10:00 京王線新宿駅において警視庁の「テロ対策特別訓練」が行われると聞きました。
私も今日は予め東京都庁に所用があったので、時間を合わせて訓練を見学することに・・・。
改札口付近で毒性液体薬物が散布されたという設定ですが、なかなかリアルな訓練で、見ているだけでもとても参考になりました。
今年7月には北海道洞爺湖においてサミットの開催が予定されていますが、警視庁においては「首都東京がテロの主戦場である」 との認識を持っているようです。
サミットに参加する主要国は、過去にアル・カーイダ等の国際テロ組織から標的として名指しされ、
現実に各国の大使館等の権益や国民が世界各地でテロリストの被害にあっています。さらに、日本もまた、過去にオサマ・
ビンラディンとされる者らによる声明で、テロの標的として名指しされています。
加えて、サミットのように国際的なイベントは、テロリストにとって格好のアピールの場となり得ます。実際、
平成17年7月にイギリスで開催されたグレンイーグルズサミットでは、サミット開催期間中に、
首都ロンドンにおいて同時多発テロ事件が発生し、世界中に大きな衝撃を与えました。
行政サイドがこうした訓練で対策を強化してくれるのは大変有難いことですが、 実際に通勤時間などのラッシュ時にテロが発生することを想定するならば、対応もなかなか厳しいものとなるでしょう・・・。
私達国民一人ひとりが あらゆる事態を想定しつつ 日頃からしっかり危機管理意識をもって生活していくことが何よりも大切です。