような計画づくりや事業展開をしていきたいと考えている」とのことでした。

 そしてもうひとつの課題である環状3号線と根津地区のまちづくりとの関係について白石委員の質問・・・ 「先週行われた都議会予算委員会において、増子ひろき都議会議員が環状3号線計画文京区部の必要性と実現性についての質疑があった。 それによると東京都としては、環状3号線の必要性はあるものの計画の実現については大変厳しいものと認識している。 今後は道路の構造や幅員形状などについては地元区と協議をしながら、計画変更も含め幅広く検討していく。と柔軟な態度であったと聞く。 文京区としては環状3号線計画と根津地区のまちづくりについてどう考えていくか?」に対し・・・

 計画調整課長の答弁としては「現状としては環状3号線の計画線を位置付けてまちづくり計画を策定せざる終えない。 今後計画変更があればそれに基づき根津地区のまちづくり計画も見直していく。」とのことでした。

  写真は根津神社。根津のシンボルです。環状3号線計画ではこの鳥居のすれすれを高架橋が谷中に向かって伸びることになっています。

 こうした無謀かつ実現不可能な計画が作られ、ほとんど計画が進まないままに、 すでに60年もの歳月が経過していることに対し大きな不満を覚えます。

 今も計画線上住民には建築上に大きな制限がかけられています・・・。

 東京都はこうした現状をちゃんと認識をし、関係都民の立場に立って計画廃止若しくは大幅見直しの決断をすべきです。

 文京区としてもしっかり対処していってもらいたいと思います。

2006年03月22日

18年度予算案 委員会を通過。(予算委員会最終日)

10:00 区議会第1委員会室において、予算審査特別委員会が再開。

 最終日です。審議日程は予定より遅れていますが、積み残された土木費・リサイクル清掃費・教育費および国民健康保険特別会計・ 老人健康保険特別会計・介護保険特別会計など一気に審議がおこなわれました。

 とりわけ教育費では五中・七中統合案と新大塚公園跡に新設計画がある新たな中学校について、 公園廃止反対の意見が一部の委員から開陳されました。

 以前この日記でも、意見を述べましたが私は新校舎建設に賛成です。
今後の生徒数の推移なども不確定なのだから多額の税金を投じて建設する必要はないとの反対意見もありましたが、 あのように教育環境に恵まれた場所での学校新設は、将来的には必ず評価されるものと思っています。

17:00 各会派および無所属議員による予算案に対する態度表明が行われました。結果、新生クラブ・公明・ 自民などの賛成多数で18年度予算案は予算審査特別委員会を通過しました。

 なお、日本共産党・市民フォーラムなど共同提案による予算修正案については反対多数で否決すべきものと決しました。

 27日本会議において18年度予算案の採決が行われます。予算委員会の決定どおり賛成多数で議決されると思われます。

2006年03月23日

区立幼稚園修了式。(根津幼稚園に出席)

 10:00 根津幼稚園修了式に来賓として出席しました。

 今日は区内全域で区立幼稚園の修了式が行われています。
今年度根津幼稚園を巣立っていく園児たちは全部で19名。そのうち16名が根津小学校に入学する予定です。

 根津は幼稚園も小学校も同じ敷地内にありますし、 お友達も一緒ということでもあればピカピカの1年生も大きな不安もなく新学期を迎えられることと思いますが・・・ 是非とも今日のような元気な姿を入学式でも見せてもらいたいものです!

 ちなみに明日は小学校の卒業式です。

2006年03月24日

別れを告げるソーラン節・・・(根津小学校卒業式)

10:00 根津小学校卒業式に出席。

 別れの季節です・・・今日は35名の子供たちが母校を巣立っていきます。

式辞では伊藤校長が「根津で自慢の6年生だった。君たちは大丈夫だ、これからも良い友達をたくさんつくってほしい。」 などと賛美と励ましの言葉が送られました。

 とても厳粛で素晴らしい卒業式だったと思います。

 式が終了して、いざ子供たちを送ろうと皆が校庭に集まると、卒業生の一人から「校長先生、朝礼台の上に上がってください!」 との声が・・・そして卒業生全員による「南中ソーラン節」のパフォーマンスが始まりました。

