9:00 民主党東京都第2区総支部政調会 勉強会に出席。
今日は私達の勉強会に田中康夫参議院議員(通称ヤッシー)が早朝から講師として参加してくれました。
今回は公共事業を巡る「脱ムダ」をテーマに、前長野県知事としての実績を田中氏に語ってもらうと同時に、自らが代表を務める 「新党日本」の政策構想についても触れることができ、私達にとっても有意義な勉強会となりました。
田中氏の知事としての6年間は、県職員・議会そして統制を謀ろうとする国との まさに苦闘の日々だったようです。
当時のマスコミ報道では「大人になれない知事」などと揶揄(やゆ)されネガティブなイメージも先行した田中氏ですが、 実際にご本人から話を聞いて見ると「なるほどしごく真っ当なことを言い続け、実行し続けてきたんだ・・・」ということが良くわかりました。
土石流から老人ホームを守ることを理由に国のひも付き土木事業を押し進めようとする県職員に対し 「それだったらいっそのこと老人ホームを別の場所に移そう!そのほうがお金もかからないし、安全。」 とあっさりその場所を移してしまった話や、 県道のガードレールを鉄から木製に替えて県内業者から喜ばれると同時に廃材の利用などにも寄与した話など・・・。
田中氏が実践してきたこうした取り組みは、これまでの概念や既得権益を打ち破るという意味においても、 現状の地方自治が抱える問題に大きくメスを入れる斬新な発想であり、私達にとってはまさに「目からウロコ」の実践例でもありました。
ムダな公共事業を廃していくにあたって、田中氏は「視点を変える」ことが重要だと強く訴えます。
思えば私達も知らず知らずのうちに既成概念に捉われているのかもしれません・・・。
講演後の質疑では「地方から見れば一人勝ちだと言われる東京の視点から、ムダな公共事業をどう捉えるか? また23区の今後の進むべき方向性について」私からも質問させてもらいました。
道半ばで故郷長野県の知事の座を追われたヤッシーにとっては、当時としてはじゅくじたる思いもあったかに想像しますが、 活躍の場を国政に転じ、こうして伝道師となって真っ当なことを言い続ける姿勢には共鳴する声も広がっていくと思います。
こうしてわずか10数名の私達の勉強会に早朝から足を運んでもらえることに感謝するとともに我が民主党も、「国を憂う」 同士として一層連携を強めていかなければと痛感です。
ちなみに今日の勉強会は週間スパで連載中の「田中康夫のペリグロ日記」でも紹介されると聞きました。
ちょっと期待です・・・(苦笑)。