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2010年05月25日

避難所運営が焦点に・・・。(防災・安全安心まちづくり調査特別委員会)

10:00 特別委員会第2日目 「防災・安全安心まちづくり調査特別委員会」 「アカデミー推進調査特別印会」の2委員会が平行開催。

 私は防災の委員会のほうに出席しました。

区側からの報告事項は・・・
1.事業継続計画(地震編)の策定について
  首都直下地震などの事態が発生した場合、行政自身も被災することを想定して、 災害発生時の優先する区役所業務や資源の準備また対応方針を定める「事業継続計画」を策定する。

2.総合防災訓練について
  今年は8月29日に実施予定。例年と比べ大きく違う点は今年度は文京区と東京都の合同で実施されること。 また訓練場所についても白山通りな
  どの路上や、東大周辺・駒本小学校を活用しての大規模な防災訓練になるとのこと。

3.耐震改修促進事業の実績について
  同事業は平成27年度末までに住宅系建物の耐震化率を90%にすることが目標。21年度については、 設計助成が11件で額にして382万円。
  改修の助成については40件で助成額は4137万円。

  全体を通じて、今日の質疑の焦点となったのは「避難所の運営」について。
現在区内の小中学校エリアで避難所運営協議会が設置され、各学校で運営訓練が行われているが地域によって「組織づくり」 に格差が生じているとの指摘が議会側からありました。また、災害時の区職員の参集については困難であることを前提にしたうえで、 避難所における区と住民(被災者)の役割分担を定めていくべきとの意見も出されました。 区としても今後避難所組織の平準化に力を入れているとのこと。

  東京においてこの先30年以内にM7以上の大地震が起きる確立は70%とも言われています。

  そんな危機感もあってか、今日の委員会でも実に熱心な議論が展開されました。

  区と議会が一体感をもって災害に備えるという意識が高揚していることを感じます。  

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