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2006年03月14日

徹底したニーズ調査を!(コミュニティバス導入にあたって)

10:00 予算審査特別委員会3日目。今日は主に議会費・総務費・企画費・ 区民費について審議が行われました。

 企画費「コミュニティバス調査費100万円」について我が会派高山泰三議員が質疑に立ちました。

 コミュニティバスについては、19年度導入を目指して現在急ピッチで検討が続けられています。 私としては以前この日記でもご紹介したとおり、「この種の施策は一度始めたらやめることができないので導入にあたっては慎重な調査研究を!」 との意見をもっています。

 今日の高山議員の質疑も同様の趣旨のものでした。「今年度区民意向調査を行ったといっても回答者は880人。 もっと充分な調査が必要ではないか?採算性の検討と区民への理解はどのように求めていくのか?焦ることなくニーズ調査を徹底して行い、 効果を十分に発揮できるよう慎重に対応してほしい。」との質問に対し区側の答弁としては・・・

○基本的なニーズや区民意向に関する現状分析は終了した。今後はルートの検討に入る。 取り急ぎ1ルートについてシュミレーション適な試運行をスタートさせたい。

○運行開始にあたっては警察などとの協議が半年ほどかかるので、 来年度導入に向けて早急にシュミレーションの1ルートを決めねばならない。

○そのシュミレーションルートを基に事業の採算性や効果などについて検証していく。また結果は区民にもお知らせしていくつもり・・・。

 それらの答弁を受けて高山議員からは「区内では大手企業の社員送迎バスも運行されているようだ。病院も数多くある。 そうした企業や機関とのコラボレートも事業効果を挙げる手段の一つである。ぜひともそうした検討も含め、 焦らず時間をかけて慎重に対応してほしい。」との要望がありました。

 私も同感です。写真は以前ご紹介した台東区の循環バス「めぐりん」。 台東区は交通困難の解消と観光をひとつの目的としてこのバスを導入。そして大きな成果を挙げました。しかし文京区はまた状況が違います。 導入にあたっては今一度目的とニーズを明確にして、効果のあがる事業にしてもらいたいと私も強く望みます。

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