昨日政府による緊急経済対策を含む、2012年度補正予算が閣議決定され、その内容が明らかになりました。
公共事業の推進でGDPを押し上げ60万人の雇用を創出、景気を一気に上昇機運に乗せようというものですが、その手法については 何だか時計の針を元に戻してしまった印象を持たざる負えません・・・。
例えば、わが文京区においては橋やトンネルの工事はもとより、学校の耐震化についても順次必要と思われるものは着実に進められているので、この補正予算で対応するものが出てくるのか・・・?
その他、細かいものでいえば学校で使用する理科実験機器の整備や局地的大雨の監視予測設備の更新・精度向上などが該当するのかもしれませんが、必要なものへの対応・雇用の創出にどれだけつながるのか・・・?
2月からスタートする定例議会でその内容が明らかになってくると思われるので、よく内容を見てみたいと思っています。
いずれにしても、民主党政権時代に掲げた「コンクリートから人へ」の理念を後退させてはいけないと思います。今後必要とされる医療や介護、子育て支援などに関わる人材育成のための投資などに、予算が振り向けられるようにしなければならないと考えます。