朝から札幌は雪だったそうです。
当時 北海道帝国大学の学生だった宮沢青年は、真珠湾攻撃成功の知らせをラジオで知り、恩賜である米国人教師夫妻の家を訪れました。
「たとえ国同士が戦争をしていても、お互いの友情は決して変わらない」とそう伝え、玄関を出た先で 宮沢青年と米国人夫妻は特高警察に拘束されます。
後に有名となった「宮沢 レーン事件」です。
結局 青年は軍事機密を漏らしたとして懲役15年に、レーン夫妻も15年 12年と異例の判決を受けたそうです。
話した内容は、公知の事実や単なる伝聞だけだったのに・・・。
昨日 「特定秘密保護法案」が成立しました。
テレビや新聞ではその危うさが報じられている一方で、「自分には関係ない」「逮捕されることなんてないだろう」と思っている人がほとんどだと思います。
そもそも今の私達国民には実感が無いのでもっともだと思いますが・・・でもその危うさを拭い去ることができないままに法律が成立した感は否めません。
とても残念でなりません。
これから先、この法律が導く「国の行方」はどうなるのでしょうか・・・。
とても心配です。