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2016.06.20

行政委員の報酬についての意見。(総務区民委員会にて)

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10:00 総務区民委員会が第1委員会室にて開会。私も委員の一人として出席。
 区長提出議案の審議、区民からの請願審査、区側からの報告事項についての質疑が行われました。
本日の委員会で私が注目したのは行政委員(教育委員・監査委員・選挙管理委員)の月額報酬についての議案審議。行政委員が疾病その他の理由により職務を遂行できないときはその月分の報酬を支給しない事とする改正内容です。当たり前と言えば、当たり前なので全会派一致で賛成されました。審議の中で私が発言、意見開陳したのは行政委員の実働日数と報酬のあり方について。
 行政委員の報酬については全国各地で訴訟が起きていますが、直近の判例では「月額報酬については妥当である。」とされています。一方で最高裁では「報酬水準などは住民に十分説明できる内容にすべきだ」との補足意見もつけ加えられました。文京区においては、実働日数ばかりでなく、それぞれの委員が持つ専門性や識見、また経験が区政に活かされているという点にも重きを置き、総合的な報酬体系を定めているとの事。今日の質疑を通じて感じたのは、勤務の実態という点では、定例会議への出席など実働日以外で、その識見や経験が十分に区政に活かされているのだという点については、もう少し明確にしていくべきだと感じました。また、妥当な月額報酬の額についても、他の自治体とも比較していきながら、区民の理解を得られるように一度しっかりと検証してみる必要があるのではないかと感じました。今後わが区としても、その考え方について区民に明確に示していくべきではないかと思います。行政委員の報酬体系の見直しについては、私も機会ある毎に訴えていきたいと考えています。