本日、参議院本会議において改正障害者基本法案が全会派一致で可決成立しました。
民主党がマニフェストに掲げた障害者制度改革に向けての大きな第一歩を踏み出せたといっても過言でないかと思います。
法案づくりには障害者もかかわり、現実的な問題も直視しました。
また何よりもこれまで恩恵的な福祉施策の対象とされてきた障害者を「基本的人権を享有する個人」であるという観点から施策の主体として条文が書き直されたこと、障害者の定義に「社会的障壁」を明記して社会的モデルに転換したこと、さらに基本原則(差別の禁止)に「社会的障壁の除去」を掲げたことは、国際的にも評価されるものと思います。
さらにわが民主党は、自民党・公明党の協力も得て12項目に及ぶ議院修正を行いました。
東日本大震災を踏まえた防災の規定を新たに加え、精神障害を念頭にした保健医療のあり方の検討を附則に盛り込むなど、さらに充実した条文を整備できたとのことです。
この法案成立を受け、地方自治体も障害者施策についての大きな変革を求められることでしょう。
現場でしっかりと形にしていかなければと私も身が引き締まる思いでいます。