会場内は緊迫感溢れると同時に、人の往来も激しく何だか物々しい雰囲気です。
大きな体育館がパーテーションで3つに仕切られ、それぞれ分野別の「事業仕分け」が行われています。
私が傍聴したのは第3ワーキンググループで、農林水産省所管の「農村活性化人材育成派遣支援モデル事業(田舎で働き隊!)」 についての仕分けが行われていました。
この事業(長い名称です・・・)、簡単にいえば都市部の若者や農業に従事したい人を募り、 後継者問題などを抱える農村地域とのマッチイングやコーディネートを支援する事業のようです。
仕分け人と官僚による激しいバトルの結果は、予算縮減3票・地方自治体に任せる4票・予算要求通りが4票と意見が分かれ「両論併記」 となりました。
農業のことについては私もあまり見識も経験もありませんが、 文京区と交流のある新潟県魚沼市や先日視察で訪問した北海道伊達市などでも独自の試みが行われています。
そうした視点で捉えるならば類似事業として、現場に最も身近かな自治体に任せ創意・工夫を促すほうが良いのではないかと思いました。
私自身はわずか2時間ほどの傍聴でしたが、結構疲れました・・・。
実際、真剣勝負で仕分けにあたっている委員の方々や官僚の皆さんには、さぞかし大きな負荷もかかていることでしょう・・・。
でも「生みの苦しみ」じゃないけれどこの際、徹底的に議論して膿を出すことによって新たな光が見えてくるとしたならば、この 「事業仕分け」は日本を変える輝かしい一歩になるのでは・・・?と現場で実感しました。
来てみてよかった。