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2020.10.31
中華激戦区 根津・千駄木。今日は不忍通り沿い千駄木「蓬莱春」にてランチ。お決まりの中華丼(700円)。このあたりでは古いお店で、もともとは地元の人の家族経営だったが7~8年前に経営者が変わった。
昔とはメニューも味付けも変わってしまったが、それでも通い続けている。特に中華丼はボリューム感たっぷりで餡は少なめ、具は多めが特徴。見た目は大雑把な感じだがこれで700円なら安い。
店内はテーブル席のみで、しっかり距離も保たれているので、家族連れや飲み会兼ねての会食にも良いと思う。
経営者が変わること事態は悪いことではないが、その一方で代々続いてきた家族経営のお店が姿を消しつつある。そんな傾向は、この根津・千駄木地域においても例外ではない。
いわゆる「老舗(しにせ)」というブランド価値は、もはや大きな意味を持たなくなったのかもしれない。
そして・・・今回のコロナなど、これから飲食店の事業継承は一層厳しい局面を迎えそうだ。
でも、チェーン店ばかりが生き残り、小さな古き良きお店が淘汰されていくのはユーザーとしては悲しい限りだ。
なんとか食い止めたい。
ちなみに、今回ご紹介した この「蓬莱春」の並び(30メートル圏内)には、続けて2件の中華屋さんが軒を連ねている。びっくりするほど隣接しているが、どの店も元気に頑張っている。
渋谷や池袋などの繁華街ならいざしらず・・・こんな下町で競争にさらされながらも生き残っているのには、驚かされる。
中華のみならず、やねんせん界隈では新旧問わず小規模かつ個性的な飲食店が、ひしめき合って共存している。
ユーザーから見れば、そうしたお店の中からお気に入りをチョイスできるというのは大きなメリット。
生活者としては とても嬉しい事である・・・(笑)。