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2018.06.29
視察2日目。今日は広島県尾道市御調(みつぎ)町の「公立みつぎ総合病院」を訪問。地域包括ケアシステムの元祖もしても名高い、地域医療の現場を同病院の沖田現医院長さんから直接お話しを伺うことができました。昭和の時代に当時人口1万人にも満たない小さな町に病院が生まれ、このシステムの生みの親でもある山口医師のパッションにより行政をも動かし、福祉と医療の連携がスタートしたことや、病院敷地内の保健福祉センターの設置また車で10分圏内の福祉関連施設の整備など行政としっかりタッグを組んだ地域医療の推進が現場視察により実感ができ、勉強になりました。若い医師など職員のモチベーションをどのように維持していくかや、合併前に旧尾道市で進んだ「かかりつけ医を中心とした医療連携」いわゆる「尾道方式」との住み分けなど課題もまだあるようですが、寝たきり高齢者の減少や医療費の削減など目に見える成果を挙げていることも確認できました。来て良かったです。午前に視察を終え、広島空港経由で夕方帰京しました。