昨日に引き続き、千駄木界隈の「町歩きルート」について・・・。
よみせ通りを道灌山方面から入って、谷中銀座を経由して団子坂方面へ。
団子坂周辺(写真上)には、老舗のお煎餅屋さんや千代紙や江戸小物を扱うお店など土産屋さんもあり、時間つぶしには最適。
特に飲食店はバラエティに富んでおり、中華・イタリアン・焼き肉・焼き鳥・うどん・カレー・鰻・居酒屋などなど「おいしんぼ」にはたまらないエリアです。
1軒いっけんをご紹介できなくて残念ですが、グルメ本やネットで注目されているお店も多く(中には数か月先まで予約が取れないお店もあり・・・)、まさにこの周辺は下町グルメのメッカともいえる場所だと思いいます。
是非、腹ごしらえはこのエリアで!!
さて、美味に舌鼓を打った後は少し裏道に入って散策してみましょう。
団子坂より不忍通りを根津方面へ進み、汐見小学校入口交差点を右折し、道なりに歩いていくと藪下通りという道に突き当たります。
そしてその奥にあるのが「千駄木ふれあいの杜」(写真中)です。
崖地にできた自然林を所有者より区が譲り受け「市民緑地として」広く開放している森林です。
ガイドブックにも載っていないような穴場的な場所で、樹木としてはダジイやムクノキの大径木、シラカシ、イイギリなどの高木、さらにはヤマモミジ、ヒサカキ、サザンカなどの中木が生育、また渡り鳥を含め、ムクドリやヒヨドリ、オナガやシジュウカラなどの鳥類、その他昆虫類なども見られ、様々な生きものが生息することによって多様な自然生態系をつくりだしている自然林です。
是非、お立ち寄りください。
そして、この「千駄木ふれあいの杜」から、藪下通りの坂を上っていくと、現在建設中の「(仮称)森 鷗外記念館」へと行き着きます。(写真下)
平成24年11月オープンの予定です。以後はこの記念館が「千駄木町歩き」の拠点となることでしょう。
そしてこの記念館は昨日ご紹介したルートの起点である千駄木保健所通りの入口にもなるので、ちょうど千駄木名所を巡りながらぐるっと1周してきたことになります。
距離にして1.5~2キロぐらいでしょうか・・・。ただ歩くだけでしたら30~40分程度の行程ですが、じっくり見て回れば2~3時間は楽しめるコースです。
以上、「千駄木町歩き」のお勧めルートを2日間に亘りご紹介いたしました。
参考にして頂きながら、下町散策を楽しんでいただければ嬉しく思います。