14年度の文京区の予算案が発表されました。一般会計で606億円という予算規模です。前年度比マイナス10.
4パーセントという緊縮型のこの予算は実に12年前の平成2年度の水準に近いものとなっています。
景気の低迷や政府の構造改革断行という影響下の中では、超緊縮型に予算編成を行わなければならなかったのもやむを得ないことといえましょう。
もう一つのポイントは煙山区長が公約として掲げていた「均衡財政」を実現するということ。要するに「歳入に見合った歳出規模に改める。」
もっと簡単にいえば、貯金を崩さず、できるだけ借金をしないでやりくりをするということです。バブル崩壊以降、
文京区の貯金は年々減少し続けています。平成9年には118億もあった貯金(財政調整基金)は今現在41億円。
わずか5年で半分以下に減ったということです。来年度においても、貯金を12億円取り崩すことになっていますが、幸い今年度の(13年度)
の決算でほぼ同額の余剰金が出ており、すでに財政調整基金に積み立ててあるので差し引きゼロ。
つまり結果として貯金を崩さず予算が組めたということです。その点については、大いに評価できるものでしょう。
今月開会される第1回区議会定例会において、予算審査特別委員会が設置をされその場において詳細が審議されることとなりますが、私達の会派
(民主党友愛・無所属議員団)としても、
各事業や経費の使い方などについて詳細にチェックをし委員会の場で区側に問いていきたいと考えています。