弥根千人

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2020.06.17

たかが椅子、されど椅子。

自宅の仕事用チェアがボロボロになってしまったので買い替えることにした。

 

非常事態宣言が解除されると同時に、扇大橋の「島忠家具センター」へ行く。椅子はやっぱり自分で座ってみないと駄目で通販ではリスクが大きい。有り難いことに島忠には実に様々な椅子が陳列してあった。確か10脚ほどだったか、ひとつひとつ座り心地を確かめてみる。「ずいぶん違うんだなぁ」と率直に感じる。値段も幅広だ。

 

圧倒的に良かったのは、エルゴヒューマンというブランドの「WINcase」というシリーズ。

 

思えば、私のテレワークのスタートは1年前に遡る。議員を辞めて個人事業主になってからは圧倒的に自宅での仕事が増えた。これまでは量販店で買った安い事務用の机と椅子だったが、年齢の事も考えると「これからは身体に優しい良品を選ばねば」との気持ちにもなる。「たかが椅子、されど椅子」である。

 

そんな動機で来たのだから、奮発してでもいい物を買おうと思っていた。

 

その意味ではいい椅子に出会えたと思ったし、値段をみるとやや躊躇(ちゅうちょ)もしたが「給付金で10万円入るし、まぁいいか。」と決断した。

 

そしてその3日後には我が家に届き、この子は今や私の身体の一部として支え、働いてくれている。お蔭様で快適なテレワーク生活へと進化した。

 

それにしてもこの椅子のすごさは、あちこちが伸びたり広がったり、折れ曲がったりと、その人の姿勢や体勢にしっかりと応えてくれること。後から知ったのだが実はゲーマーのために開発された専用チェアらしい・・・。またこの椅子を作っているのは関家具という九州福岡のメーカーで人間工学に基づく緻密な設計をモットーにしているらしい。

 

なるほど、でも島忠の店員さんはそんなこと教えてくれなかったなぁ・・・(苦笑)。

まぁ何はともあれ、購入した事には大満足。

 

 

思うに、新型コロナは私たちの生活に大きな影響と変化をもたらしたが、テレワークが大きく進み「働き方」が進化した事は数少ないプラスの遺産だった。通勤時間もストレスも少なくなり効率も上がるだろう。またアフターファイブの飲みも職場の近くから、家の近くの居酒屋やスナックへとその舞台が移るかも知れない。

銀座や新宿や渋谷、新橋でなくてもいい、ローカルな「心地よい居場所や飲食環境」のある町がウケて人気が高まるかも知れない・・・そう考えると弥(谷)根千エリアはいい素材が整っている町とも言えるのでは!?

ぜひ、今後の弥根千の研究テーマのひとつとしていきたい。