今日、菅政権はこの夏の電力不足にむけての電力需給対策を正式決定。
ピーク時の最大使用電力の削減目標を一律15%減と定めらえたことが報道等により明らかになりました。
企業などの大口需要家には「電力使用制限令」も発動、家庭などには自主的な節電を促し何らかの対策メニューも用意するとのこと。
文京区においても喫緊の課題となることは間違いなく、 6月から始まる区議会定例会においても最優先で議論していかなければなりません。
現状における課題について私なりにまとめるならば以下の通り・・・
1.計画停電が実施された場合の対応について
これまでは計画停電の対象地域にはなりませんでしたが、今後グループ化(対象)となった場合については、
区としても しっかりとした対応策を整えて置かなければなりません。特に文京区は教育機関(学校)や医療機関(病院)も多く、
混乱することの無きよう早いうちから準備をしておく必要があります。
2.区民サービスの維持について
区の節電対策としては区民施設の夜間利用の中止(4月まで)などの措置が講じられていましたが、
こうした対策も長期化すると区民サービスに影響が出ることも懸念されます。削減目標達成は最大使命であるにせよ、
知恵と工夫で区民サービスが著しく低下することの無きよう柔軟な対応が必要です。
3.家庭での節電について
家庭での節電の呼びかけを区としても最大限行うべきです。
また家庭での電気使用量は夏場においてはその約半分がエアコンによる消費だと言われていますので、
効果的なPRと呼びかけを行うとともに区民の健康管理(熱中症対策や高齢者のケア)にも充分に意を用いていくべきです。
以上、6月の区議会定例会においての活発な議論で、区の積極的な取り組みを促していきます。