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2007年06月21日

不正請求その後・・・。(厚生委員会から)

10:00 厚生委員会が区議会第1委員会室(写真)で開会、私も委員として出席。

 「くすのきの郷」における介護報酬の不正請求および文京区の指定取り消しについての質疑が行われました。
以下、質疑を通じて明らかになったことを私の見解も含め抜粋してみます。

1.処分の原因となる事実は「介護報酬の不正請求(4,600万円)及び虚偽の報告。」 不正について約5年間に渡り虚偽の報告をしていたという意味で、指定管理者である同胞互助会の責任は重いといわざるおえません。

2.区と指定管理者の関係については今後チェック体制を強化。(届出書類の審査の厳格化や抜き打ち訪問による確認の実施など。)

3.連座制を受けて、他の3箇所の特養老人ホームおよび「くすのき高齢者在宅サービスセンター」 を除く7箇所の高齢者在宅サービスセンターについても来年度に民設民営施設に転換。現在と同様のサービスの継承を図ることを確認しました。 施設を利用して障害者団体が運営しているラウンジや区の事業であるマッサージ事業などもこれまで同様変化なし。

4.くすのきの郷の指定管理者である同胞互助会については指定を取り消し、本年11月30日をもって区としてのサービスを終了、 速やかに民設民営に転換する。他の施設については引き続き、運営を同じ法人に引き継がれるよう要請する。

5.民設民営後もサービスの低下を招かないために、土地建物の無償貸付など今後も文京区としての支援を続けていく。

6.設置者として不正行為を発見、防止することが出来なかったことから文京区関係職員の処分については厳正に対処する。

7.5年後(設置者としての権利回復)、これらの施設を再び区立として設置し直すかどうかについては今後の課題とし、 現時点では判断しない。

などなど・・・。 

 なお今日の委員会では、来年3月までの民設民営化のスケジュールやその内容について随時報告を受けるために、 必要があれば定例会閉会中も厚生委員会を開催することが確認されました。 また今回の不正請求および指定の取り消しについては事態の重大性を鑑み、文京区議会としても「決議」 をもって意思表示をすることが決定しました。文案は厚生委員会正・副委員長に一任、今定例会最終日に「全議員提出議案」 として議決される予定です。

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