 南中ソーラン節はドラマ「金八先生」で取り上げられたもので、過日行われた「お別れの会」に向け、彼らが練習してきたとのこと。

 その踊りを最後のメッセージにして彼らは旅立っていきました・・・。

 かなりドラマティックな一瞬です。なんだか私も胸が熱くなりました。

2006年03月25日

もう一人の卒業生。(卒業式続編・・・)

35人の子供たちと共に根津小学校を「卒業」する人がもう一人います。

 伊藤 敏校長先生(写真)です。

 伊藤校長は根津に着任されて7年。そして今年度をもって永年に渡る教員生活に幕を降ろされます。子供たちを愛し、母校を愛し、 そしてこよなく地域を愛してくれた素晴らしい先生でした。

 「行きたい学校 帰りたい家庭(うち) 住みたい地域(まち) これが根津!」伊藤校長が掲げたキャッチフレーズです。 そしてこうした一貫した理念のもとに常に地域との連携を絶やすことなく、学校を地域に開いてきたその功績はまことに顕著でした・・・。

 自ら進んでこの根津の地において教員生活にピリオドを打たれるつもりだったと聞いています。

 東京大学農学部と連携し「一日東大生」という新たな伝統を築き上げたり、道徳の公開講座を推進するなど・・・ 文京区の中でも注目を浴びる学校経営に取り組んでこられた伊藤校長です。 そんな意味でも昨日の卒業式は校長ご自身にとっても忘れられない日となったことでしょう。

 根津の地域では、そうした伊藤校長の功績と貢献を称えるべく来月22日に「伊藤敏先生に感謝する会」を勝手連で開くことにしました。 町会・商店会・地区対策委員会・同窓会・消防団四分団などの有志で感謝の気持ちを表したいと思っています。

 伊藤先生、長い間ほんとうにご苦労様でした。そしてありがとうございました。

2006年03月26日

防災訓練です!(根津・弥生地区七ヶ町主催)

会場となった根津小学校には100人以上の地域住民が集まり、初期消火・炊き出し・ 三角巾の使い方など3つの班に別れ訓練を行いました。

 今回の訓練では新たにAEDという機器を使っての心肺蘇生法が紹介され注目を浴びていました。(写真)

 AEDは現在区内33箇所の公共施設に設置、この近隣では不忍通りふれあいに置かれているそうです。また、 この機器を正しく使うには、基礎的な知識と使用法の実習が必要だそうで私たち文京区議会でも来月「議員研修会」 という名目で消防署による講習を受けることになっています。

2006年03月27日

平成18年度 文京区各会計予算成立!

来年度の文京区の各会計予算案が14時から行われた本会議にて、賛成多数で成立しました。

可決された予算案は①一般会計②国民健康保険特別会計③老人健康保健特別会計 ④介護保険特別会計の4議案です。

 議会日程では今日が定例会最終日の予定でしたが、本会議に先立ち10:00から行われた議会運営委員会では、 今後新たに区側から提案される予定の議案(「公益法人等への職員の派遣に関する条例の一部を改正する条例」ほか7件) の取り扱いについて協議、結果として3月31日までの4日間、会期延長をして審議を続けることで合意しました。

 毎年この年度末の日程だけは予定通りにはいきません・・・。

2006年03月28日

「区議会だより」の編集(議会広報小委員会から・・・)

区議会定例会の会期末になると毎度行われる「議会広報小委員会」。
年4回行われる区議会定例会の審議の様子などをお知らせする「区議会だより」(写真)の編集を行う委員会です。

 メンバーは議会運営委員会の正副委員長と理事で構成。今日も午前10時から委員会が召集され、約1時間半に渡って今回発行される 「区議会だより」の編集会議が行われました。

 「区議会だより」は年に数回発行。約10万部が区報などとともに各家庭に配布されます。

 私たち区議会の仕事と区政を知ってもらうための数少ないツールのひとつです。それが故に毎回編集には苦心をしています。 「一人でも多くの区民に読んでもらうためにどんな工夫が必要か?レイアウトは?文字の大きさや写真の選定は?」などなど・・・

