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2006年09月25日

景気の上向きと予算配分について。(監査事務局から)

 9:20 8月分の例月出納ならびに定期監査が監査事務局で行われました。

 例月出納監査では特別区税の顕著な伸びが報告されました。景気の回復が背景にあると思われますが、 地元などでは未だ実感がわかないというのが正直な印象です。 (今年度の特別区民税は前年度の個人の所得の下に算出されるので実際は昨年からすでにプラス成長に転じたということでしょうか?)

 こうした地域の実情との落差やタイムラグについては今後十分な検証が必要です。 ちなみにたばこ税についても前年同月比対比で約3000万円増。これについてはたばこの値上げを見据えての買いだめの影響と見られています。

 いずれにしても来年度予算の歳入見積りについてははこれらの現象・影響をどう検証し、 適切に判断また予算計上していくかが問われると思います。

 例月出納監査に続く定期監査では保健衛生部より昨年度決算およびこれまでの課題および今後の取り組みについて報告を受けました。

 小石川保健サービスセンターのシビック内への移転や介護予防事業あわせて障害者自立支援法施行に伴う利用者サービスの維持など・・・ 超えなければならないハードルは高いと思いますし、 と同時にこれまで私が厚生委員会などで発言してきた財源の確保は必要不可欠な課題だと思います。

 こうした様々な環境の変化にどう対応していくのか?少なくとも障害者自立支援法と区が行う支援事業については、 法の趣旨が地域で障害者を守り自立を促していくという視点に立脚して成り立っているとするのであれば、 国や東京都からの応分の財源の移譲は必須であると思いますし、 文京区の来年度の予算編成に当たっても予算配分については重点課題として捉えていく必要があると思います。

 総じて来年度予想される歳入増加をどう見積もるかと、 何を重点課題としてメリハリある予算配分をしていくかは来年度の予算編成に当たっての重要な要因になることでしょう。

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