BLOG
2021.02.06
千駄木「食為天(スーイーテン)」にてひとりランチ。根津・千駄木地区の数ある町中華の店の一つ。スーイーテンの語源は漢書にある孟子の言葉「民以食為天」(民は食をもって天となす)。
「庶民にとって日々の食こそが重要だ」という意味のほかに「民は食べられない状態になれば蜂起する」などにも用いられるらしい。
このお店の特徴は何よりもリーズナブルであること。酒類も安い、そしてボリュームもある。勤労者や家族連れのお気に入りであると同時に、週末には近所のおじさん達が酎ハイ片手に餃子や一品料理で昼飲みを楽しんでいる。
そんな光景もよく目にする。
非常に幅広い層に愛されているお店だと思う。
地元の町会やお祭りなどので会合が開かれた後は、よくここが懇親会の場となる。そうした飲み会ももう1年以上開かれてないない・・・寂しいかぎりだ。
私のお気に入りは「豚肉きくらげ卵炒め定食(700円)。
今日も迷わず注文。
時節柄「黙食」で完食した。
話は変わるが、先日地元の不動産屋さんから得た情報によると谷根千のアパート・マンションなど賃貸物件需要も、コロナ禍の影響で大きく変化しているらしい。
テレワークの定着もあり、デスクワークのためのスペース、部屋の防音性、ネット回線速度、なども部屋選びの大きな要因になってきているようだ。
例えば単身者でいうならばワンルームから1DKに移りたいなどのニーズもそのひとつで、賃料増がネックにはなるがテレワーク手当等、企業側の支援も見込めるらしい。
あわせて、この地域では分譲マンションの売れ行きも好調のようだ。私の自宅100メートル圏内に立て続けにファミリー向けのマンションが売り出されたが即完売の状況だ。
交通の利便性・居住空間・教育環境など このエリアが「住む町として」多くのコンセプトにおいて優位に立っていることが見て取れる。
弥(谷)根千を「生活者の町」としてお勧めする私にとってはうれしい話だ。
+(プラス)、私としてはこの町の持つ歴史や文化、コミュニティの変遷など今一歩踏み込んだ「風土や町のにおい」をご紹介でできればと思っている。