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2002年10月のバックナンバー

2002年10月03日

決算審査特別委員会始まる。

 今日から1週間をかけて、区議会・決算審査特別委員会において文京区平成13年度決算が審査されることになります。初日の今日は区・ 理事者側の総括説明を受けた後、各会派代表による総括質疑が行われました。私達、民主党友愛・ 無所属議員団からは増子博樹委員が会派を代表として質問に立ちました。増子委員は質問の中で「区財政を逼迫させている要因として、 人件費の割合が高いこと。」を指摘しています。この年、職員の給与や退職金などいわゆる人件費が一般会計に占める割合は実に32.2% にも及んでいます。23区平均で見てみてもこれまでに30%を超えたことはほとんど無いことを考えるならば、 それだけ文京区の職員数が多いことが指摘できます。区側もこの3年間で200人の職員を定数で削減することを予定していますが、 民間委託などをより一層進めて人件費の抑制を図っていくべきです。
私達、民主党友愛・無所属議員団としては職員数の削減に向けて「図書館業務の民間委託」など具体的な提言をしていきます。

2002年10月08日

特養老人ホーム運営費をめぐって・・・。

 本日の決算審査特別委員会の中で、特養老人ホームの運営費について私が質問をしました。文京区の4つの施設はいずれも「公設民営」 で施設の維持管理は区が、運営は社会福祉法人に委託をしている仕組みになっています。 基本的には光熱水道費や大規模修繕などを区が負担しているのですが、13年度決算の数字から見て取ると、 千駄木の郷は約3500万円であるのに対し、同じ規模である「くすのきの郷」は8500万円の経費がかかっています。この年「くすのきの郷」 では大規模修繕は行われていません。どうしてこれほど運営費に差がしょうじるのか?
答弁として、千駄木の郷については介護保険制度が出来た後に開設した施設であるので運営等を介護報酬のみで運営しているのに対し、 くすのきの郷については介護保険導入前の施設であり、急に介護報酬だけで賄えといっても運営が厳しい。 現在はそうした部分を補うために人件費等の補助を区が負担している。
激変緩和という視点で、今後は徐々にそうした人件費補助は削減していき3年後には介護報酬で賄ってもらえるようお願いしている。との事。
 介護保険は国の制度です。どの施設でも当然のことながら、介護報酬と自己負担金のみで維持管理や運営を行っています。 激変緩和は理解できますが、やみくもに一般財源を投入することには慎重であってもらいたいと考えます。 委託を受けている法人が赤字ならともかく、どの法人も黒字なのですから・・・。
3年の後には、しっかりと委託を受けている法人が「自立」できるよう要望しておきました。

2002年10月12日

根津幼稚園運動会

 本日、根津幼稚園の運動会にご招待を受け出席させていただきました。
さわやかな秋晴れの下、にこやかに元気よく演技や競技をする園児達の姿はとても愛らしく、心を和ませてくれました。 3年保育が実施されたこともあり、根津幼稚園もかつての活気を取り戻した感がうかがえますが、 やはり少子化の影響でどこの幼稚園も園児が減少気味とか・・・。来年4月にはすぐお隣に区立保育園の分園が開設されます。こうした行事など、 合同で行えないものか?そうしたらもっと楽しく盛り上がるかもしれない・・・そんなことをふと思いつきました。

2002年10月14日

マッサージ研修会

 本郷鍼灸あんま・マッサージ指圧師会主催による「技能講習会」が本日、 シビックセンター地下の消費生活センター会議室で開催されました。 同会の顧問をお受けしている関係で私も出席しご挨拶をさせていただきました。
マッサージ業界の問題点としては、最近地域においても「無資格者」による出店営業が横行していること。単なるリラクリゼーションではなく、 「治療・施術としてのマッサージ・あんま」を見直す必要があるとの観点からこうした技能講習会が開催されるようになったとの事です。 そういえば最近クイックマッサージをはじめ、その手のお店がやたらと増えたような気がします。講習会では「高齢者の膝の治療法」や 「高齢者施設における感染症対策」などかなり専門的な内容の講義が行われました。
参加者も熱心に聞きいっていたようです。文京区(地域文化振興公社) では寿会館などでの高齢者のマッサージを本郷ならびに小石川の同師会に委託をしています。
こうした講習会を通じ技能を磨いていただくことは、文京区にとっても有難いことですし、 その成果を大いに発揮していただきたいと願っています。

