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2008年03月18日

根津まちづくりは正念場。(予算審査最終日)

10:00 予算審査特別委員会が再開。今日が最終日です。

 これまでの審議の遅れは取り戻すことができず、 17:00までに全ての審議が終えられるかどうかが心配です。

午前、都市整備費のところで私が「根津まちづくり」について質疑に立ちました。

 「根津のまちづくり」については2年前より基本計画の策定に向け、 アンケート調査や区民によるワークショッップが続けられてきました。

 

 来年度からは住民参加による組織を作ることも視野に入れ、具体的な検討に入るとのことです。

 一方で、このわずか2年の間にも根津の町は大きく変貌したことを指摘せざるを得ません。不忍通りから1本入った裏側にも中規模のマンション建設が進んでいます(写真上)。テーマである 「路地を活かしたまちづくり」を目指すとしても、うかうかしていられない状況です。

 また、今も下町らしい情緒が残っている街区(写真下)については、権利関係が複雑化していることや、 世帯の高齢化により建て替えや共同化が困難になっている状況であることも大きな課題です。

 そうした現状を指摘したうえで今後の進め方については以下の点を区側に要望しました。

1.計画策定にあたってはまちづくり協議会の設置などにより、広範な区民(住民)の意見を集約できるような仕組みを作っていくこと! 特に住環境の整備のみならず、観光振興や商店の活性化などの視点を積極的に取り入れていくこと。

2.まちづくり実現に向け、地権者などへの説明を早急に行い協力を求めていくこと。

3.議論を進めていくことと同時並行して「モデル街区」を設定し、住民の目に見えるよう「路地を活かしたまちづくり」 を具体的に進めていくこと。

 「根津まちづくり」はこれからが正念場です。

 決して行政だけの責任にすることなく、私達区民も「まちの将来」について真剣に考え、 住民参画を基本に結論を得ていかなければなりません・・・。

 

 

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