写真は、訪問介護の巡回入浴サービス車。私の地元でもこうして巡回してくる回数も増え、 介護保険の制度やサービスが定着してきたように思われます。
ちなみに要介護認定者数で見てみると文京区の場合・・・。
要介護認定者は平成15年度(去年度)で約34,300人。第1号被保険者のうちの約6人に一人が要介護認定を受けています。認定率は17%
、全国平均は約15%程度ですから、かなり高いといえます。
要介護者は今後も増え続けると思われます。
私もこの夏7~8月にかけて、10件近い相談を受けました。特にこのところ急増しています。「介護を受けたいけれど、
どうしたらいいか全くわからない?」
「幾らくらい費用がかかりますか?」などなど・・・。制度が医療等と同じく保険で維持されていることや、
サービスが民間事業者などで担われていることなど、基本的なことがまだまだ充分に理解されていないようです。
特に文京区の場合は一人暮らしの高齢者も多く、制度の周知や利用してもらうのも大変です。
私の場合はそうした実情を踏まえ、相談にこられた方々には出来る限り丁寧にご説明をして、 理解を得ながらサービスを利用してもらうようアドバイスをしています。身近かなケアマネージャーさんや事業者さんの迅速なご協力も頂いて、 お陰様で現在はみなさん喜んでサービスを受けられています・・・。
今後も需要は間違いなく増え続けることでしょう・・・。
心配なのは、介護費用の増大に伴う財政負担と保険料上昇という難題。
やはり、「介護保険のお世話になることなく、元気に歳をとっていくこと。」が何よりも一番。そう、つくづく感じます。
介護を現場で担う自治体の政策も「予防と健康」にシフトしていくようです。
正しい方向性だと思います・・・。