10:00 同僚の松下純子議員とともに、世田谷区立障害者就労支援センター「すきっぷ」を視察。
同センターは開設して10年。
通所者が2年間で就職を目指す施設ですが就職者は毎年20名以上、延べ人数はこの10年で200名を超えました。
また就職率はなんと93%(驚異的数字です)で就職先も大手企業・ 官公庁をはじめ老人ホームや保育園など職場も東京全域に広がっているとのことです。
いわば、障害者の就労支援のトップランナー的存在といっても過言ではないでしょう。
視察にあっては施設長さんが対応してくださり、じっくり丁寧に説明をして頂きました。感謝です。
圧倒的な実績を作り上げるにあたってはこれまで様々なご苦労もあったようですが、 相談から就職に至るまでの通所者を支えるシステムがしっかり構築されていることが感じ取れます。
社会に出て行くための基本的労働習慣の習得をはじめ、実習などを通じての体験、 通所者同士の励ましあいなど、日々のプログラムが綿密に練られており、 こうした中でしっかりとスキルを学べるということは たとえ 2年間とはいえ通所者にとっては貴重な財産になると思われます。
実際、施設内での就労活動は印刷(写真下) 部門とクリーニング部門ですが就職先はそれとは関係のない業種多岐に亘っているのも特徴のひとつでしょう。
ちなみに平成13年にはユニクロ、15年スターバックスコーヒー、17年東京大学経済学部事務職、18年にはリゾートトラスト (9名)などの輝かしい就職実績をもっています。
現場ではみんな希望に満ち「輝いて」働いているようです。
文京区には残念ながらこの種の施設はありませんが、福祉作業所などをこうした施設に移行させていくこともひとつの方法だと思います。
是非 今後の参考にしていくべきと考えます。