ギリシャの財政破綻に端を発した債務危機が、ユーロ圏第3の経済大国イタリアまでにも飛び火し「債務危機」へと発展していることがここ数日で明らかになりました。
今日のマスコミ報道などを見てみても波紋は大きく広がっているようです。
イタリアが国際通貨基金(IMF)の監視を受けることになった背景には、自国の財政について信認を得ることがその狙いと報じられていますが、EU全体から全世界へとその影響が及ぶことは避けられないのでは・・・。
日本では、震災復興・TPP参加の是非・円高対策など難題も山積です。そのうえにヨーロッパ危機が押し寄せてくるとなると事態はもう非常事態です・・・。
ましてや国債や借入金など合計した「日本の抱える借金」は2011年度末残高で1024兆1047億円に達しました。この額はGDP比で220%とイタリアの120%を大きく上回っています。
財政再建に向けては、消費税率の見直しも大きな論点になっていますが、大きな借金を次世代に負わさないためにも私達国民一人ひとりが真剣にこの国の将来を考えていかなければなりません。
ギリシャやイタリアの現実はもはや「対岸の火事」ではありません。