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2020.02.26

新型コロナ対策と地域医療

3月に開催が予定されていた地元の恒例イベント「千駄木マラソン」が中止になりました。
地域の子供たちが楽しみにしていたイベントなのでとても残念ですが、賢明な判断だったと思います。あわせて、弥根千のビッグイベントでもある4~5月・根津神社の文京つつじ祭りも、全ての行事が中止になったとも聞き、これまた納得。しかたありません。

新型コロナの影響はどこまで広がるのか、国民の命と健康を守る立場からの懸念や、経済への波及も計り知れないと思うし、とりわけ観光地としての谷根千も対応が難しくなることでしょう。

また、心配になってくるのが地域医療への影響。地元のかかりつけ医の先生やクリニックでは、すでに難しい対応が迫られているのではないか。昨日、厚労省の基本方針が発表されましたが「具体的でない。」「後手にまわっている。」などマスコミ等の反応も手厳しいようです。

私はもう議員ではないので余計な口を挟む気はありませんが、こういうときにこそ国民に最も身近かにある自治体が、リーダーシップを発揮し、ボトムアップで国民をリードし安心・安全を確保していくことがとても大切だと思います。

文京区にもそういうリーダーシップをぜひ発揮してもらいたい!!具体的には、区内の診療所やクリニック、医師会など現場従事者から早急に現状をヒアリングし、それらの意見を踏まえた具体的な文京区独自の対策を講じていくこと。区内診療所に通院する区民は圧倒的に高齢者が多いので、早急な対策が必要。またお医者さんや看護士さんも人間なので、医療現場の環境確保にも、充分配慮し支援すべきです。そのために大胆に補正予算をつけていくことは、区民も大歓迎だと思うので区議会もそうした後押しをするべく即刻行動したほうがいいと思います。

私自身も1ヶ月に1度、薬の処方に地域のクリニックに通院中ですが、どうしたらよいか苦慮しています。特に高齢者のみなさんは、とても心配になっていることと思います。そうした区民に的確かつ具体的なメッセージを送り、「正しく恐れる」その実践を文京区からボトムアップで国に向け発信していくことを望みます。