郵政民営化見直し法案が昨日衆議院を通過、小泉構造改革路線の終幕が浮き彫りになったとのこと。
2005年夏「郵政民営化に賛成か反対か、はっきりと国民に問いたい。」と小泉首相(当時)が衆議院を解散、9月の総選挙では自・公が大勝をした、あの頃が思い出されます。
劇場型政治と揶揄されながらも国民の圧倒的な支持を得た小泉純一郎さんでした。
しかし当時「信を問う」としたその中味は、7年経って大きく後退・・・。今思えば、カリスマ的リーダーの強いメッセージに国民が踊らされた感の強い選挙だったと思います。
その意味ではその後の政権交代と、民主党マニフェストの事実上の破たんも、小泉構造改革路線の終焉と「同じ穴のむじな」なのかも知れません。
こんなことが繰り返されるようでは、いつまでたっても国民の政治への信頼も取り戻せるわけがありません。
自らも政治に身を置く者として猛省しなければならないし、国民に最も近い立場から「地に足の着いた政治」を実践していかなければと思っています。