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2020.08.17
不忍通り沿い、根津神社入り口交差点近くにある「割烹・小料理 蕾(つぼみ)」にてランチ。
いくつかあるランチメニューの中から今日はぎんだらの煮付け定食(990円)をチョイス。
脂がのったぎんだらに、これこそ「日本の味」と言わんばかりの濃い目の煮汁でご飯もすすむ。
小鉢の切り干し大根も冷奴も抜群の脇役として活躍している。
おいしく戴いた。品よく満足。
店の奥には個室もあり、少人数の会食や宴会にはうってつけ。予算に応じて快く対応もしてくれるので、安心だ。
私がご紹介するお店は、行列が出来たり、ネットで話題になるようなお店ではない。
でも「たまに行ってみようと思う。」「気軽に寄れる。」「お財布に優しい。」「絶賛ではないけれど味は確か。」・・・そんな、地域に日々暮らす生活者にとっては嬉しいお店ばかりだ。
そう自負している。
このお店も若い店主がひとりで奮闘切り盛りしているから、高サービスとはいえない。また、高級食材を使っているわけでもない。でも気取らずに和食を楽しみたい。一杯やりながらほっと落ち着きたい。と思う人には是非お勧めしたい。
今日は私ひとりでのランチだった。でも幸い地元の知り合いにも会えて久しぶりと談笑も出来た。
聞けばその人はこの3月に務めていた会社を定年退職。この最悪の状況の中でも次の仕事が決まったという。
初めてのシフト勤務に当初はかなり戸惑ったもののようやく馴れて、落ち着いたとのこと。
「夜勤明けでさ。これから帰って寝る。ごめんね昼間から飲んじゃうけど。」そう言って、注文した「づけ丼」と一緒に生ビールをおいしそうに飲んでいた。
折りしも今日、2020年4~6月GDPがマイナス27.8%と戦後最大となったと政府が発表。日本経済もこれまでに経験のない未知の領域に入ってしまった。私たちの生活はいったいどうなるのか・・・特に高齢者にとってはコロナによる健康リスクに加え年金だけでは生活が維持できず、雇用を求める個人や世帯の存在も顕著になってくることだろう。
もはや「働き方」だけの問題ではなく。働く人や場所、その内容も含め大きな転換期が訪れたといっても過言ではないと思われる。
いったいどうなるのか・・・ピンチをチャンスと捉え、日本経済が進化することを望みたい。
それにしても「づけ丼」はおいしそうだった。他のお客さんも注文していたっけ・・・。
次回はそれにしよう。生ビール付きで(笑)