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2021.03.07
今日は私の住む町会のお手伝いでコロナ対策用の支給品を近隣12軒に配布した。
町会・自治会は住民にとって最も身近なコミュニティ。
ちなみに文京区では200ほどの町会がある。規模は100世帯ほどから1000以上の大きなものも・・・。日頃は防火・防犯、慶弔、リサイクルなどの事業に加え、子供たちの健全育成にも力を注いでいる。
やりがいのあるボランティア活動の一つだと思う。
今回の支給品も東京都のコロナ拡大防止助成金を活用し、マスクやウエットティッシュなどの備品を確保したようだ。
町会長さんをはじめ役員の皆さんが日々頭をひねって知恵を絞り、住民の期待に応えてくれている。
本当にありがたいことだ。
そして、弥根千地区ではこうした町会・自治会活動が昔から盛んなことも「街の魅力」を高めている要素の一つだ。
私自身、子供の頃は根津の長屋暮らしだったこともあり、ご近所づきあいは「ごく自然で ごく当たり前」の習慣だったし、そこに住む人のほとんどが「おせっかい好き」な人達だった。
歳月は流れて、そんな習慣も様変わりはしている。
しかし弥根千地区は根津神社を中心としたイベントが数多く、その都度 町会や商店街やPTA等が協力し合って運営に携わっているので町同士の交流や個人の絆も心地よく蓄積されている。
まさにこの町の「プライド」だと思う。
そしてこのプライドを守っていくには、多くの課題があることも認識しなければならない。
そのひとつが「新たな人材の発掘と確保」だ。
弥根千地区の町会はまだまだ元気であることは確かだが、例えば30年前のそれと比較するならば、明らかに衰えはある。
また、代々地元に住んでいるという世帯は年々減少し、新しい世帯が増えつつある。
課題はそうした新しい世帯(新住民)から次代を担う人材を発掘し、コミュニティの襷(たすき)をつないでいくことだ。
そう考えるならば、新・旧住民同士の接点や地域を共に考えていくためのプラットフォームがまだまだ整備不十分であることは否めない・・・。
弥根千の地に住みたいと思い、移住してきてくれた方々とすでに住んでいる人達とがもっと気楽に交流できるような「時間と場所」があれば良いなぁ とも思う。
例えば公民館などの区の施設や、町会の事務所などがまずはイメージできるが、いろんな制約があったり気軽に立ち寄れない などのハードルもある。
コロナ禍の今、いろんなイメージを膨らませながら、収束後は「地域住民の交流を図る」民間の居場所を作っていきたい。
今後、具体的に動いていこうと考えている。