まずは、文京区の公園等の現状についてですが、私が子供の頃は「遊び場」といえば神社の境内や地域の児童遊園が定番。おにごっこや缶蹴りなどの子ども遊びに興じたものです。
ところが今の地域の児童遊園には当時のような活気も子供たちの姿も見受けられません。
少子化もその要因のひとつではありますが、今の子供たちにとっては地域の公園は「遊び場」と認められていないようです・・・。家でゲーム?野球やサッカー・・・塾や習い事にと今の子供たちの時間の使い方は多様化しています。
あわせて区としても、児童館や子育て広場の充実や放課後居場所対策などのメニューや選択肢を増やしていることも多かれ少なかれ影響していることと思います。
そうした実情を踏まえるならば、地域の児童遊園や小規模公園ではもはや「子供たちの遊び場としての役割を終えたのでは・・・?」というのが私の率直な感想です。
もちろん中には目白台運動公園内にある「こども広場」(写真下)のように、子供たちに人気の公園もあるようですが、区内のほとんどの児童遊園がその機能について充分な役割を果たしていないのが実情だと思います。
文京区公園整備基本計画においては、子どもの遊びがという視点だけでなく防災機能の充実や地球環境問題への対応、地域交流の場となる公園づくり・・・など、新たな課題に対する取り組みも示されています。
また、公園再整備にあたっては対象となる公園等119園について、文京区独自の指標を用いて「客観的評価・相対的な現況評価」を行うとのことです。
その方向性、また手順についても妥当だと思いますが、是非 大胆に そしてドラスティックに変えてもらいたいというのが私の願いです。
119園それぞれに「顔」のある公園。
例えば、のんびり憩える「芝生公園」だったり、区民参画による「ガーデニング公園」、またちょっとした催事ができる「イベント公園」・高齢者の健康づくりのための「アクティブシニア公園」なんていうのも良いと思います。
是非、地域の特性や住民の思いが活かされるような「顔のある公園」へと再整備してもらいたい。
私もこのテーマについては今後 大きな関心を持って、区民の皆さんらご意見を「聞き」、そして「考え」、「行動」していきたいと思ってます。