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2002年02月09日

陶芸教室をやりたい!(陶芸家・山本泰治さんの思い。)

 私の長年来の友人で山本泰治さんという人がいます。私とは10歳以上も年齢が上であるのですが、 これまで同じ社会人として常に対等に接してくれたという意味では私にとってはかけがえのない存在です。 その山本氏が自ら営んでいた事業を休止をし陶芸の道を歩みだしたのが、確か8年ほど前のことだったと記憶しています。
その時は私もビックリしましたが、益子焼の陶芸作家・ 佐藤 巧氏に師事して今では立派に自立した陶芸作家として活躍されていることを私自身嬉しく思っています。
そんな山本氏が今、力を注いでいるのが身障者や高齢者に「陶芸の楽しみや喜び」を伝えていくこと。でもそれを実現するためには場所もいる、 窯も必要不可欠、とどのつまり費用がかかるということです。
彼とのそんなやり取りの中たどり着いた結論が、公的な施設を活用してそうした思いを実現ができないかということ。 ありがたいことに文京区には生涯学習の一環として、区有施設に陶芸のための窯が設置されている施設がいくつかあります。とりわけ、 特養老人ホームや在宅サービスセンターには、高齢者の生きがいづくりのために窯を設置しているところが多い。 調べてみるとそれなりにそれぞれの施設が窯を使って陶芸を身障者や高齢者のために活用しようという試みを行っているようですが、 もっと有効に効果的に活用する術はあると私自身考えています。山本氏のような思いや技術を持った方々が関わることによって、 多くの人たちが陶芸の喜びを知り、生涯学習としての生きがいを持ってもらえることは大切なことではないでしょうか?
趣味や生きがいを求める高齢者や障害者、それをケアすべく考える行政、ボランティア精神で社会に貢献しようとする人の思い・・・。それらが 「三方一両損」ではなく「一挙三両得」とでも言ったらよいのでしょうか、それぞれの喜びになるよう・・・。
そんな橋渡しができれば、と思っています。

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