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2016.08.30
今日、年金積立金管理運用独立法人(以下GPIF)のホームページをチェックしてみました。私達の年金運用を任されている同法人が昨年度5兆3098憶円の運用損失を出したことが過日明らかになりマスコミ等でも注目を浴びているようですが・・・私はすでに、同法人が株式の運用比率を増やした時点からリスクについて言及、懸念を表明してきたところです。もちろん年金給付については保険料だけでは賄えず国債や株式などの運用益に頼る面が大きいことは理解するものの、現状でいいのか・・・?今や我が国の経済は国境を越え世界の動向に常に影響を受けています。比率見直し後の公的年金原資の流入は極めて大きく、市場にも大きな影響を与えています。いわば、大きなリスクとリターンが常に背中合わせと言っても過言ではないでしょう。
また、今回のように大きな運用損出が出た場合の責任の所在や、対応についても大きな課題です。これらの問題点についてもしっかりと把握しながらGPIFの今後の動向や対応について注視・監視していかなければと思っています。