視察先は千葉県市原市にある ふるさと学舎 社会福祉法人 佑啓会で文京区立小石川・大塚両作業所の委託法人でもあります。
9:30 現地到着。里見理事長とも直接お会いすることができ、30分ほど意見交換。
障害者の現状を取り巻く課題について現場とししての貴重なご意見を聞くことができました。
10:10 車にて移動、市原市姉崎保健福祉センターにある「ふるさと学舎 アネッサディセンター」を視察。(写真上)
同センターでは、重度心身障害者・身体障害者・知的障害者の受け入れを行っています。
施設スペースを時間的に効率的に活用することにより手厚い職員配置を可能にするなど、サービス向上が図られていることを確認しました。
また委託事業でも指定管理でもなく、市から施設内の一部スペースを借り受け、単独で事業展開していることが特徴だそうで、今後の文京区における福祉施設の運営にも大きな参考になると思われます。
10:50 再び法人本部に戻り、広大な敷地内の各施設を見学。
「しぜん工房」(写真中)では、障害者のみなさんによるパン作りが行われていますが、自然酵母生地を使った手作りパンは大好評で売り上げも右肩上がりだそうです。
私も区内両作業所のイベントなどでは、このパンの販売を楽しみにしている一人です。
また、「きせつ館」では敷地内での農作業による就労支援が行われており、シイタケの栽培をはじめ野菜作りも盛んです。
今日は切り干し大根作りを見ることができました。(写真下)
11:10 障害者入所施設「清風荘」を視察。
本年7月千葉県立施設の入所者を受け入れるべくオープン。現在70名を超える、障害者の皆さんが生活しています。
11:30 視察終了
とてもいい勉強になりました。地方のこうした広大な敷地の中でいきいきと過ごす障害者の皆さんを拝見し感動するとともに、文京区のような都会における障害者施策推進の難しさをあらためて実感させられました。
ただこうしたノウハウと実績をもった法人が文京区の作業所を担って頂いていることは とても頼もしい限りで 今後の両作業所における事業展開に大きく期待しているところです。