写真は昨日の朝日新聞(朝刊)の一面記事。
東京都が来年度にも小・中学生の医療費助成制度を導入する方針を固めたことが報じられています。
子供の医療費助成制度については文京区政においても大きな課題のひとつです。現在文京区では未就学児(小学校入学前) の医療費の自己負担分の無料化が実施されており、都と区でその費用を分担しています。(内訳 都負担分8700万円・ 区負担分2億3500万円 合計3億2200万円)
そうした中、議会の中には「この制度を区独自の予算で拡大すべき。」との声も挙げられ議員提出議案にもされているのですが、私達は 「子供の医療費については区独自で考えるべきものではなく国や都道府県単位で広域的に取り組むことが最優先。」 との見解のもとに反対してきました。またそうした私達の考えも受け入れられ今回の区議会定例会では「乳幼児医療費制度の拡充を求める意見書」 が全会派一致で採択され、東京都に送付されたところです。
昨日の新聞報道はそんな矢先のことでした・・・。
メジャー新聞の一面に地方行政のしかも一事業の来年度への指針が記事になるのは異例の事だと思いますし、 それだけインパクトのあった内容だったのだと思います。
私達がこれまで主張してきたことが現実性をおびてきたことについては、大きな前進であり、よかったと思っています。
ただ記事を見てみると・・・助成は自己負担額の1/3補助という内容でこれまでの全額補助とは異なっています。
いずれにしてもマスコミ報道の中での話しなので何とも言えませんが、
今後様々な動きの中で文京区としてもどう対処していくか考えていかなければなりません。