今朝の新聞報道から・・・。公的年金の運用を任されているＧＰＩＦ（年金積立金管理運用独立行政法人）が2015年度5.3兆円を超える運用損を出していたことが明らかになりました。また、6月末に固まっていたこの運用損の公表を明らかにしてこなかったのは、参議院議員選挙への影響を恐れた政府与党の「損出隠し」との批判も出ています。運用状況は長期的に見るべきとの見方もありますが、日本の株式市場が世界経済やその動向に敏感に反応し、日々乱高下を繰り返す昨今の状況を鑑みるならば、現下の運用基準はあまりに高リスクであると言わざるを得ないと思います。国民生活の最後の砦ともいうべき年金資金はもっと、大切に安全に運用し国民の信頼を得ることが重要であり、景気浮揚の手段として使われることには断固反対です。次回国会ではこの点についてしっかり議論を積み重ねてもらいたいと強く願います。