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2020.10.05
千駄木の裏路地にある「小松庵」にて ひとりランチ。
ミニかき揚げ丼(そば付き)を注文。かき揚げ丼といってもこのお店では、野菜と海老のいわゆる普通の天丼。何故これをかき揚げと呼ぶのか・・・。たぶん意味はあると思うが わからいないし、これまで聞く事もなかった。
メニューには、「かき揚げ丼=海老と野菜の天丼」ときちんと書かれているが、初めてのお客さんは間違えてしまうかも知れない。
このお店は典型的な「町そば」のお店。家族で切り盛りしている。今日も、テーブルはほぼ埋まっており、常連さんがしっかりと根付いている感じがする。
また、いまどき珍しく出前をやってくれることも魅力のひとつだ。
こんな・・・昔はどこにでもあった普通のお蕎麦屋さんが 今や 東京から姿を消しつつある。
ここ10年程度で、弥(谷)根千界隈でも、老舗の町そばよりも「手打ち」などをウリにする高級蕎麦屋さんのほうが多くなったようにも感じる。
これも また現実だ。
でも、昨今のコロナ禍のような非常時においては、「町そば」の特徴とも言える「家族経営や家賃なし」は、大きな強みでもある。
何とか頑張ってもらって この困難を 乗り越え 次世代へ「暖簾(のれん)」を繋いでいってもらいたいと 切に願う。