写真は向ヶ丘に建設中のマンション。
地上11階・地下1階かなり大規模な建物です。
ただのマンションではなく、高齢者専用のマンション・有料老人ホームです。
戸数は100戸以上、介護などの必要な方にはケアまで備えた「特定施設」としての用件も具備していると聞いています。
こうした「ケアつき有料マンション」が最近区内あちこちに建設が予定されています。 湯島や先頃文京区で売却を決めた原町資材置き場跡地にも、民間の事業者が同じようなマンション事業計画を提案・・・。
区内にこうした施設ができることは喜ばしいことではありますが、反面頭が痛い問題もあります。
それは、文京区の介護保険料との関係。
介護保険料はその自治体全体の介護量を斟酌し、各自治体ごとに設定されています。介護保険制度が始まって以来、 文京区でも年々要介護者が増加、それに伴い保険料も上がっているのも事実。
こうしたマンションの増加は、当然高齢者の増加につながり、そして介護に対する費用の増加にも影響するというもの・・・。
あくまでも民間の事業ですから、入居者を区民に限るなどの条件設定も難しいでしょうから、区外からの転入者も増え、介護費用・ 保険料の負担増は免れないでしょう・・・。
そう考えると、国の制度として発足したこの介護保険、施設入所やサービス提供などは垣根がなくなったものの、 保険料は自治体設定というのはややバランスにかけているのでは・・・?
などと感じてしまいます。