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2012年06月07日

15年は長すぎた・・・。(東電OL殺人事件 再審へ)

img_20060919T104837444  元東電女性社員の殺害事件(1997.3)の再審開始が昨日決定、元被告の無期懲役刑の執行が停止、服役先の横浜刑務所より、ゴビンダ・ムラサド・マイナリ氏が釈放されました。

この事件については、今から9年・・・2003年9月3日の まさし日記でも取り上げさせて頂きました。

こちら → https://masashi-net.jp/diary/2003/09/1_2.html

私がこの事件に関心を抱いたのは1冊の本 「東電OL殺人事件」 佐野眞一 著(写真) から・・・。

ジャーナリストでノンフィクション作家でもある佐野氏が、事件の闇と影の核心に迫ったルポルタージュでDSC03230、当時より「冤罪説」も取りざたされていました。

昨日、15年もの月日を経て 裁判の再審が決定したことを 私も感慨深く思っています。

それにしても 15年は 長すぎた・・・。

被告人はもとより家族にとっても取り返すことのできない月日です。

佐野眞一氏といえば、偶然にも今 同氏の著書「甘粕正彦 乱心の曠野」(2009年 講談社ノンフィクション賞)という作品にはまり熟読中。

同僚の高山たいぞう議員から薦められ、借用しています。

関東大震災後の戒厳令下、社会主義者・大杉栄一家を虐殺したとして獄に堕ちた元エリート憲兵。その後は満州に渡り闇世界に君臨した甘粕正彦氏の異形の人生を追った作品。

それにしても佐野氏の資料収集能力と問題提議・文章構成は素晴らしい。

「東電OL殺人事件」を読んだ時と同じく、引き込まれています・・・。

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