2002年10月15日

決算打ち上げ(仲はいいんです・・・。)

 決算審査特別委員会が1週間に渡る質疑を終了し、13年度文京区決算が仮認定されました。その後、 予定にはなかったのですが成澤委員長の呼びかけで「有志」で打ち上げをやることに・・・。 午後6時半すぎシビック13階の職員食堂には、党派を超えて委員のメンバーが集まり、 短い時間でしたが楽しい打ち上げとなりました。さっきまでは、激論をかわしていた面々もひとたび議会の場を離れれば仲のよい友人。 世間話や昔話にハナを咲かせ同じ時を過ごす。
これもまた、よきかな・・・。

2002年10月21日

戸越銀座商店街(区民委員長会視察)

 特別区、区民委員長会の視察で品川区の「戸越銀座商店会」を視察してきました。 戸越銀座は都内でも元気のある商店会として注目を集めていますが、現地に伺うのは私も初めてです。 午後2時荏原第3出張所で品川区関係者、商店会の役員の方々からお話を伺いました。地域ブランドの創出、 中央大学との連携によるホームページの作成などIT化の推進、空き店舗対策ねど、その熱意ある取り組みにはビックリしました。 まさに「生き残りを賭けた戦い」に挑むといった「やる気」の表れだと感じます。商店街としての規模もかなり大きく、 文京区とは比較にならないのですが、「意欲・知恵・一体感」という点では文京区の商店街の活性化にもかなりの参考になるのでは・・ ・そんなふうに思います。

2002年10月22日

街頭から・・・。

 月例の街頭活動を行いました。当初、18日(第3回区議会定例会終了日の翌日) に予定していたのですが、雨天のため止む無く中止。順延で本日となりました。午前7時30分より9時まで一時間半に渡り、 根津駅頭で「号外版まさしニュース」の配布。今回のテーマは平成12年度の文京区決算の概要について・・・。
(職員の給与など人件費が区財政を逼迫させていることを説明しています。)
合計210枚のニュースを配布させていただきました。来月は11月12日(火)に街頭活動を予定しています。

2002年10月30日

住民参加型公募債(札幌市を視察)

 私たち民主党友愛・無所属議員団で昨日から今日にかけて札幌市を視察してきました。調査テーマは「住民参加型公募債」について。 地方債には幅広い投資家に売る「公募債」と、特定金融機関が引き受ける「縁故債」(えんこさい)とがあります。自治体の資金の調達は従来、 「縁故債」によるものが主流でしたが、最近は各自治体が広く市民などに呼びかけ公共施設等の建設資金を調達する「住民参加型の公募債」 を発行するという動きが各地で見られるようになりました。
札幌市でも今年7月に「札幌コンベンションセンター」の建設費の一部に充当するため総額20億円のミニ市債を発行し、 市民に買ってもらったとの事です。
本日、札幌市役所にて財政部の部長さんまた、担当の係長さんから詳細な説明を受けました。 札幌市ではこの公募債を3年債のミニ市債として発行しました。 目的としては施設建設のための資金調達という点と市民の市政参加意識の醸成という狙いもあったようです。 利率についても3年割引国債と同程度の0.16%で購入限度額は1人あたり100万円まで、対象者は市内在住・ 在勤者および市内に事業所を置く法人・団体。
7月10日より金融機関等で販売、募集期間終了日には完売したそうです。
申し込み件数は2201件、個人消化率は金額ベースで99.6%、新規購入率についても件数ベースで83.7% と市民参加という意味では大きな効果があったようです。
札幌市としては今後5年債・10年債と発行していく中で、市民の意識の醸成を図っていこうとしています。 文京区においてもミニ公募債導入の検討が始まっています。札幌市等と比べると発行規模や、 購入者側からみたメリットなど違いがあるようですが、区民の参加や区政に対する意識の醸成という点では大きな効果があると思われます。 私達も今後より一層調査・研究を続けていきながら「住民参画型公募債」の導入を実現していきたいと考えます。

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