文京区には「ライフガード」という組織があります。区内に2箇所あるプールの監視を受け持つ組織です。今から25年前、
自らの安全は自らの手で守っていこう!と何人かの区民の肝いりでスタートしたこの組織は今や、
1500人にものぼる監視員を世に送り出しました。独自の講習会により救助法を体得し、現在も70名ほどの現役大学生・高校生が若い力で、
湯島総合体育館・スポーツセンターの監視にあたっています。また、
現役を退かれた方々の中には文京区体育協会や体育指導員として今も文京区政を支えられている方が多数いらっしゃいます。実際、
この25年間文京区のプールで区の過失による死亡事故は起こっておらず、ライフガードの実績と人材育成の功績は賞賛に値するものです。
他の自治体ではこの種の業務は民間の清掃会社等に委託しているケースがほとんどです。
コストという視点だけで捉えるならば理解できなくもありませんが、文京の場合は違うでしょう。
来年度から、プールのフリータイム制の導入が決まり開館時間も延長されます。だからといって、
単純にコスト抑制のために民間委託へ切り替えるというような、安易な発想に陥らないよう地域文化振興公社や区側に強く要望します。
このような組織こそ、文京区政を支えてくれる重要なNPO的組織と位置付け、積極的に支援・育成していくべきでしょう。
私も全面的に彼らを応援していきます。