今日午後、文京区地域福祉推進協議会を傍聴していたところ区民である委員のお一人から「今後の自転車に関するルール作りや安全対策について区はどう取り組んでいくのか?」との質問がありました。
また車道を走る自転車の危険性についても懸念されていました。
やはり区民にとっても自転車対策は大きな関心事であるようです。
写真上は春日町の交差点、ラインで歩行者と自転車道とが区別されていますが自転車道のラインは歩道内へと誘導されています。
車道通行を徹底させるならば、まずは行政側よりこうした矛盾点について改善していかなければならないと思います。
区内を見渡しても、大きな交差点ではどこもこうした状況ですし、そんな中いきなり「車道徹底」を示されても区民にとっては戸惑うばかりだと思われます。
また文京区では旧中山道沿いに試験的に自転車専用道路を整備し(写真下)、区民の利用や評価について注視していますが逆走行などのマナーの問題や自動車の駐車による妨げなど課題も山積しているようです。
そうした状況から見ても、私自身は自転車の車道通行の早急な徹底は難しいし無理があると思っています。
まずは利用者のマナーについて徹底していくことが何より大事です。
そしてそのうえで車道通行を原則としつつも、大きな交差点や歩道幅員がある程度確保されている歩道などでは、歩行者を最優先としつつ容認するなどの弾力的運用を経たうえで、段階的にルール形成やその徹底を図っていくべきと考えます。
いずれにしても区民生活に直接影響が出る事案でもあるので、来週から始まる区議会定例会においても大きなテーマになることでしょう。
みなさんからもご意見やご要望などお寄せいただければ有難いです。
(以上シリーズでお届けしました。)