本日の決算審査特別委員会の中で、特養老人ホームの運営費について私が質問をしました。文京区の4つの施設はいずれも「公設民営」
で施設の維持管理は区が、運営は社会福祉法人に委託をしている仕組みになっています。
基本的には光熱水道費や大規模修繕などを区が負担しているのですが、13年度決算の数字から見て取ると、
千駄木の郷は約3500万円であるのに対し、同じ規模である「くすのきの郷」は8500万円の経費がかかっています。この年「くすのきの郷」
では大規模修繕は行われていません。どうしてこれほど運営費に差がしょうじるのか?
答弁として、千駄木の郷については介護保険制度が出来た後に開設した施設であるので運営等を介護報酬のみで運営しているのに対し、
くすのきの郷については介護保険導入前の施設であり、急に介護報酬だけで賄えといっても運営が厳しい。
現在はそうした部分を補うために人件費等の補助を区が負担している。
激変緩和という視点で、今後は徐々にそうした人件費補助は削減していき3年後には介護報酬で賄ってもらえるようお願いしている。との事。
介護保険は国の制度です。どの施設でも当然のことながら、介護報酬と自己負担金のみで維持管理や運営を行っています。
激変緩和は理解できますが、やみくもに一般財源を投入することには慎重であってもらいたいと考えます。
委託を受けている法人が赤字ならともかく、どの法人も黒字なのですから・・・。
3年の後には、しっかりと委託を受けている法人が「自立」できるよう要望しておきました。