私の事務所の一軒隣り(根津二丁目・あいそめ大通り) に古い長屋を大改修してシェアハウスが出来ることになりました。
シェアハウスとは、知らない者同士が一定期間部屋をシェアして共同生活するという、昔でいう下宿のような宿泊所だそうで、新しい 「住まいの形」として昨今注目されているようです。
浅草ですでにシェアハウスを運営しているある青年が谷根千の町に魅せられ、昨年この古い長屋を購入しました。
しかしながらシェアハウスという住形態に対する不安や、長屋(築100年以上)の耐震性についてなどが近隣問題となり、 運営主である青年と隣接住民や町会との間でこれまで何回もの説明会が開催、私も近隣の一人として、また、 まとめ役としてずっと関わってきました・・・。
一時は反対意見も多かったのですが、最終的には近隣も町会もシェアハウス建設を受け入れ、
昨年末に運営主と町会の間で「シェアハウスに関する覚え書き」が締結されました。
今日は家屋の補強状況について、隣接住民に公開・内覧会が行われました。
多くの隣接住民が見学に訪れましたが、そこにはもう対立の影は無く、長屋古民家の再生を喜んでいるようにも思われました。
私もひとまずは肩を撫で下ろした心境です・・・。
今後は内装工事を進め4月には完成予定、同月末には入居も始まるとの事。
入居者と地域がトラブル無く仲良く暮らしていけるよう、共に配慮していかなくてはなりません。
また運営主である青年もこのシェアハウスに住み、この地域の一員となってくれるようです。
わが下町にまた家族が一人増え、私も嬉しい限りです。