10:00 総務区民委員会(第1委員会室)が開会。
区側からの報告事項は7件。注目は来年度の予算編成にあたっての重点施策が明らかになったこと。
区役所内の各部課から必要とされ提案された42事業のうち26事業が、来年度の重点施策に選定されました。
具体的には・・・
・認可保育所の開設(白山二丁目)
・防災拠点としての学校(園)の機能強化
・高齢者の任意予防接種助成制度(肺炎球菌ワクチンを追加)
・森 鴎外生誕150周年記念事業
・地域防災計画の修正
・避難所誘導ソーラー灯設置工事
・(仮称)新文京総合体育館建設事業
など、全体的にはやはり大震災を受けての防災対策を強化する内容が色濃かったと思います。
当然、議会内でも今後の防災対策は区政の最重点課題だとの認識を持っています。今日の質疑では、まずは、 学校をはじめとした避難所となる施設の耐震化100%実現を最優先で目指すべきとの要望も寄せられました。
その他の報告事項では(抜粋)
1.住民参加型市場公募地方債の発行について
区内在住・在勤の方々から資金を募って、森鴎外の建設工事に充当。発行額は2億円、最低購入単位は1万円で限度額は1人100万円まで、
来年1月発行予定とのこと。区民の区政への参加という観点からも有効だと思います。
ただ、今日の質疑においては公募地方債発行にあたってはチラシ印刷代など、 通常の銀行引き受けなどの地方債に比べ80万円ほどのコスト増になるのでPRをしっかりやって効果を挙げるよう意見が開陳されました。
2.文京区コミュニティバス運行事業について
第2路線である(仮称)目白台・小日向ルートについては、今回ルート変更・バス停名称および新設などについての報告がありました。
運行開始は12月以降の予定。
3.森鴎外記念館の運営および生誕150周年記念事業について
記念館は平成24年11月1日開館予定で、今後運営にあたる指定管理者を選定するとのこと。生誕150周年記念事業は23・
24年度の2年間で実施予定。森鴎外の発信は今後文京区の観光や文化事業の目玉にもなるので、注目していきたいと思います。
今日の質疑では、わが会派の高山委員より「150周年記念イベントについては従来の形式にとらわれず、 例えばドイツビール祭りとか森鴎外そっくりさん大会など面白く笑えるような内容も意識して考えてほしい。」などの意見も開陳されました。 私も同感です。
16:40 議案の審査 文京区特別区税条例の一部を改正する条例案および文京区立森鴎外記念館条例案(新規) の2件について
国の地方税法の一部改正を受けての内容で、 寄付金控除の適用下限額の引き下げや区民税や軽自動車税に係る不申告に対する過料上限額の引き上げ、 たばこ税の不申告に関する罰則強化などが盛り込まれています。
森鴎外記念館条例は記念館を設置するための条例案です。
審議の結果、2件ともに賛成多数により可決すべきものと決定、委員会を通過しました。
17:00 委員会が閉会
明日再び総務区民委員会第2日目を再開し、補正予算の審査が行われる予定です。