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2006年10月13日

「子ども中心主義」からの脱却。(教育シンポジウムに参加)

10:00 定期監査が区役所監査事務局で・・・今日は土木部の17年度事業実績についての監査です。 終了後工事監査で千駄木3・4・5丁目のコミュニティ道路を現況視察。 この事業は電線の地中化など全国でも先駆的な取り組みですので後日「特集」といことでこの日記にてご紹介させていただきます。

13:00 大井町きゅりあん(品川区総合区民会館)で開催された「教育シンポジウム2006」に参加。 知人に誘われ参加したイベントですが・・・これがとても参考になりました。

 基調講演に立った八木秀次氏(高崎経済大学教授)は、1960年代、70年代に米英社会と教育界を混乱させた「子ども中心主義」 に今の日本も傾倒化しつつあることに警告を発しています。「子どもを学校から解放せよ!」をスローガンに広がっていった、 カリキュラムからの解放・校則からの解放・壁からの解放(教室の壁を取り払う) など数々の運動が英米の教育の退廃と混乱を招いたことは歴史が証明するところです。
その後レーガン政権によって教育の建て直しと改革が進められるのですが、 その時のお手本になったのが当時の日本の教育だったというのもとても皮肉な話です・・・。

 幼稚園児や小学生に自己決定権を与えたからといって彼らが正しい判断をくだせるわけがない。 欲望や感情は年齢と共に勝手に増長していくが、価値を育てる心(正しいとか美しいとか・・)や希望を育てる心(生きがい、やる気など) は人が教えなければ身についていかない。それらを親や学校また地域で今一度しっかり教えていかなければ日本の教育は崩壊する。 との結論付けには私も大賛成です。

 子どもの「自主性」や「個性」は大いに尊重するべきだとは思いますが、その意味をはき違えないように家庭でも、また教育現場でも、 あるべき指導や躾(しつけ)について私達も真剣に考え実践していかなければなりません。

 また今の日本の社会では経済の格差とともに教育の格差も拡大・二極化しているように思えてなりません。 そうした現実にしっかり対応していくためにも公教育の充実が一層求められてくることでしょう。

 何はともあれ私達大人が今一度「襟を正して」考え直していかなければ、教育の建て直しも絵に描いた餅になってしまうことでしょう。 まずは私達自身が、子どもから信頼・尊敬される大人にならなくてはなりません。それが建て直しへの第一歩でしょう・・・。

 ちょっと長くなりました。話は変わりますが「まさしニュース」UPしました。 HPをリニューアルして更新がしやすくなったので頻繁にUPし「旬なニュース」をお届けしたいと思っています。是非ご覧ください!

 

 

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