 今回も事務局職員が作成してくれた原案のもとに、メンバーがそれぞれ意見を出しあいました。

 手前味噌になってしまいますが、私としては我が区の「区議会だより」はとてもよく出来ていると思っています。 ただこれで満足してはいけないのであって、 今後は他区の議会広報なども参考にしながらよりバージョンアップを図っていこうということでメンバーの意見が一致しました。

 是非とも「区議会だより」には今後も目を通していただき、区民の皆さんご意見を頂戴できればと思っています。

2006年03月29日

なかなかいい感じです!(内覧会① 本郷図書館)

千駄木団子坂に計画されていた汐見地域センター(本郷図書館併設)がいよいよ完成。 今日はその内覧会の日です。地域住民の代表の方々区長ほか区関係者、そして私達区議会議員も招待を受け、 簡単なセレモニーも行われました。

 写真は地下1階の本郷図書館のフロアー。地下と思えないほどに明るく、スペースも広々としています。 またあちこちに椅子やテーブルソファーなども配置され、落ち着いてのんびりと本探しや読書がで楽しめそう・・・なかなかいい感じです。

 明日以降に鴎外記念図書館にある蔵書67000点を移動するとのこと、最高で12万点くらいは保管が可能とのことですから、 今後が楽しみです。

 ちなみにオープンは4月11日。是非立ち寄ってみてください。

交流のためのソフトが必要です!(内覧会② 汐見交流館)

汐見地域センター2階「汐見交流館」のフロアー。会議室4室ほか屋上庭園などを配置。写真は 「交流スペース」の部分。交流館最大のテーマは「世代間交流の推進」です。

 「この立派な施設(ハード)を活用して、いったいどんな事業展開(ソフト)ができるだろうか?」 同僚の藤野美子議員や若井宣一議員らとそんな話しをしていました。

2006年03月30日

弥生会館その後・・・(解体工事説明会)

地元の宿泊宴会施設である「弥生会館」が2月でクローズ。(この日記でもご紹介しました。) 今日は午後7時から同会館で「既存建物の解体工事についての説明会」が開催、私も出席しました。

 この説明会は建物から15メートル以内の近隣のためのものなので私はあくまでもオブザーバーとしての参加です。

 事業主は株式会社大京、解体工事は田中建設工業という会社が担当。
今日の説明でもかなり大掛かりな解体工事になることがわかります。飛散性のアスベストも鉄骨の梁(はり)や煙突内部にも見つかり、 近隣としても不安が大きいようです・・・。

 住民からの質疑も2時間以上にも渡り、今後建設が予定されているマンション計画にも及びました。 いずれにしても解体から新たな建築まで相当程度の時間がかかるわけで、その間近隣住民に及ぼす影響も小さくはないでしょう。 またマンションの計画にも住民としての意見があるようです。

 今後、事業主もこうした近隣住民の意見にしっかり耳を傾けていきながら真摯に対応すべきだと思っています。

2006年03月31日

60議案を議決。(区議会第1回定例会終了する)

今日で年度末。区議会定例会も最終日となりました。

10:00 議会運営委員会で本日区側から追加で提案される議案について報告を受け、その後付託する委員会を決定。 途中本会議を休憩して、総務区民・建設・文教の3委員会を開催することにしました。

 また、6月に行われる「カイザースラウテルン市訪問団」 の中の公式メンバーとして区議会を代表して成澤議長ほか議会運営委員長である私と戸井田総務区民委員長をカイザー市へ派遣することを全議員提出議案として上程することも確認しました。

13:00 全員協議会 今年度をもって退職される区幹部職員(課長級以上)の挨拶が行われました。 退職されるみなさん永い間ご苦労様でした。

14:00 本会議 追加提案議案の説明が終わった後、本会議を休憩して3委員会を開会。議案の審査にあたりました。 16:45 本会議を再開。追加議案の採決をして、今定例会の全日程を終えました。

 思い起こせば2月20日から始まったこの定例会でしたが審議した条例の改正案など議案は全部で60本にも上りました。 予算案4本をはじめ指定管理者の指定や介護保険の改定など・・・実に充実した定例会になったと思います。

 関係者の皆さんご苦労様でした。また明日から新しい年度がスタートします。私も気持ち新たに頑張っていくつもりです!!

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